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ちくわブログ(ほとんどポーカー、たまに大学生活)

基本キチガイ。

最近ポーカー関係しか記事書いてないです(´・_・`)

ついったー:Jackin_river
Pokerstars:JACK25250124
Fulltilt:Jackin river
天鳳:アマテラス田中

マイクロのメジャーエラーの一つ。
とりあえず打っとけば降りる。とりあえずフロートすれば利益出る(間違いだけど実際出ちゃうほどマイクロはヌルい)。と、もひとつ。

サイズでハンドの強弱を判断する。

リバー20%のベットに勝っているハンドないのにAハイでコールしてあっさりトップペア見せられてマックとかよくある。
だからこそ、そのメジャーエラーを利用したオーバーベット。基本マイクロなら大体降りてくれるか泣き泣き愚かなコールをしてくれるか2つに1つである。

この前俺の友達がオンラインでプレイしているのを見ていた時に、こんなシーンがあった。

$0.01/$0.02にて、彼は99を持っていて、COから.06にオープンレイズ、BUだけコールしてHU。BUに対してのイメージは俺からしたらLAG、フロート魔といったところ。

フロップ258のレインボー、いかにもフロートコールされやすいボードがやって来た。
彼は0.12のベット、BUはスムースコール。
ターンで3がおちて、彼はいきなりタイムバンクまで使って考え始めた。
曰く、「こんなドライボードでCBにコールするってことは彼はセットかトップペアのどっちかだよなあ」と。彼はポットコントロールの意図でチェックした。
いやいや、67やおそらく推測だが5のペア、2のペア、Aハイくらいまでコールレンジありそうだけどと突っ込みたくなったけど全部言うのはハンドが全て終わってから。

で、BUは正気の沙汰ではないことにポットの150%くらいする.60を叩き込んできた。
さてどうするかなと思いながら彼のぼやきに相槌だけ返す。

俺ならそもそもDBを打つんだけど、ポットコントロールの意図でチェックしたらここはブラフキャッチの意図でコール。リバー次第でc/cかc/fでいいんじゃないかな。スケアカードがちょっと多すぎるのが難点だからターンで降りるってのも悪くはないと思うが。あらゆるリバーはBUのスケアである可能性の否定できないカードであり、おそらくタイトな彼はリバーでオールインされた時かなり高い可能性で降りるのでは、と。

が、ここで彼がとったアクションは、「もういいや!」とティルトしC/Rオールインをした。おそらく彼自身にも俺にも誰もかもが予想外のアクションである。

これに対しBUはスナップコール。33を見せてきてリバーA。あっさりと1BIを盗んで行った。
うわぁ…

ここで俺が何よりもまず考えたのは、何故150%ものオーバーベットを叩き込んだのか。
フィッシュだからと言い切ってしまえばそれまでなのだが、これは有用なのでは、と思わせた。

例えばCOがATでオープンして同じボードが落ちて同じサイズのCBをしてターンチェックして.60を打たれたらすぐに降りるだろう。
けどオーバーペアを持った彼は降りるどころか逆に罠に自ら突っ込んだ。

どんな手品をしたのか。俺はこう仮定した。
「相手が意図することと逆のことをすれば
 相手は嫌がる≒ポーカーにおいては稼げる」
当然のことだ。
ポットコントロールの意図が見えるならポットを相手が嫌がるくらいでかくしていけばいい。なるほどなるほど。
それを相当彼はヘイトし、ティルトを起こす。そこまでBUが読み切ったなら、BUのプレーは絶賛されるべきプレーだ。

つまり、オーバーポットは相手のキャッチレンジをクラッシュし、かつティルトに追い込めるぶっ飛んだ武器になる可能性がある。が、リスクも相当大きい。
前回と非常に密接なかかわりを持つチルらない話。前回のエントリも見直すべし。そしてオンラインもライブポーカーもするよって人、多分必見。

前回俺が伝えたかったことは、ざっくり略すと「短期的なデータで人を判断するな」ということだった。
では、これがライブポーカーになるとどうなるか。

HUDはないし、どういうイベントに出るかにもよるがおそらくほとんどがアンノウンだろう。
よって、そのような環境で勝つにはやはり短時間で相手がどういう人間かを把握し、なおかつ相手がプレイスタイルを変えるか否か敏感に察知すべきである。

ハッキリ言って運とハンドとスキルがないとまず勝てない。しょうがないね。長期的にすら勝てるかどうか不明な相手に短期的に勝てるかどうかなんてわかるわけがない。

そして、そのような相手に素直にポーカーをすると、ブラフとブラインドでじわりじわりとスタックを減らされる。当然だ。相手はブラフも仕掛けてくるしライブに行きはじめて数回なら飛びたくないプレッシャーもある。タイトにならざるを得ない。するとブラインドに殺される。くやしいなあ。

つまるところ、ライブポーカーの人たちはそういう非常に攻撃的なプレーに慣れている。LAGこそ正義。とは言っても日本のライブポーカーは速いブラインドのトーナメントが多いので海外や国内の中でもビッグイベントに出ればもっとゆったりタイトにポーカーできることは確かだ。
そしてポロっとミスをしたところを一突きされる。くやしいなあ。

しかし、そのミスプレーを犯したとき、こうしたほうがよかったんじゃないか?と即座に議論が起きることがある。素晴らしい。

ところがどっこい、オンラインだと自分がプレイしたハンドの記録は残っているのに、自分で「これは大丈夫。問題なし」といえるハンドがときどき大きなミスプレーを犯していることがある。
当然自分ではそのミスに気付けないので、ハンドフォーラムにも投稿されないまま履歴へと沈む。

自分を客観的に見て、これはダメなプレーだと気づくことができない。

逆に客観的に見てこれはどうなんだろうと思うプレーヤーは伸びる。当然だ。自分の常識に疑問をもって、その解決策を第三者が教えてくれるからだ。

この自分を客観的に見る力は、これこそが才能ではないのかと思いつつある。ぐぬぬぬ。多くの人は、努力すればなんでもできると高らかに語るが、この力がないとそもそも努力することすらままならない。くやしいなあ。

だが、この力がないからといって悲観する事はない。そこで話を戻してほしい。
自分のリアルタイムでのプレーに、誰かが茶々を入れてくれる環境を。

そう、それこそ…



ポーカー配信!!!



…………。

正直すまんかった。
とにかく、自分のプレーをリアルタイムで見てくれる人間は必ず力になってくれる。それがライブだろうがオンラインだろうが。