クランクケースひび割れの溶接補修(アルミ溶接)
何処までも巣穴だらけで大変でした巣穴出来るだけ削って再度溶接し直し。。。溶接されてるビート剥がしたらクラックまで溶け込んでないし。
溶接は、後の使用する上での『強度』・『使用状況』・『溶け込み』などがしっかり計算されて出来ていないと、後々この様に再びクラックが入ってしまったりします。
=================
現在のアルミ鋳物は違いますが、年代物の鋳物の場合は質の悪い物もたくさん・・・今回の様に巣穴が沢山で、折角一度補修したのに再びクラックが・・・というリスクも多いのです。
当店では全ての素材・鋳物も含めて、その素材の元々の特徴や後のリスクなどを充分にご説明し、お客様にご理解ご納得を頂いてからの作業お引き受けをしております。
【例:アルミ鋳物のサイドスタンドの長さ変更】
当店でアルミ鋳物で多いのは、純正のサイドスタンドです。多くのアルミサイドスタンドの場合『鋳物』で出来ています。鋳物に関しては、補修・補強をしたからと言って100%完璧になるとは言いがたいので、使用している上で無理な荷重を加えれば折れる可能性もありますとご説明をしてから作業のお引き受けをしております。
サイドスタンドは車体などの荷重が加わる部分でそれを支えなくてはいけないので、長さ変更の加工の場合、一度切ってからの長さ変更(短くする、または新たな材料を加えて長くする)などの加工をしますので、切った部分は既に鋳物(一体物)では無くなってしまいますので強度は著しく落ちてしまいます。
当店では、その素材の持つ特徴や後のリスクなどを考え、補強できる物は補強をしたり最善な方法で毎回加工を施しておりますので、当店で過去にアルミ鋳物のサイドスタンドの加工を行ったお客様の中でその後使用していて折れた・曲がった・車体が倒れたなどのお声は一件も頂いておりません。
【加工方法は毎回同じではありません】
品物1つ1つ形や状態・使用される方の使用方法も全て毎回違うので、溶接・金属加工に関しては毎回実際の品物を見させて頂き、お客様の使用される状況・荷重などをお聞きし、1つ1つその品物に合わせて作業するので毎回加工方法は異なります。ですので基本お見積もりは実際の品物を見させて頂いてからのお答えとさせて頂いております。
(概算でのお答えでしたらお電話やMAILでもお答えはしております。溶接担当が不在の場合は折り返しのご連絡・ご回答となります)
==================
さて、少し脱線してしまいましたが(笑)
本題へ戻ります。
今回はピンホール(針で刺した程度の小さな穴)もある可能性もあったので、特殊なシール剤を使用しました。このシール剤は耐熱シール効果が絶大な物ですが少々お高いです。当店でも特殊用途に使用する事以外は使いません。
これで安心してお出しできます♪
ご依頼、誠に有り難う御座いました。
クランクケース割れ・オイル漏れでお困りの方、
まずはお気軽にご相談くださいませ
===================
TEL:048-486-9644
埼玉県和光市白子1-13-1-1F