8月の“35mm企画上映” 「ドイツ映画でハットトリック!」
【鑑賞料金】:一般1,000円 その他800円
2014年ワールドカップブラジル大会を制したのはドイツ!
これを祝して、サッカーで世界を沸かせたドイツの映画を3週連続で上映!
「サッカーには国民性が現れる」とよく言われます。秩序を重んじ、合理的に組織され、規律を重んじ、選手はひたすら「やるべきことをやる」ということが浸透している結果、正確で早いパス回しと高い組織力で、最高の結果を迎えました。
こう聞くと、ドイツは一見硬そうなイメージですが、今回の3作品はバラエティに富んでいて、ドイツのいろんな表情がお楽しみいただけると思います。もちろん3作品とも35mmフィルム上映です!
8月2日~8日
「マーサの幸せレシピ」
原題:Mostly Martha 製作:2001年 上映時間:105分
監督・脚本:サンドラ・ネットルベック
出演:マルティナ・ゲデック、セルジオ・カステリット、マクシメ・フェルステ
仕事熱心だが感情表現に乏しい女性シェフが、周りの人間との触れ合いを通じて、愛情やコミュニケーシ ョンの大切さに気付いていく姿を描いたハートウォーミング・コメディ。主演のマルティナ・ゲデックは、本作でドイツ映画賞の主演女優賞に輝いた。2007年にはキャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演で「幸せのレシピ」のタイトルでリメイクされた。
8月9日~15日
「善き人のためのソナタ」
原題:Das Leben der Anderen 製作:2006年 上映時間:138分
監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演:ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデック、セバスチャン・コッホ
第79回アカデミー賞外国語映画賞受賞。旧東ドイツで反体制派への監視を大規模に行っていた秘密警察“シュタージ”。本作はこのシュタージ側の人間を主人公に、統一後も旧東ドイツ市民の心に深く影を落とす“監視国家”の実態を明らかにするとともに、芸術家の監視を命じられた主人公が図らずも監視対象の考え方や生き方に影響を受け、新たな人生に目覚めてしまう姿を静謐なタッチでリアルに描き出す感動のヒューマン・ドラマ。
8月16日~22日
「ソウル・キッチン」
原題:Soul Kitchen 製作:2009年 上映時間:99分
監督:ファティ・アキン 音楽:クラウス・メック
出演:アダム・ボウスドウコス、モーリッツ・ブライブトロイ、ビロル・ユーネル
秩序も規律も重んじず、組織的な部分がまったくない個性豊かな面々が集うハンブルクの大衆食堂を舞台に繰り広げる悲喜こもごもの人生模様をユーモラスにそしてソウルフルに綴るヒューマン・コメディ。ハンブルクの大衆レストランを経営する弟と服役中の兄のギリシャ系ドイツ人兄弟を中心に友情や恋愛、人生を多彩な音楽に乗せて描く。見た方の誰もが、ダメ人間だけど憎めない兄弟に笑い、ハッピーな気持ちにさせられる最高に楽しい作品。