サイドスタンド短くする溶接加工(CRF250ラリー) | テクニカルサービスのブログ

サイドスタンド短くする溶接加工(CRF250ラリー)

当店で最も多い溶接のご依頼内容の一つ、

サイドスタンドを短くするという加工のご依頼を頂きました。

 

 

サイドスタンドを短くしたいというお客様の多くには、

車両をローダウンしたからなどの理由が最も多いです。


ローダウンした車両でサイドスタンドの長さが前の状態のままですと、サイドスタンドを掛けた時に車体が直立状態になってしまう為反対側に倒れやすく不安定な状態になっています。それを解消したい!というお客様からのサイドスタンドを短くするご依頼を多く頂いております。


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【“ローダウンした車両に最も多い悩み!”

  それが、サイドスタンドの長さです】

 

○*ローダウンしたのだがサイドスタンドの長さはそのまま。

○*この状態だと車体が直立してしまう

 (反対側に倒れやすい不安定な状態。)

○*ローダウン用のサイドスタンドが出ていない。

○*そうなると、溶接などの加工で対応するしか方法が無い。

 

 

 

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まず最初に 『大まかな作業の流れ』 の

ご案内からしていきたい思います(^-^)/


【サイドスタンドの溶接加工の大まかな作業の流れ】

1 角度点検

2 カットする長さの測定

3 マーキング→カット

4 面合わせ

5 サンドブラスト処理(溶接前下準備)

6 溶接(仮溶接→位置・角度調整→本溶接)

7 サンドブラスト処理(塗装前処理)

8 簡易塗装(下塗り・上塗り・クリア)


 

※上記、無料のラッカー塗装でも最低3回は塗ります。


一言で溶接!というと簡単に聞こえますが(笑)様々な細かい作業が含まれております。下処理を省くと見た目や強度等に影響が出来ますのでお薦めではありません。車体を支える大事なスタンドなので下処理もしっかり行う方法でご案内をしております。



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お待たせ致しました。ではいよいよ、

今回の加工した作業のご案内です。

車両は、HONDAのCRF250RALLYです。

   

しんどいですねぇ少々お話しが長い記事になってしまいました。

ご興味のある方は是非最後までお付き合い下さいませてへへ




まず一番最初に、

短くカットしていく“位置決め”から始めて行きます。



次に、先程マーキングした部分を

サンダーにて切断していきます。

勿論適当に切っている訳ではありません。しっかりと車体の“傾斜角度”を計りながら斜めにカットしております。(角度計使用)


 
 

そして、新たなお皿部分となる底板を置いて

位置合わせをしていきます。

(切断箇所2カ所です。写真ではカットした破片がお皿部分しか写っていませんが、実際は数センチ短くなっています。)



そして、この様に仕上がりました。

※溶接作業写真は撮り忘れました。(^o^;)


仕上げにお化粧を施して乾燥させます!

(9割方のお客様が簡易塗装を選択されています)


 

【仕上げ塗装について】
仕上げの塗装は、(サービスの簡易塗装 or 有料のしっかり塗装と)ご希望によって選べます。溶接しっぱなしでOKというお客様の場合はそのまま仕上げ無しで納品する事も可能ですにこっお気軽にご要望をお伝え下さいませ。



数字 簡易塗装は無料です。(色は、黒・白・シルバーから選べます。)

(サービス作業の為、色剥がれ等一切の保証無しとなります。)


数字 有料塗装は、ウレタン・パウダー・ガンコート・ちぢみ塗装・・・etc

お気軽にご相談下さいませ。



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【最後の仕上げで、当社加工の証が刻印されます。】
こちらは社長の気まぐれ(サービス)なのですが

大体の溶接のご依頼の品物には

当社加工の証としてお店の名前を刻印しております。


※9割方入れておりますが、あくまでも社長の気分です(笑)何も入っていないよりも、刻印がされていると一気に品物のクオリティーも上がりますね!ありがちなキラキラ

逆に、刻印を入れて欲しくないというお客様も

ご要望をどうぞお気軽にお伝え下さいね。ウインク




乾いたら車体に取り付けていきます。

地面にピッタリです!※ここ大事です!!


!サイドスタンドの加工のご依頼には遠方(他県)のお客様からのお問い合わせも多く頂いております。遠方過ぎて車体を預けて行くというのが困難なお客様も多くいらっしゃいます。



その場合はサイドスタンド単体で『郵送で』と希望される方も多いです。勿論お引き受けは可能ですが、車体(実車)合わせが出来ない為ピッタリとは作れません。予めご了承願います。


では、最後に全体的な完成写真をどうぞ。(^-^)/

まずこちらが、加工前のビフォーの写真です。


次に、こちらが短く加工後のアフターの写真です。

ご依頼、誠に有り難う御座いました(^-^)



 
 

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【郵送等での部品単体での加工の注意点】

 

1 角度合わせができないので不完全な角度の仕上がり。

 

2 大事なのはお皿(底板)の角度です。

 

角度がずれているとサイドスタンドを掛けた時、地面に平行に設置しないので不安定な仕上がりとなってしまう場合が多いです。

 

・かかと側だけで重い車体を支える形となったり、

・逆につま先側だけで車体を支える形となってしまうなど、

一点に無理な荷重が掛かり余計な負担が掛かってしまいます。


3 車体(実車)合わせ無しの場合は一切の保証をお付けすることが出来ません。ご理解ご了承頂いた場合のみお引き受けが可能です。

 


 

 

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【金額・納期など、ご相談について】

※品物の素材・製造方法が鋳物(いもの)かどうかなど

品物の情報が分かればお伝え下さい。

品物の状態などによって加工方法や金額・納期などが異なってきます。破損している物の修復依頼の場合は基本品物の破損状態などを見させて頂いてからの判断となります。

(メールでの写真概算見積もりも可能です)

 

お問い合わせMAILフォーム  



 

 

★こちらの過去作業記事もご参考までにご覧下さい。サイドスタンド加工の詳しい作業工程や当日作業の注意事項等をご案内しています。

クイックでのサイドスタンドショート加工  

(↑こちらもCRF250ラリーのご紹介です)

 


※御来店にてご相談の場合は事前に担当者が居る時間帯などをお確かめ下さい。(外回りで居ない場合も有ります)


お困りの方、まずはお気軽にご相談下さいませ。o(^-^)o



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 テクニカルサービス

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