10/25(土)より『イン・ザ・ヒーロー』上映します! | sunsun cafe

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こんにちは、よら天子です。


『イン・ザ・ヒーロー』の上映が決まりました。


もう、いち早くお客様にお伝えしたかったんです!!!


だって!!!


面白いんですよ~~~~~!!!!!


そう、毎度おなじみ「面白い」と私が言うと長いブログになります。

なので、作品情報だけ教えて!というお客様のために、

先に解説とあらすじを・・・。


『イン・ザ・ヒーロー』

(C) 2014 Team REAL HERO

解説

特撮作品などで、ヒーローや怪獣のスーツ、着ぐるみを着用し演技をするスーツアクターを題材にしたヒューマンドラマ。25年にわたってスーツアクター一筋の男の姿を、若手俳優との絆やハリウッド映画出演などを交えながら映し出していく。メガホンを取るのは、『EDEN』『モンゴル野球青春記』などの武正晴。『20世紀少年』シリーズなどの唐沢寿明が主演を務める。共演は福士蒼汰、黒谷友香、寺島進ら。作品に命と懸ける者たちの生きざまに迫った熱いストーリーもさることながら、スーツアクター界の内幕描写の数々も興味深い。

 

あらすじ

下落合ヒーローアクションクラブの社長にして、その道25年のスーツアクターである本城渉(唐沢寿明)。数年ぶりにヒーロー番組の劇場版作品に出演した彼は、一ノ瀬リョウ(福士蒼汰)という人気若手俳優と出会う。ヒーロー番組に敬意を払わないリョウと対立するも、ある出来事を契機に本城は彼と絆を育むように。そんな中、日本で撮影中のハリウッド大作で、落下して炎にまみれながらノーカットで殺陣を繰り出すクライマックスに出演する予定だった俳優が、恐れをなして降板。慌てたスタッフは、本城の評判を聞き付けて出演をオファーする。




 

 

コチラの作品を、私は試写会で観させていただきました。

観る前・・・ぶっちゃけますと、

「絶対におもんないわ~。行くの面倒や~。」

はい、こんなことを本当に言っていました。

このポスターで女性はあんまり食いつかないかも…

正直に言いますと、私は本気で全力でまったくもって惹かれませんでした…。スミマセン…。

 

 

映画好きにあってはならない「作品を観る前に評価を下す。」をすでにしていました。

それぐらい、期待度は低かったんです。

 

なのに…

 

 

上映後、「映画って裏切られるからやめられない・・・。」と初心に戻っていました(笑)

しかも自分自身も本城の影響受けて熱い人になっていました(笑)

 

 

 

最近のエンタメ映画はなんというか

「テレビ映画」(と私が勝手に呼んでいるのですが・・・)的なものが多く生み出されています。

カメラワークがシンプルで、見せ場をカメラワークで作ろうとしなかったり、台詞で状況説明をしてしまったり。セットでの撮影が白々しく感じてしまったり…。

「テレビ映画」が駄目な作品だとは思いません。

軽い気持ちで楽しめる立派なエンターテイメントであり、

映画的技術なしでも人を楽しませる要素を、たくさん持っている作品もあります。

「面白かった~!」とお客様を笑顔にしてくれるなら、その映画はそれだけで素敵な作品だと思います。

だから、サンサン劇場で上映する作品は、私たちの好みは隅っこに追いやって、どんな作品だろうと大切に宣伝したい!と思っています。(が、なかなか宣伝できていませんが・・・)

 

 

でも、やはり映画を愛するものとして、いち映画ファンとしては、映画的な映画をいつでも欲してしまいます。

そしてそういう映画から、映画の世界に深くはまってほしいと思っています。

お客様を映画の世界に誘惑できる性質の作品といいましょうか…。

ライトな映画ユーザーをディープにしてくれる作品といいましょうか…。

あんまり映画を見ない人に『複製された男』を勧めたりしませんが、

『イン・ザ・ヒーロー』なら、ライトな方だろうがディープな方だろうが、私は勧めます!

 

『サニー 永遠の仲間たち』もそういう映画だと思います。

きちんと映画的要素を踏まえながら、エンタメとして昇華できてて、日本も絶対こういう映画出てくる…と期待していました。

(私が見逃しているだけで、良作エンタメはもっとあるよ~って情報をお持ちの方、お教えください~!)

 

 

『イン・ザ・ヒーロー』で使われている映画技術的なものは、どちらかというと「ベタ」な表現が多いです。

でも、そのベタさが、アクションヒーローの、彼らを取り巻く環境を「B級作品」と見られることを上手に表してくれています。

 

お祝いのシーンでは手持ちカメラで、その仲間になったかのような動きを見せてくれ、ハリウッド映画からしたら巨大でもない、巨大セットをカメラで下からグググッと撮ることで、身近な緊張感を見せてくれます。

 

ラストで長回し・ワンカットでクールに決めるより、カットを多用して、動きをスパスパと素早く見せ、軽快なテンポをつなぎ合わせる方がこの映画には合っていると思いました。

 

そして多様な立場からの登場人物の映画人っぷりを端々に仕込んでいます。彼らのど根性ぶりに泣かされ、笑わされました。

 

世間一般では、特撮というとどうしても「B級」や「子供向け」のレッテルを張られてしまいます。

(お恥ずかしい話、私もその一人でした…。)

『イン・ザ・ヒーロー』は、そのレッテルを踏まえつつ、「ロマン」や「憧れ」「カッコよさ」を噛み砕いてわかりやすく、しかも熱く伝えてくれています。

 

本当に惚れた映画なので(笑)、このブログを読んで見ることに決めた方が一人でもいてくれたらものすごくうれしいです!!

 

ぜひ、『サンサンアクションクラブ入団式』と合わせてご鑑賞ください!