◆茶畑へ
カグヤ「お姉さま。この干し柿を召し上がってください。
セツナ「まあ!酸味がきいてとても美味しいですわ
カグヤ「おいしくな~れって気持ちをこめて作ったものなんです。
セツナ「まあそんなにしていただいて感謝です!」
茶畑にいくのはどう?
よろこんでお連れしますわ
わたしお姉さまと一緒に茶畑をゆっくり過ごし時間好きだったけど
この戦いが終わったらいきましょう
きれいな景色に美味しい紅茶。いかが?
素敵でわ。必ずいきましょう。約束よ。
はい。お約束します。
修行お疲れ様です。
服は選択しておきます。
でも洗濯は自分でやります
あなたは他にも仕事あるでしょう。
私は世話係です。心配しないでください。気にしないでください。私に面倒事はお任せください
それは嬉しいけど申し訳ない。
◆動物に例えると?
チヨメ「ノブナガ様!我ら鬼族を動物に例えるとなんっすかね?」
ノブナガ「お前はイノシシのように敵に向かっていくからイノシシだな!」
ノブナガ「セイメイは奇術が得意。狐のように神出鬼没、狐かのう。」
セイメイ「巫女姉妹は?」
ノブナガ「カグヤ、あやつは姉の従順な下僕、犬のようじゃ。」
ノブナガ「姉のほうは、普段は猫をかぶっているようだのう。」
セイメイ「ノブナガ様は百獣の王って感じですわ」
ノブナガ「では予は虎か獅子といったところかのう!」
ノブナガ「お菊、あやつは・・・」
お菊「zzz」
ノブナガ「さながらたぬきのようじゃの」
◆服いじり
セイメイ「うっふふふふ
お菊「む?セイメイ様、さっきから何を笑ってるんですか?
セイメイ「お菊、服が後ろ前になってるわよ
お菊「えっほんとっやだ~!恥ずかしい
セイメイ「うそうそ
お菊「なんだ!またセイメイ様ったら!
セイメイ「うっふふふふ。そういう生真面目なとこかわいいわねぇ
お菊「もぉ~~。
◆料理で人生が分かる
「我は辛いものが好きだ!
「私は甘いものが好き~あんみつとかぁ~!
「わたしは腹持ちするものが好きかな
「セイメイは質より量・・・
「ふぅぅぅん?なにかいったぁぁぁ~~?(怖い言い方)
「はっ!なにも・・・いってませんっ!
「うちはなんといっても肉っす!元気出るっすよっ!よく山でイノシシひっ捕らえて食ってたっす!
「お菊は魚料理が得意だよな。
「釣りをよくしていたの。そうすると、いやでも魚を食べるようになる。
「そう考えると料理でその人の人生って案外分かるもんなんだね。
◆重すぎたターバン
「150,151,152、!!」
「なんだ鍛えてるのか?
「ああ!日頃の鍛錬が実戦に実を結ぶからな!
「重りを付けてみるのはどうだ?
「なるほど・・・おっこれはなかなかいいな!」
「この石をつけたまま勝負してみようぜ!
「・・・二人ともいつまで見合ってるの?戦わないの?
「い、いや、重すぎて動けないんだ・・・
「はぁ・・・二人共、ばかなの。やれやれなの。
◆たくあん
チヨメ「しゅっしゅっしゅっ!今日もオイラは修行してせっさたくあんしてるんっすよ!
お菊「せっさたくま、ですわよ。ばかですわね。
ノブナガ「おお!チヨメよ!
チヨメ「ノブナガ様!!
ノブナガ「お前もなかなかせっさたくあんしてるようだの!
なかなかやるの!
チヨメ「でっへっへぇ~ノブナガ様に褒められたっす!!
お菊「ノブナガ様にまでおばかが伝染しているの・・・?
いや、ノブナガ様からコレはうつってるのでは・・・
セイメイ「お菊?なにか無礼なことを考えておるのではないの?
お菊「セイメイさま!そのようなことは決してありませぬ!!
セイメイ「うっふふぅ~ならいいけどね?
◆あの御方と共に
お菊「そうでしょうね。優秀なあなたにとってはこれはただのひとつの事務処理でしかないわ
私がまとめた報告書の修正とノブナガ様が見る前の校閲をしていただけたことへのお礼ですわ
あとで気づいて訂正したら、すでに訂正されているぞとノブナガ様に言われて恥ずかしかったけど・・・
セイメイ「ふふふ・・・そんなこともあったかしらねぇ。」
ノブナガ様が見るまでもないものを私のところで止めたり、修正したりするのも、
側近である私の役目ですから
しかし、あなたのような優秀な配下がこのような誤りをするとは」
最近ちと気が緩んでいるのではありませんかえ?鬼一族きっての女中と自称しておきながら」
お菊「誤りについては返す言葉もございませぬ。ですが、自称なんてしておりませぬ!」
いえ、その、勢いでしたことはあったかもしれませぬが・・・無意味なことです。
ノブナガ様にとって一番の家臣はあなたなのですから。
平家との取り決めなんてなければ、私が家臣にだって・・・。
セイメイ「今の貴方にはノブナガ様の家臣が務まるとは思えません」
お菊「なっ!?
セイメイ「私はただ、鬼族の長であるから従っておるのではありません。
ただノブナガ様を敬愛しているがゆえ付き添っているのです。
主従の契約などではなく、私はあの御方と共にあるのです。それが分かりませんか?
お菊「私だってもっとノブナガ様と一緒にいたい!
でもただの女中に過ぎない私が城で勝手に振る舞うことなど許されません。
女中以外にも兵たちをまとめる役目もあります。
用がなくてもずっとノブナガ様と一緒にいられるあなたとは違うんです!」
セイメイ「それはそうでしょう
あなたが女中になるずっと前から私はノブナガ様と共におりました。
お菊「でも、私は諦めませんよ。下に仕える者であったとしても、いや、だからこそ
ノブナガ様をお守りできることもあるはずです。
ずっとお傍にいるだけでは、逆に見落とすこともあるでしょうね。