こんにちは、よら天子です。めちゃくちゃ長いブログになってしまいました…。よろしくお付き合いください。
『ボヘミアン・ラプソディ』の応援上映(塚口ウェンブリー)が毎回発売日に満席になっており、お客様にはご不便をお掛けして申し訳ございません。追加の応援上映は今夜お知らせします![]()
もうしばらくお待ちください![]()
それでは、そんなに秘話でもない制作秘話をお送りしたいと思います。
これを書くことによって、私の適当さ(大らかと言って頂けると幸いです)が露見する気がしますが、今までのブログでも適当さ(大らかと言って頂けると幸いです)が出ているので心配ないですね!こんなんじゃあかんとわかっていても直せない![]()
ダンボールdeクィーンなりきりセットを作るきっかけは、「ダンボールでギター作りたい~~~」の一声から![]()
塚口ウェンブリーは楽器持込禁止なので、コスプレさんたちのために「鳴らない楽器を作ろうぜ!」とダンボールマイスターのロキちゃんを巻き込みました。
【型紙作り】
ギター![]()
出来れば平面で真正面からの写真が良いので、ブライアンのギターは「レッド・スペシャルのレプリカ」から型紙を作りました。まさかのレプリカ…
さらにレプリカのレプリカなので、レッド・スペシャルから遠い存在…その名もダンボールスペシャル。(今決めた)
ギターは大きさが書かれているのですが、未知の言葉「スケール長24インチ」![]()
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検索の戦いが火蓋を切りました。結果、なんとなくそうかな?という結論に至り、なんとなくそれっぽいと思われる大きさに決定しました。
ベース![]()
ディーキーは色々なベースを使っている(ウィキペディア調べ)ので、LIVE AIDで使用したベースを調べる作業→平面で真正面の画像を探す→最難関の作業、大きさを調べる→よくわからないので適当に印刷→「進撃の巨人サイズ」で印刷してしまう…
私は適当人間なので印刷し直したくなくて言い訳を並べました。「ディーキーは後ろに立っているから、小さく見えると思うの。このぐらい大きくないと(以下略)」
……すぐに却下されました。
力を振り絞り、再印刷、なんとなくそれっぽいと思われる大きさに決定しました。
ドラム![]()
あとまわし(作業工程が多すぎて考えたくなかったんです、このとき)
【部品作り】
型紙に合わせて、下地になるボディを2枚ずつカットしました。(無心でカットするだけのこの頃楽しかったな~
)
そして適当に部品作り。どうやって貼り付けるかなどは、この時点で考えておりません。一番したかったのはボリュームのツマミを付ける工程。「なんで2個付いてるん?」な人間ですが、ちゃんと調節してる風にクルクル動かせるようにしました。ダンボール・スペシャルの「ガラス注意」は裏と表を間違えてカットしたのですが、なんか綺麗に文字が入ったので…味ということで…。
この画像の作業中の私とロキちゃんの会話
私「うわ、今すごいことに気が付いた!」
ロ「?」
私「段ボールをお尻の下に敷くと温かい!」
ロ「誰に向かって言ってるんですか…段ボール界では有名ですよ」
私![]()
(今まで何時間、尻にダンボールを敷き続けたんやろか…)
ロキちゃんとは…ぽぷこ上司が作りたいものを具現化するサンサン劇場最大のダンボールマイスター。「もう作りたないねん(孤独な作業が嫌い)」が口癖だけど、この言葉はいつも聞き入れてもらえない。暑い日も寒い日も戦車もお城も、一人で黙々と作り続けた熟練工。カーブを付けやすいダンボールや切りにくいダンボールのことは彼女に聞けばだいたいわかる。
【部品貼付、弦(のつもりの麻紐)張り】
ペグと呼ばれる部分(お客さんのtwitterで名前知りました)のフックは、バナー(今なら劇場正面に『ドラえもん のび太の月面探査記』が貼ってあります。アレです!)の部品入れにあった使途不明部品です。これを固定する方法が分からなくて、ダンボールの上に置いて「固定できたらな~」と言っていたら、ロキちゃんが結束バンドで固定してくれました。弦を張るネジのところを適当にグルーガンで留めたら、ロキちゃんに「汚いな~!もっときれいに…あぁぁ!」と言われているのを無視してベトベトにくっつけました。してやったぜ!
ボリュームのツマミの部品は、「映写部品、よくわからないもの」の引き出しから持ち出したものです。映写部品かどうかも分かりません。これ何なんでしょうね?
一番最初に完成したなりきりセットです![]()
なぜ、ベースから始めたか…![]()
弦が4本だからです。
ブライアンのギターは…なんかいっぱい部品ついているし、弦6本だし…。
腰が重かったなぁ…(この時はドラムセットで時間に追われるなんて思いもしませんでした。)
弦を張るネジを適当に付けたら、ねじ回しの位置とズレすぎていて、ロキちゃんにやり直されました。「適当でいいやんかー!」とぶーぶー言っていたんですが、完成品を見て思いました。
見た目重要ですね!
ボリュームのツマミは映写機で使われていたベアリングです。裏面は油汚れでベアリングの玉がくっついていました。年代物です![]()
アームは一時期、待合室に飾っていた胡蝶蘭の支柱を使いました。
完成!
でもよく見て下さい!
どんだけ大きいジャックが入るんだよ…って感じですね!(適当の極み、ぽぷこ上司の探した画像で作成)
【塚口ウェンブリーのポスター】
LIVE AIDのポスターを捩って、尼崎の地図でポスターを作ってほしいと、イースちゃんに頼みました。
イースちゃんは城のしゃちほこや
フェルトでクリスマスのオーナメントを作ってくれた小物職人です。
芸が細かいのです
「BTTF」のマーティの靴はナイキのマークが入る徹底ぶり![]()
できたのがコチラ!!!オール手書き!!
のところが塚口です
文字は「SUNSUN」も「Tsukaguchi」も収まりが悪いので、ぽぷこ上司案の「DO IT」になりました。
【ドラムセット】
ドラムやシンバルは、普段の仕事や映写の合間にちょこちょこ作りました。
バスドラムの表面をどうする?とロキちゃんと相談しました。
ロジャーのドラムを検索したら、ロジャーの顔になっている画像を発見![]()
でも、鳴らないドラムにロジャーの顔を載せるのは、かなり抵抗があります。
塚口サンサン劇場って書く?インパクトがないし…![]()
サンサンの顔?サンサン太郎?いや、子どもっぽくなる…![]()
丸い…丸い…サンサンの顔…
この前、毎日新聞にぽぷこ上司の顔が載っていたのですが、「これメンコにしたいよな~」「いくらひっくり返してもぽぷこ上司!」「後頭部の写真撮ろうや!」という会話を思い出しました。
丸いぽぷこ上司![]()
懇願して懇願したおして、了解を得ないまま強行突破で作成しました。
ロキちゃんの伝家の宝刀「もう作らないから!」が決めてで、ぽぷこ上司は沈黙しました。
そうして塚口ウェンブリーの1日前にすべてのシンバルとドラムを作り終えました。
当日16時頃からドラムセットの設営に入りました。
すべてのパーツを作り終えたつもりだったんです。
バンド経験者の映像部エースに「ちょっと位置とかの確認して~」と頼んだところ…
「ベースのアンプがギターアンプ!!!ギャー!!!」
「シンバルが外れます!!!」
「このシンバル、曲がってますよ…あぁ、チャイナシンバルのつもり…そっか…。」
「わぁぁ!!!スネアドラムがありません!!!」
スネアドラム???
映像部エース(エ)に、ロジャーのドラム姿の画像を見せられ、
エ「ここに見えています、コレです!」
私「ちょびっと白い布みたいなのが見えるけど…え~?」(作りたくない)
エ「ほら!これにも載ってる!この小さい、こういうの!」
私「普段見えへんねんから…いらな…(エースの瞳が燃えたような気がした)…いる?」
エ「バスドラムのドンにスネアドラムのパンって音!基本です!基本的にコレとコレとコレと…(略)は必要なんです!」
私「…作りまーす…」
で、映像部エースはベースアンプを10分で作成し、18時ジャストくらいに作り上げました![]()
私の適当具合が十分伝わったと思いますが、ちゃんと軌道修正してくれるスタッフがいるので安心ですね!
バスドラムはすごく笑いを誘うので、スタッフのお気に入りです。被り物としても利用できるようにしましたが、ぽぷこ上司非公式のため被れるのはスタッフのみとさせていただきます。でないとぽぷこ上司のライフが0になってしまう…![]()
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これに合わせて(合わせにくいテンポですみません)we are the championsのサビを歌うとちょっと楽しかったです![]()
このGIFに対するぽぷこ上司の感想は「『パプリカ』みたい」でした。














