10月20日…

去年の今日。

さくちゃんは入院しました。

それから一度も家に帰ってくることができなかったさくちゃん。

こんなに大変な病気だって思いもしませんでした。

あれから一年…

さくちゃんが亡くなり、仏壇やお墓を整えても感じるのは虚無感。


死んでしまったら何もないのでしょうか。

私達が生きている中で、想うことは亡くなった人のためになっているのでしょうか。

今さくちゃんが望むことは何でもしてあげたいと思っていてもそれが何なのか…。

さくちゃんが産まれてから本当に本当に幸せでした。

さくちゃんの全てが愛おしく、世の中にこんなに愛おしいと思うことがあるのかと思いました。


一年を振り返り、色々な場面が思い出されます。

さくちゃんが病気になってから、本当に沢山の方々が手を差し延べ、支えて助けて下さいました。


本当に本当にありがたく幸せでした。


今日、さくちゃんが入院していた東大病院にご挨拶に行くことが出来ました。


さくちゃんが亡くなってから約七ヶ月、大分時間はかかりましたが、やっとやっと行くことが出来ました。

さくちゃんが人生の半分近くを過ごした場所に何度も行こうと思いながらなかなか行くことができませんでした。


お世話になった先生や看護師さん達にお会いして、入院していた時のことが鮮明に思い出されました。

もちろん今さくちゃんがいないことの悲しさが溢れだしましたが、さくちゃんと過ごした病院での思いでがとてもとても愛おしく感じ、心が温まりました。


病気になって辛いことも沢山あったと思いますが、優しい医療スタッフに恵まれ、お互いに励まし合うことができたお友達にも出会え、さくちゃんは幸せだったのかな…。


さくちゃんの人生の思い出が楽しく幸せなことばかりであったらいいなと心から願っています。

どんな時もさくちゃんのことを想っています。


いつも見守り続けて下さっている方々に感謝しています。

本当にありがとうございます。