築120年というI様のお宅に再度調査に向かいました。
前回は遅い時間だったため、床下や天井裏の調査が出来なかったからです。
天井裏に上がってみると、そこは物置兼作業場のような感じになっていました。
ワラで編んだむしろやわらじがたくさんありました。
おじいちゃんに何に使う道具なのか尋ねてみると。
『わらをほぐす道具じゃ。これはお宝だ!』と、とても喜んでいました。
明治時代のご先祖さまが使っていた道具だろう、という事です。
民俗資料館に寄付するかという話も出ましたが、お守りとして家に飾っておく事になったようです。
天井裏には、雪囲いや雪吊に使う丸太や竹を置くスペースもありました。
その他にも120年の重みを感じる事がいろいろとありました。
家というのはその家族の歴史を刻んでいくものなのだな、としみじみ感じる1日でした。