こんにちは!
たかこ鍼灸整骨院の塩田です!!
今回は、「四十肩、五十肩」について
まとめてみました。
みなさんがよく耳にする五十肩と言われているものは
「肩関節周囲炎」という病気です。
関節の周りにある組織(筋肉、靭帯など)の変性や炎症などによって痛みが起こり、
肩や腕の動きが制限されてしまいます。
原因は明らかになっていませんが、加齢で肩の組織の柔軟性が低下して炎症を起こしたり、部分的な断裂、癒着が起こりやすくなったり、血流が悪化することが関係しているといわれています。
50歳代での発症が多いので「五十肩」と呼ばれるようになったのですが、
最近では、40歳代や30歳代でも発症する人が増えています。
まず、肩関節の構造について簡単に説明します!!
肩関節とは、「上腕骨」「肩甲骨」「鎖骨」の3つの骨で支えられています。
肩を大きく動かすために肩甲骨関節窩(受け皿)が小さく上腕骨頭のはまりが浅いため
骨だけでは構造的に不安定なところを関節包や発達した腱板(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の総称)が強度を高めているのです!!
そのため、肩の酷使によって炎症や損傷が起こりやすく、痛み、可動域の制限が起こると考えられています。
また、肩関節の炎症は、肩峰下の滑液包や関節周囲の筋肉に広がることがあり、
このような肩関節周囲炎が狭義の「五十肩」と呼ばれています。
ある日、突然、肩関節に激しい痛み、あるいはしびれが起きることによって発症します。
五十肩になると、物を持ち上げようとした時やゴルフのスイングをした瞬間などに、突然激痛に襲われ、それ以降、肩を動かすたびにひどい痛みに悩まされる場合が多く見受けられるようです。
利き腕、非利き手などは関係なく、左右どちらの肩にも起こります。片方が治った後に、もう片方が痛くなることもあります!!
両方の肩が同時に痛くなることはまずありません。
五十肩の起こり始めには、夜、寝返りをうつ時にギクッと痛んで目覚めることもあります。
痛みの強い時は、炎症が起きている時期で、その後、炎症が治まるにつれて痛みは軽くなります。腱とその周囲が炎症のなごりで癒着を起こし、滑りが悪くなるので、関節の動きが悪くなります。徐々に癒着が軽くなり、動きが正常な状態に戻るまでには、半年から1年もの時間がかかるのが普通とされています。
だからといって、治療をせずにただ治るのを待っておくと再発のリスクを高めたり、痛みはなくなったけど動きの制限が残ったりと後遺症が残る可能性が高まるので勝手に治るからといって放置は危険です!!
こんな人には要注意!!!!
肩や腕が上がらず後方に腕を回す動作が制限されるため、日常生活の中で下記のような障害が生じます。
・背中のファスナーやボタンに手が届かない
・ネクタイをうまく締められない
・かゆい背中がうまくかけない
・頭髪をブラッシングできない
五十肩の自覚症状
(1)初期の痛み
肩の違和感がとれない。少し痛む。肩こり。
その他。
(2)進行期の痛み
夜ズキズキ歯痛のように痛み、眠れない。夜間痛と呼ばれるもの。
(3)拘縮期
痛みとともに、肩が動かなくなってきます。
(エプロンがつけられない、下着がとめられない、など)
(4)拘縮期末期
痛みはかなり治ってきたけれど、硬く動かない。
(5)回復期
こんな人は病院へ!!
・肩の痛みが1週間以上続いている
・腕が肩より上に上がらなくなった
・手や腕にしびれがある
その症状、五十肩と思っていても
五十肩以外の病気かもしれません。
五十肩とよく似た病気
腱板損傷
何らかの原因で腱板が破損した状態。
原因としては転倒や打撲、スポーツ外傷などにより発生する場合と、加齢的変化(老化現象)に肩の使いすぎが加わり、発生する場合とがあります。
肩峰下滑液包炎
肩峰下滑液包が炎症を起こす病気。
五十肩の前段階とも考えられますが、原則として腕がひと通りに動くので、運動制限がある五十肩とは区別されます。
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是非、チェックしてみてください!!!