製品開発のための3Dデータ・3Dプリンタ活用研修
あいち産業科学技術総合センター
昨日と今日にかけて研修に行ってまいりました。
3Dのモデリングについての研修です。
1日目は3Dソフトにより、3Dデータの作成、
作成したデータを3Dプリンターにより出力致しました。
ソフトはZbrash
別の素材を使い、サポート材除去の実習もしました。
2日目は1日目に3Dプリンターから出力したものの取り出し、
そのままでは崩れてしまうので、硬化材の塗布。
そのあとに切削機の講習を受けました。
そして、再び3Dのモデリングの講習を受けて終わりです。
その合間に3Dの様々な見本を見せていただきました。
3Dプリンターでも何種類かあり、
石膏に接着剤を混ぜたものを積層させていくもの、
樹脂を積層させていくもの、
光によって樹脂を固め積層させていくもの。
塗料を混ぜて、色の再現も可能です。
一方、切削機は、塊から削り出します。
数値を入力して機械に削り出させるわけです。
削り出す刃はドリルのような形状で、
周りからミクロン単位で徐々に削り出します。
プリンターとの違いはcamなどを使い、
削り出す計画、手順を入力する必要があります。
少し面倒臭いですが、曲面、平面の処理にかんしてはプリンターより良いです。
より精密なものが作れます。
ぴったり組み合わせなければならないものや、より精密なテクスチャーが必要な場合など。
プリンターで見本をつくり、切削機で本番を作るというパターンもあるようです。
当然、良いプリンターもあり、この場合はプリンターで製品が完結します。
プリンターの場合は仕様上、後処理が必要な場合もあります。
バリ取りや研磨など、後処理というか仕上げですね。
3Dのプリンター、切削機、の技術は想像以上でした。
一回の出力で色んなパーツが組み合わさっているもの。
正確で精緻な曲面。
しかし、いくら最新のものでも、やはり「道具」です。
人ありきなんだと再確認しました。
新しい筆、新しいヘラ、新しい工具と言った感じ。
基本は何も変わってないな、ということ。
しかし、元データがパソコンに入っているので、
型などを作った場合、長期保存しておく必要がありません。
型だけの巨大な倉庫を作る手間が省けるわけですね。
こういう道具を使って作った作品、いずれは作ってみたいです。
プロジェクトを組まないといけませんね。
あ、粘土を買わなくちゃ。
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