いつも子育てお疲れ様です
こだわりが強く、育てにくい!
発達凸凹の母子分離不安っ子の
柔軟な思考をおうちで育てる専門家
発達科学コミュニケーション 玉中ともみです
母子分離不安って知っていますか??
そもそも分離不安症というのは、不安症の一つ
パニック障害や強迫性障害も同じ精神疾患の仲間です
ですが、母子分離不安症に関しては
あまり知られていないのが現状
ほとんどの場合、発達が関係していますが
発達凸凹や発達グレーと言われる場合が多く
それに対して正しい対応がされてこなかったことが
原因となることが多いのです
そんな母子分離不安の原因や目安ともなる
発達凸凹の「思考の癖」について解説していきたいと思います
思考の癖とは
今回もデビッド・D・バーンズの「10項目の認知の歪み」で示されている
⑨と⑩を使って紹介します。
(①~⑧は以前の記事で紹介しています)
⑨個人化
何か悪いことが起きた時に「自分のせいだ」という
思い込みです。
例えば
息子は、私が仕事から帰宅したときに「あ~疲れた」というだけで
「僕のせい??」と言っていました
その時は私が「思考の癖」について無知だったので
「なんでそんな風に思うの?」と言ってしまっていました。
社会で生活を送っていて、いいことばかりということはありません
悪いことが起こる度に自分を責めてしまっていては生活さえ難しく、
外の社会で過ごすことを遮断しようとするのは、自分を守る動きです
息子は、学校に行けなくなる・1人で行動できなくなる
といった状態になってしまいました
そこから、脳科学に基づいた子育てを学び研究したのですが、
精神状態が悪くなっている時には
「思考の癖」が強く出るので、知っておくことが目安になります
⑩心のフィルター
記憶に残っているのが悪いことばかりという状態
これはASD(自閉スペクトラム症)傾向の強い発達凸凹さんには
多く見られます。
発達凸凹さんの中には記憶力が人一倍良い子も多くいます
何年も前の些細なことまでネガティブな記憶をしっかり覚えています
例えば息子は、状態の良くなかった3年生の時、
1年生の時に作った作品をふと見つけて
「この時、忘れ物をして怒られた」と言ったのには驚きました。
「上手にできた」というような記憶が残っていなかったのです
生まれ持った「思考の癖」(認知の歪み)がある状態で
社会生活を続けることが、精神的に大きな影響を与えることは
言うまでもありません。
お子さんに、一人でなかなか行動できない様子や
学校への行き渋り、不登校のような状態が見られる時、
そのSOSに気づいてあげてほしいと思います
今回まで紹介した「思考の癖」について
どういった対応が良いのか、これから載せていきますね
周囲の正しい対応次第で、思考の癖は落ち着いてきます。
発達科学コミュニケーション 玉中ともみ