ボイストレーナー濵谷隆行のブログ

声の研究室ライブvol.2　東京・大阪　終了！

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GRACE VOCAL STUDIO

http://takavocal.wixsite.com/studio

vocalstudio489@gmail.com

声と歌の探求は続く

今回７年振りに声の研究室という企画ライブをしました。

前回は４人のボイストレーナーで、普段歌っていないジャンルの曲に挑戦するということで、イタリア語で歌ったりもしましたが、今回は３人で今お届けしたい曲などを中心に歌いました。

一つのライブで違った発声で歌うことは大変と思うかもしれませんが、特にそんなことは思わず楽しく今回の曲に取り組みました

今回のセットリストはこんな感じです。

Set List

一部

1. Don't you worry bout a thing

2. 幸せのランプ

3. コアトリクエ

4. 人魚

5. 月光

6. milk tea

7. Livin' on a player

ニ部

1. Lucky

2. DADDY！DADDY！DO！

3. Hallelujah

4. What is hip (東京はGolden Buddy)

5. 輝く未来

6. As Long As You're Mine

7. ガーデン

<アンコール>

星のかけらを探しにいこうAgain

東京は４月、大阪は６月に開催。

バンドメンバーはそれぞれ違うので、また違ったテイストでそれも面白い部分でした。

今回は特に東京は懐かしい友達に会えて、中にはこういうライブに来たことがない友達もいて、ほんとに楽しかったようで、新たな楽しみを見つけた！ぐらい喜んでくれてほんとに嬉しかったし、何人かグループラインに良かったよと書いてくれたり、音楽やってる人たちには何かしら刺激を与えたみたいでした。

総じて、自己評価はさておき、みなさん予想以上に喜んでくれたし楽しんでくれて、やっぱりスマホ越しとは全然違う生の振動を感じてもらえることは素晴らしいことだと再認識したライブだったかなと思います。

個人的に今回のライブで多くのことに色々気づきました。それは声や歌はもちろん、それ以外でも。

自分の中で昔からブレない部分というのを感じれたのにで、それは収穫として今後の取り組み方に繋がっていくと感じました。

今回の僕の声のテーマは簡単に言うと「若く浅く、と柔軟性」という感じ。

(研究室なので、普段のライブではそこまで考えていません)

若く浅くというのは

MCでも話したのですが、声ももちろん老化していくことで変化します。

当然歌にも影響が出てきます。

よく昔若い時はハツラツとした声で歌っていた歌手が中年以降歌声がどっしりと重たくなってきて、（安定しているという言い方もできなくもないが）ビブラートが深くなる傾向が一般的にはあって、または声が出なくてキーを下げたり(下げること自体は悪いことではない)、自分もそんな色んな歌手を見てきて、ああはなりたくないとずっと思っていました。

小田和正さんみたいにずっと変わらない美声、玉置浩二さんみたいな変わらない艶と深み、みたいな不変さを目指しているところもありました。

そういう意味で若い声が合う清水翔太さんのmilk tea（課題曲で生徒に出すことも多い）と学生時代によく聴いて歌っていたBon Joviをソロでは選曲したわけです。ハードロックは狭く口腔内を使うことで鋭さだったりシャウティな音色を作れます。

それとは別で選曲した輝く未来やAs long as you're mineの日本語版では日本ならではの歌い方言葉のハメ方というのがあって、英語版とは明らかに違います。そのまま歌ったり、ブロードウェイ版のようなテイストも混ぜつつ歌ってみたりしました。

そして７年前の前回も実はやってみたかった曲中のクロスオーバー、ポップス的発声とクラシック的発声のどちらも使い分けて歌うというのを今回Hallelujahという曲で（それ以外の感じも飛び出しましたが）歌いました。

そして東京では礼賛のGolden Buddyで日本語のラップ、大阪ではTower of PowerのWhat is hipでファンクを歌いました。

ファンクは途中からはもう自由に歌って楽しいという感覚に久しぶりになりました。

そんな使い分けを意識していたわけですが、色んな曲ができるメンバーでもあったので、楽しく歌うことができました