日経レストランさんの取材にて | 田上剛大のブログ

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昨日は日経レストランさんの取材でした。

基本自社は外向けの媒体は出ないのですが、ガウダンテを取りあげて頂けるという事で私も行って来ました。

「知っておきたい繁盛店舗」という事だったので、
正直自社はまだまだやのにと思いつつ、後から合流すると、
マネージャーやシェフ、店長がめちゃくちゃ熱く語ってくださっていましたメラメラ

その姿を拝見すると、
うーん素敵アップ
こだわりをバンバン話していました。

最近改めて思いますがモチベーションアップとは何かを受け取る事でなく、何かを発する事によってなのだなぁと感じます…

改めて引き受けて感謝でした。


ただ自社はガラパゴス的な進化をしてきているので、外向けには説明が分かり辛かったと思います…

インタビューを受けていて「戦略的にそうされているんですか?」という質問が多かったのですが、この部分は受け応えに困りました。

というのも、
ガウダンテが成功しているのは戦略ではなく、熱意なんですよね。

私がいうのも何ですが、立地戦略も、価格戦略も、業態戦略も弱いんです。

立地は抜群に悪いし、ファミリーレストランにしたくないというシェフの想いもあり、価格は高めだし、業態といえるような他店舗展開モデルでもない。

ただ事実として去年が過去最高の売上で、それは三年前より、五年前より、十年前よりオープン当初より良くなっています。
少しづつずっと前年度比より良くなって14年目に到っています。

戦略的というより、全てそこに居るスタッフ達の情熱と日々の試行錯誤の結果です。

彼等にとっては、
本格的イタリアンではなく、
イタリア人シェフによる本格イタリア料理で、

ただのイタリア料理ではなく、
イタリア、ピエモンテ州料理であり、

だからお店は全ての国のワインを取扱うのでなく、
100%イタリアワインで、
その中でもピエモンテ中心で、

ワインも酒屋さんで買うだけでなく、
自分達で選んでコンテイナーで輸入して、

元来陽気な居酒屋というお店だけど
ソムリエが二人いて、

料理とサービスにこだわっていく内に
アルバイト体制ではなく、
社員が八名もいる体制となって…



彼等の熱意こもった話を聞いていると
何か戦略という言葉が私の中で、ちっぽけな言葉に聞こえてしまいました。

正直そんなに器用にやってきていないからです。

戦略的に格好良くいう事も出来ますが、それは全て後付けです。

なのでこれからも店は変わり続けるでしょうし、
進化し続けていくと信じています。

今神戸にもガウダンテが二店舗在りますが、彼等も同じ想いで店を展開してくれています。

三店舗とも同じ名前ですが、店の雰囲気も料理も全て異なります。

違うカラーです。
それで良いんです。

でも本当に美味しい店、楽しんで頂けるレストランを創ろうという、
根っこは一緒だからです。

会社は全面的にそのサポートをする事が役割です。

話を聞いていて、
本当にスタッフ達が格好良く、
一緒に仕事が出来る同志として、
誇らしかったです。

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