こんばんは。






今朝の出来事を少しだけ書き綴ります。






【注意】きなこの写真があります。
苦手な方、不快と感じる方はご遠慮下さい。







一昨日、

もう山場だと感じ覚悟をした。

そのまま朝を迎え

昨夜、病院にて診察。

最後の時に、

少しでも苦痛を和らげたいと

点滴、抗生剤の投与をした。

家に帰ると、

ふらつく足で

リビング~ダイニング~キッチン~サークル

と、何かを訴えるかのように歩き回っていた。

そして、、、、、

運命の朝が来た。


4時30分、

妻が起床する時間、、、、、

走っている夢を見ているかのように

四肢をバタつかせ呼吸も荒い。

妻は直ぐに私をお越した。

私の目に飛び込んできたのは、

トイレシートとタオルの上で

激しく痙攣するきなこの姿。

慌てて駆け寄り

2人で必死に体をさすった、、、

何度もタオルを取りに走り

何度もトイレシートを取りに走り

何度もウェットティッシュを取りに走った。

30分を超えた頃

痙攣は落ち着いたが

全身を震わせ瞬きをしていた。

2人で全身を包み

震えを落ち着かせていたが

再び痙攣が始まった、、、、

2人で必死に体をさすり

「もう大丈夫だから」

「もう頑張らなくて大丈夫だから」

「きぃちゃん大丈夫」

「きぃちゃん怖くないよ大丈夫だよ」

何度も何度も話しかけ

全身全霊で寄り添い

必死に体をさすった。

妻が首を少し持ち上げ

私が胸から腹部に掛けて手を添えさすると

痙攣が少し治まった、、、、。

その時。

怖さから下に降りていたまろんが

突然2階に戻ってきて

少し離れた場所に伏せ

こちらの様子をみていた。

それと同時に、

怖がりベットに潜っていたゆずが

突然起き上がりこちらの様子を

真剣な眼差しで見ている。

「何かをかんじてるの?」

「きぃちゃんに呼ばれたの?」

そう話していると、

静かに痙攣が治まった。

私の手は、

横たわるきなこの胸の下に

体を抱き抱えるようにしていた。

その手には、

今まで感じた事が無いほど

強く強くその鼓動が私の手を叩いた。

「本当に強い娘だなぁ、、、」

「僕の手をどんどん叩いてるょ」

「きぃちゃん大丈夫」

「大丈夫だょ、、、」

きなこの体に頬を付けそう話していると、、、。

その時は静かに、、、、

私たちにゆっくりと時間を与えてくれた。

「うん、、、そうだね、、、」

「きぃちゃんありがとうね」

「いっぱい頑張ったね」

「本当にありがとうね」

すっかり小さくなってしまった

きなこの体を、2人でささえながら

2人で話しかけた。

僕の手を叩く鼓動が

ゆっくり、ゆっくり、

その強さを失い

炎が消える瞬間のような感覚が

私の手に訪れると

「くぅ~」

「くぅ~」

2度程、声をあげ

別れを告げた。

瞬間に唇は色あせ

ほっとしたような、

不思議な感覚に襲われた。

涙はたくさん流れた、

言葉も言葉にならず、

ただ、

少しでも綺麗で穏やかな姿にと、、、

きなこの体を拭き

眼を閉じ、口を閉じ、四肢を整えた。










私は仕事へ立ち

妻は祭壇を整え

病院へ挨拶をしてくれた。




我が家が初めて迎えた娘。

一目惚れで、

元旦生まれで、

やんちゃで、

皆の姉ちゃんで、

甘え下手で、

甘えたがりで、

15年間

私たち2人とずっと全てを見てきた。

黄茄娘、

本当に本当に

心からありがとう。

妻にも送った事のない花束を

15年間のありがとう。


きぃちゃんカラーのひまわり。

可愛く作って貰ったよ。

少しでも長く一緒に居ようね、


明日にはクーハンが届くからね、

きなこ、

おやすみ。。。