こんにちは、まめひよこです
当劇場にて6月15日(土)より上映の
『アンナ・カレーニナ』の監督・主演コンビによる
2008年公開作品の上映が決定いたしました

好きすぎて、何をご紹介すればよいか分からず、
しんどいです

6月29日(土)より1週間限定フィルム上映
(C) 2007 Universal Studios. All Rights Reserved.
解説
ブッカー賞作家イアン・マキューアンのベストセラー小説を、
『プライドと偏見』のジョー・ライト監督が映画化。
幼く多感な少女のうそによって引き裂かれた男女が
運命の波に翻弄される姿と、
うそをついた罪の重さを背負って生きる少女の姿が描かれる。
運命に翻弄される男女を演じるのはキーラ・ナイトレイと
『ラストキング・オブ・スコットランド』のジェームズ・マカヴォイ。
映像化は困難と言われた複雑な物語を緻密な構成で
スクリーンに焼きつけた監督の手腕に注目。
ストーリー
1930年代、戦火が忍び寄るイギリス。
政府官僚の長女セシーリア(キーラ・ナイトレイ)は、
兄妹のように育てられた使用人の息子、ロビー(ジェームズ・マカヴォイ)と
思いを通わせ合うようになる。
しかし、小説家を目指す多感な妹
ブライオニー(シーアシャ・ローナン)のついたうそが、
ロビーに無実の罪を着せ、刑務所送りにしてしまう。
始めに申し上げますが、非常に暗く、後味の悪い作品です。当時、かつてないほど予告編にビビっと来て、
公開を待てずにブッカー賞を受賞した原作を読んだのですが、
ストーリーが暗い上に、夏の湿気の様にまとわりつく文章で、
根こそぎ体力を奪れたのを覚えています

そして、原作のそのドス暗く、くどい雰囲気が、
物語を引き立てる美しい音楽も手伝って、
見事に映像化されています

登場人物たちの悲しさ、切なさ、罪の意識、絶望が
スクリーンに染み込んだ様な、何とも言えない映像美です

未だに予告編 だけで映像と音楽の美しさに
毎度ご丁寧に鳥肌が立つのですが、
そのサービスが6月まで継続するのかと思うと、ゾッとします。
チケット売場にいると、外のモニターで
10秒差で同じ予告を聞くことになるので、
このペースですと、おそらく6月頭くらいには鳥肌が進行して
首の後ろあたりから黒い羽が…

主人公の恋人役のジェームズ・マカヴォイ、
妹役を本作でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた
シアーシャ・ローナンが演じています

他にも、ヴァネッサ・レッドグレーブ、
アンソニー・ミンゲラ、ロモーラ・ガライ、
そして、今をときめくベネディクト・カンバーバッチが
出ています

重鎮、男前とべっぴんさんが揃っています


少女のついた嘘により、
心を通わせたばかりのふたりは、ひき裂かれてしまいます。
そして、ふたりは戦火の大きな波に飲み込まれ、
二度と会うことを許されません。
果たして、少女はどの様にしてつぐなうのでしょうか?

残酷さを孕むからこそ、美しい恋物語です

もちろんレンタルDVDも出ていますが、
スクリーンでフィルムで観て頂くと、
より心を抉られ、よりぐったりして頂けるかと存じます

初めての方も、一度はご覧になった方も、
ぜひぐったりしましょう

1週間限定の上映です!