暑いけれど秋 | 地理歴史(日本史)

暑いけれど秋

暑い日々が続くが、暦の上ではもう秋である。

夏至は6月に過ぎているし、微妙に秋である。


私の好きな和歌の一つに、『古今和歌集』の


秋来ぬと目にはさやかに見えねども

風の音にぞおどろかれぬる (藤原敏行)


がある。本当に良い歌だ。「風の音」に秋を

感じる。この感受性! 素晴らしい! 毎年

今ぐらいの時期になるとこの歌を思い出す。


松田聖子さんも「風立ちぬ」で秋を歌った。

(これは歌謡曲で、和歌ではないけれど)


『古今和歌集』 勅撰和歌集 紀貫之


「敏行」さんは感受性が強い。「探偵! ナ

イトスクープ」の西田敏行局長も、すぐに感

動して涙をハンカチでふく。本当に良い人だ。