ロボットにはないもの
本日は
日本経済産業政策研究会
の勉強会に出席させて頂きました。
自民党の議員や無所属の議員の方々が多く出席しておりました。
講師は
経済産業大臣政務官 北村経夫参議院議員。
(写真が暗くて申し訳ないです・・・)
テーマは
地方創生
「大阪の今」「国の取組の今」を共有し、地方創生を共に実現しましょう
というもの。
北村政務官から政治や経済、そしてインバウンドや地方創生についてなど幅広い内容でお話を頂きました。
特に考えさせられたことは
第4次産業革命
について。
これまで
蒸気機関とそれで動く鉄製の機械、綿工業などの軽工業が発展した第1次産業革命。
電力と石油などの新エネルギーを利用した機械や化学合成物質などの新素材を生み出した重化学工業が主流となった第2次産業革命。
そして、コンピュータなどのICプログラムを駆使した情報通信産業が発展した第3次産業
を経てきました。
そして、今後の流れと考えられている
第4次産業革命。
つまり、人口知能やロボット技術などを駆使した時代がくるということです。
最近のニュースでも話題になっておりましたが
2030年頃までに49%の労働人口が人工知能で代替可能になるというのです。
以下のリンクで業種などを確認できますので是非ご覧ください。
https://www.nri.com/jp/news/2015/151202_1.aspx
確かに、技術が発展することは良いことであり
ロボットが活躍する時代もそう遠くはなく
必要な分野も出てくるかもしれません。
しかし、私が一番心配していることは
今でも問題になっていることですが
人間の心がどうなっていくのか・・・
ということです。
人間には人間にしかできない
ロボットには真似できないこと
がたくさんあります。
生き物にも共通する点はあると思いますが、
人間の子供を産むことができるのは人間ですし
喜怒哀楽の感情を持ち
言語を巧みに操ることができるのも人間。
そして、自身が育ったまちや国に誇りを持つこともできるのも人間。
決してロボットにはできないでしょう。(できる時代が来たら驚きですが・・・)
色々とロボットではできないであろうことを書きましたが・・・
ロボットにできないことを、我々人間は大事にしなければいけない
と思います。
命の大切さ、道徳の大切さ、そして母国語を大切にし、育ったまち、国に誇りをもつ
などなど・・・
これらこそが、
第4次産業革命が訪れ、そしてロボットが大活躍する時代であっても
我々人間は大切にして忘れてはいけないものなのです。
技術の面でもそうです。
私の実家は製材所ですが
「かんな」について、職人さんからよく話を聞かされました。
「最近、木材を削る時はほとんど機械を使っとる。でも、かんなは職人の感覚で数ミリ単位で削ることができる。機械にはでけへん、人間の感覚で削るんや」
と・・・
もしかしたら、数十年後に絶妙な感覚で職人なみに削ることができる「かんな機械」ができるかもしれませんが・・・
それでも、様々な分野において
人間がもっている機械にはない「感覚」というものが大事だと思います。
特に、日本人はそのきめ細やかさがあると世界でも有名ですよね。
やはり、
便利な時代が来ようとも、そして人口知能で代替可能な職種がたくさんあったとしても
大事なものはこれからも引き継いでいかなければいけないのです。
そんなことを思った一日となりました。
そういった部分で
やっぱり
教育
が大事だと思った次第です。
過去のブログでも何度も書いておりますが・・・
どんな課題でも、その解決策は
最終的に
教育
に結びつくことが非常に面白いです。
これからも議会で
その教育の大切さについて、様々な視点で訴えていきます。
本日は、本当に勉強になりました。
本日の学びを守口市でも活かしていこうと思います。
明日は
林英臣政経塾
これまたたくさん学んできます。
それでは、おやすみなさい!