直木賞作家の伊集院静さん。故夏目雅子さんの元旦那さんでもあり、篠ひろ子さんの旦那さんでもあったが、自分にとっては、作詞家伊達歩さんというのが一番しっくりくる方だった。その作品は«ギンギラギンにさりげなく»«情熱☆熱風☽セレナーデ»といった意表をついたタイトルのマッチの曲も素晴らしかったし、ショーケンによる«愚か者よ»(マッチバージョンは«愚か者»)の衝撃は、凄かった。とんねるずの«どうにかなるさ»や、愛してやまない金井夕子さんの«チャイナローズ»も大好きな一曲です。作詞家だけではなく、ユーミンや聖子さんのコンサートの演出、さらにはアイドル路線だったLAZYをプロデュースし、本来のハードロックにシフトチェンジしていった«感じてナイト»や«DREAMER»からの«宇宙船地球号»はとてつもない功績だったと思います。また、偉大な才能が逝ってしまったのですね。残念で仕方ありません。謹んでご冥福をお祈りいたします。