りょーです!


誠に遅ればせながら、舞台「はじめの一歩」


全14公演の想いを綴らせてくださいー!
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思い返せば一年ほど前でしょうか。

オーディションのお話を頂いた時に真っ先に無理だって思い込んだ記憶がついこの間のようです。笑


ボクシング。格闘技。

自分には縁遠いものだと思い込み、今までも、これからも触れることがないと勝手に感じていましたから。



「受けない手はないだろ!」と周りから背中を押されて、自信がないまま会場に向かったことも鮮明に覚えています。なんせそんな姿勢で挑むオーディションの方が少ないですから。笑


ただ、短い期間の中で少しでも作品を知っておこうと手に取った原作の漫画を見て気持ちも変わっていきました。


そして、

「ボクシング🥊への気持ち、というより、宮田一郎をやってみせる」


一朝一夕で覚えた技術なんてどうせ見抜かれるんだから。それ以外の部分で彼と一つでも重なる所を見つけよう。そしてそこを見つけてもらおうと思い頑張りました。



自信がなかった、というより恐怖すら感じていた僕の心を変えてくれた宮田くんとの出会いは、やはり僕にとって大きかった。



原作の宮田くんの最初の印象は、


「…ん?この人本当に強いの?」




でした。




たしかに技術はあるんだろうけど、なんか一歩の方応援したくなっちゃうなー…みたいな。





でも読み進めていったらまあなんということでしょう。







気づけば自分も心の中で「宮田くん💞」って言っちゃってるんですよね笑





彼の"強さ"は技術や経験だけじゃない、



それ以上に「芯の強さ」だと。




そこがブレない漢は本当にかっこいい。



「はじめの一歩」に登場するキャラクターはみんなそこがしっかりある。たくさんの魅力がある作品ですが、僕はその一つ一つの描写が1番好きです。



その中でも宮田くんが特別な理由は、









感情表現が1番リアルだなと。


口ベタな所も、陰で闘志をメラメラさせる所も、余裕があるように見えて追い込まれたりしている所も。


生きてて感じる葛藤や苦しい部分を誰よりも表現している姿に心を打たれました。



そこを知ることができてからは、役作りのペースも速くなっていった気がしました。


初めての挑戦が多かったですから、みんなに置いてかれないようにとか、負けないようにって自然に思うことで宮田くんのマインドに少しずつ近づいていってたような気がします。




中でも1番思わされたのは、一歩役のきょうじ。
通称きょっぽ。
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今作の主人公である彼とは一緒にいる時間が本当に長かった。
身体づくりの事前稽古から、インタビューやボクシングの稽古まで。。



初めましてした時から身体仕上がってましたからね〜あいつ。笑
「うわっ!すごいね!」なんて言いながら心の中でめちゃくちゃ焦ってました。笑


みんなからすごいーって言われてるやつのライバルやらなきゃいけないのかなりのプレッシャーでした。



そんなすごい所がありつつも、雑誌やネット媒体のインタビューでたじろいでる姿をみていると、もうなんて言うんでしょうかね。


(…ふざけんなよ。いくらなんでも一歩すぎるだろ。)

って。


自分のエピソード話すの嫌になるくらいシンクロしてましたから。笑



なんか出会えて嬉しいって気持ちもすごくあるんですけどそれ以上に悔しかったっていうか。

本当に沢山助けてもらったから。




打ち上げの時に伝えました。




「俺の宮田一郎はお前が作ってくれたから。」



役を離れてもずっとライバルです

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父さんもありがとう。
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写真は毎回全部撮ってもらってました。笑


ボクシングが少しずつ楽しく思えたのは竹内さんのおかげです。一緒にトレーニング付き合っていただきありがとうございました!!




座組の先輩方もストイックじゃない人がいなくて嬉しい反面困りました休んでる暇なんかない!って。笑
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今作の期間中、心なしか口数少なかった気がします自分。



初日のゴングが鳴るまで会場の空気感も全く想像出来なかったので、本当に未知。不安と緊張で足元もおぼつかなかったです💦



そんな中完遂した舞台。
沢山の方々から労いの言葉を頂きました。
いつも応援してくださる方々、原作ファンの方々、スタッフの皆様、そして森川ジョージ先生。。
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貴重なお写真。

30年という歴史を作り上げて下さったお二方。

パンフレット内の対談もさせていただきましたから、お二人の舞台のイメージを共有させて頂けたこともすごく大きなステップアップのきっかけになりました。




公演期間中のプレゼント、お手紙もありがとうございました。身体を気遣っていただくコメントや疲労回復グッズ。そのお気持ちだけで体力が回復したくらいです



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関さんとのガチガチトークショー。笑


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お見送りなども素敵な思い出です^ ^



稽古から本番まで、いつ大怪我になってもおかしくない状況をサポートして下さったカンパニースタッフの皆様にも心から感謝しております。
リングの上で戦い続けられた裏側には沢山の方々の暖かい支えがあったことは絶対忘れてはいけません。



そして応援して下さった皆様。
リングの外から、会場の外から送っていただいた声援がそのままボクサーの力になっていました。

回を重ねるごとに歓声も盛り上がり、いつしか自分は"演じる"ということよりも"闘う"という意識に自然になっていきました。



気難しい彼でしたが、皆さんに背中を押していただいたことへの感謝は必ずあると思います。笑

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また会う日まで、などと言うのはおこがましいですが、彼の人生から学んだことがすごく沢山あったので、恩返ししたい気持ちでいっぱいです





そしていつの日か。あいつとまたリングの上で。







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ありがとうございました。






写真バーっとあげちゃいますね^ ^
1番最後の写真は寛也さんに作っていただきました。宝物です
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☺︎りょう☺︎