最近、修理にいらっしゃるお客様の車を見て気になるのは、タイヤの減り加減です。

すでにスリップサインが出てしまっているタイヤも見かけますし、滅多にない雨の日に運悪く摩耗したタイヤでスリップした、なんて話も聞きます。

何分、雨がほとんど降らないので、なかなかタイヤの消耗具合の実感が湧かないのですが、タイヤの寿命は目にはっきりと見えます。

そこで、今日は、タイヤの寿命と変え時の話です。

タイヤのスリップサインが出る(タイヤの溝ではなく出っ張っている方の部分がスリップサインと同じ高さまで摩耗するという意味。)のは1.6mm(2/32インチ)です。スリップしますよ、という警告です。



アメリカでも日本でも法令でリーガルリミットとして、この数字が定められています。残溝がこれ以下になると法令違反となるため、即時交換する必要があります。中古車の査定時にも、残溝1.6mm以下のタイヤは交換(0点)と評価されます。

タイヤの交換時期はどのくらいなのでしょうか。気になります。ところで、新品時のタイヤの溝はどのくらいあるかというと、約8mm(9/32インチ)だそうです。



また、タイヤを交換する際の平均残溝は3mm(4/32インチ)程度と言われています。

興味深い実験によると、残溝3mmのタイヤを履いた車と、残溝1.6mmのタイヤを履いた車では、共に75mphで走った場合、1.6mmの方は完全停止するまでに、3.0mmの車よりもさらに100feetも距離が必要で、さらに、3mmの車が完全停止した100feet手前の場所では、1.6mmの車はなんと、45mphで走っていたそうです。

アメリカ人はそんなことは気にせず、つるつるになるまで走りますが、それはさておき、残溝1.6mmまでになるとかなり危険な状態のため、その前の交換が好ましいです。

さて、新品のタイヤをはいてから、どのくらいの距離を走ることが可能なのでしょうか?

タイヤのゴムが1mm摩耗するのに5、000km程度(約3、100マイル)かかると言われています。つまり、新品時8mmのタイヤがスリップサインが表示される1.6mmまで走るのには32,000km(約20,000マイル)ほどかかる計算になります。走り方にもよりますが、約1年~1年半くらいでしょうか。

2年間タイヤを交換されていないという方は、ぜひ気にして下さい。命に関わることだからです。

そんなことから、車の修理屋さんからすると残溝が3~4mmになっているタイミングで交換をお勧めするのが良い時期といえます。

早めのタイヤ交換で安全なカーライフをお送りください。

◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆

車のこと何でも!
お問い合わせはお気軽に電話ください。

T-TAKサンディエゴ店(ザイオンマーケット隣)
住所:7515 Clairemont Mesa Blvd., San Diego, CA 92111
電話:858-560-0909
ホームページ:http://www.usttak.com/ 
メール:ttaksdnew@gmail.com

タイヤ・ホイールのご注文はこちらから。日本へお届けいたします。
T-TAK Auto Trader
http://ttakautotrader.com/