第75章 相性
第5話 食事
結婚を前提にお付き合いしてからなぜ
かヒロシは京子とあまり会わなくなって
しまった本来ならば一番盛り上がる時
期なのだが
あの新婚初夜の様な日の朝、今まで気に
なっていた彼女が食事を残すのが口に合わ
なくて残したのではなく、とにかく食べな
い事がわかったのだそんなに多くない一
人前の半分くらいしか食べないホテルの
朝食バイキングでそれがわかったのだあ
んな量で大丈夫なのか不思議なくらいだっ
たダイエットしてるからなのかそれは
聞けなかったがそれがどうにも気になって
しまったそう彼女といると楽しいはずの
食事が楽しくないのだ食べるのが好きな
ヒロシは楽しい食事をいつでもしたいが、
京子は見ていて美味しそうには食べていな
いし、自分でとってきた分でも残していた
のだったその間ヒロシは二回もおかわり
をしていたのだったたいした朝食ではな
いが、バイキング形式は楽しい食事なはず
であるが、ただ食べるだけで終わってしま
うのであるもう1つヒロシは小さい頃か
ら箸をつけた食事は残さないように教育さ
れてきたので、食べ残しを見て汚く感じて
しまったのである口に合わなくて残した
のとはまったく違うのであり、見え方まで
違ってくるのであるその件でヒロシはき
っと一気に気持ちが盛り下がってしまった
のだろうだがヒロシは結婚を前提にお付
き合いなどと言ったばかりだし、彼女を抱
いてしまったすぐには別れたいとは言え
なかったなので義務のようにたまに会
っていたがヒロシは苦痛だった
夏には友人カップルとの旅行もあまり気
のりしないが行く事になっていた
つづく
(次回 カップル旅行)
恋愛作家 末永幸道
今日のコラム
男と女はわからない
付き合うのも
別れるのも
しぐさ一つで
決まる事がある
同じしぐさでも
可愛いいなと思うか、
嫌だと感じるか
人によっては
違うのだが、
そんな小さな事が
気になると
だいたい別れるし、
付き合う前なら
離れる
そんなのが
男と女だ
だからある意味
結婚したという事は
運命と言って良い
結婚して
良かったか、
悪かったかは
別として
良いも悪いも
運命には
変わりないのだ
結婚は
見えないものに
導き出されて
いくような感じだ
私の友人は
結婚する
気がなかった
彼女に家に呼ばれ、
たしかに
付き合っていたが
両親の前で
この人と結婚すると
突然言われ、
両親の前では
断れなかった
そのまま
引きずられて
結婚してしまった
優しく
気の弱い彼の
運命だったのだ
だが、
しっかり者の
その奥様のおかげで
今は大企業の
社長になっている
彼女と
結婚したのが
吉と出たのだった
運命とは
こんなものだ
運命に逆らわず
したがってみると
人生は意外と
上手くいくものである
運命にしたがってみませんか
戦争体験談、聞いたことある?
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