塚口サンサン劇場の歴史は、1953年に現在の地に『塚口劇場』を開設したことから始まりました。
1978年7月7日に、4スクリーンの『塚口サンサン劇場』となり、今に至ります。
2013年の今年で開設から60年です。時代が変わろうとも、当劇場のモットーである『エプロン姿でも気軽に来られる映画館』を守り、これからも1本でも多くの素晴らしい映画を上映していきます。
[開設60周年記念特別上映]
高畑勲と宮崎駿。
50年以上ともに走り続けることになる運命の出会い
7月6日~12日
「太陽の王子ホルスの大冒険」
7月13日~19日
「パンダコパンダ/雨降りサーカス(2本立て)」
〈料 金〉500円均一。
7月6日(土)~12日(金)
「太陽の王子 ホルスの大冒険」
1968年公開/82分/カラー/シネスコ
(C)東映
製作を宮崎駿と大塚康雄のコンビが手掛け、演出は高畑勲が担当。
完成までに3年の歳月 を要したという劇場用アニメーション。
宮崎駿と高畑勲が出会い、日本のアニメ映画に初めて作家性が持ち
込まれた記念すべき作品。
公開当時、出版社に勤めていたある一人の男性がこの作品を見て驚愕しました。その男性は、あまりアニメに興味はなかったのですが、周りの評判を聞きなんとなく見に行ったらその完成度の高さにすっかり魅了され、製作した高畑勲と宮崎駿にすぐさま取材の申し入れをしたそうです。その男性こそ、後に「スタジオ ジブリ」を立ち上げる鈴木敏夫だったのです。
まさに、この作品が原点であり、出発点だったのです。
7月13日(土)~19日(金) *2本立て
「パンダコパンダ」1972年公開/33分/カラー
「パンダコパンダ 雨降りサーカス」
1973年公開/38分/カラー
(C)TMC
高畑勲、宮崎駿のコンビが今なお大切にしている作品『パンダコパンダ』。日中国交正常化を記念して中国から2頭のパンダが贈られましたことで、空前のパンダブームが巻き起こりました。当時2人は別の作品にとりかかっていたのですが、このブームを受けオリジナル企画としてこの『パンダコパンダ』を立ち上げました。
とにかく面白い!とにかく可愛い!見終わった後の幸福感は、いつの時代の子供たちにもきっと届くはずです!
<ストーリー>
『パンダコパンダ』
竹林の中にあるお家でひとりで暮らしているミミ子のもとに、小さなパンダの子パンちゃんとそのお父さんパパンダがやってきます。3人は一緒に暮らし始めるのでした。
『パンダコパンダ 雨ふりサーカス』
ミミ子は、パパンダとパンちゃんと平和に暮らしています。
泥棒がやってきたり、トラの子が 迷い込んできたりするけれど、
みんなステキなお客さま。
町にサーカスがやってきたある日、夜から雨が降り出し、
やがて洪水となって、町は水の中に沈んでしまいます…。