最近若い子達と良く会う。
ビックリするくらい新聞を読んでいない。
残念である。
皆“ネットで見てますから”、
と堂々と答えるが、意味が分からない。
新聞は紙で読むからこそ意味がある。
紙で読むからこそ、
自分の興味がないニュース、見出しが目に入る。
包括的に物事を捉える習慣ができる。
世の中が連動していることが分かる。
何もネットを否定しているわけではない。
しかし、ネットでは興味のある記事に偏りがちとなり、
記事を掘り下げる事はできても、
ニュースとニュースの繋がりへ視野が拡がらない。
社会人となって最初に覚えなければいけない「仕事」とは、
「合わせられる」事である。
ここでいう「合わせる」とは、
自分と違った世代や価値観、バックグラウンドを持った方に
自分を迎合できるということである。
新聞には、本当に様々なニュースや意見、
論説が書いてある。
それらを知る事によって違ったバックグラウンドの方と
同じ話題が話せるようになる。
合わせられる。
学生時代の頃は、友人と家族が世界の全てかもしれない。
しかし、社会人となれば、友人と家族に加え職場とお客様、
他にもお付き合いする方々の幅は広がる。
仕事と休みの事をよくオンとオフという。
オンとは「合わせる」時間の事だ。
オフの際まで「合わせる」事はないかもしれない。
ただもし「合わせっぱなし」の状態を続ける事が、
オンとオフの切替がうまくいっていないとすれば、
「合わせない」状態を続ける事は、
職場放棄である事も同時に知る必要がある。
「合わせられる」ことが、
社会人として、大人としての第一歩であり、
それには「新聞を読む」ことはとても有効だ。
冒頭で若い子達と書いたが、
今、大人になっても新聞を読まない(読めない)人はいる。
いつまでも「合わせられない」人が大勢いる。
中納言メンバーには、格好良い大人でいて欲しい。
新聞は読んで欲しい。
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