先天性筋性斜頸って!?
お久しぶりです。たつおです。
役一ヶ月ぶりのブログですが、僕のことを、、、僕のブログを覚えていただけているのだろうか、、、なんてちょっと不安な気持ちになりながらも再スタートです!!
最近は全く更新していなかったのですが、その間に来訪していただいた皆様ありがとうございます。コメントやトラックバックしてくださった方々には、返事もすることができず申し訳ないことをしました。
突然なのですが、少し前に入院しておりました。
以前から入院することが決まっていて、8月の下旬あたりから10日間ほど病院生活をしてきました。
一体なんぞや??と思う方もいるでしょうから(いるかな?いないのも寂しい。。)少し僕の入院生活と病気の説明をしたいと思います。
ここから先は、興味の無い人にはかなりつまらない記事になってしまうのであしからずご了承いただきたいです。
まず僕の病気の説明から。
タイトルのあるように「先天性筋性斜頸」というのが、僕の今回入院した原因の病名です。
知ってる人は知っているかもしれませんが、ほとんど一般の方にはなじみのない言葉(病気)だと思います。
実は僕自身も病気だったなんて、知らなかったのですから!!
病名の通り先天性なので、生まれつきということらしいのです。
初めて知ったのは僕がちょっとした怪我をして地元の整形外科を訪れたときでした。とはいっても今から3ヶ月ほど前の話なんですが。。。
その時の病院のやり取り
先生「このレントゲンみると、君の首はずいぶん曲がっているね~一体どうしたのよ。」
僕「どうしたんでしょうね?昔からこんな感じだったので、生まれつきみたいですよ。」
先生「ちょっといいかい。」
僕「いてててててててててっっ」
首を強くさわられたあとに
先生「こりゃ、斜頸だね。」
僕「シャケイ?なんすかそれ。」
先生「先天性筋性斜頸って病気だよ。よくちっちゃい子がなるもので、だいたいは乳児期に自然と治ってしまうか、小さい頃に手術してしまうものだね。君の年ではめずらしいよ。」
僕「ふーん。」
だいたいこんな感じの会話でした。
僕は、23歳(なんですよ。)にして初めて、自分が生まれつき病気であることを知ったのです。
たしかにおかしいなと思うことはたくさんありましたし、コンプレックスも持っておりました。けれど、こう生まれたから仕方ないな、と半ばあきらめという名のポジティブで生活していました。今にしてみれば、早くに病院にいくべきだったのかもしれません。でもこの病気だから気づけたこともあるので、ほとんど後悔はしていませんが。。。
よく分からないと思うので、簡単に僕の病気の説明をします。
先天性筋性斜頸というのは、耳のうち後ろから鎖骨へ伸びている筋肉、胸鎖乳突筋(にゅうさとっきん)という筋肉が激しく収縮して、首が引っ張られて曲がってしまう状態になることです。
要するに首が曲がってしまう、という病気(状態)です。
たったそれだけなんですよ。
他に、肩こりがひどい、首の骨が曲がる、背中がこる、見た目に問題あり・・・・
人によって症状が様々ですが、いくつか問題はあると思います。
一番は、見た目ですね。
やはり、首が曲がっていたら、気になりますもの。
初対面の人に鞭打ちだと思われたり、馬鹿にされたり(しょっちゅうあった)、心配されたり(これはあまりなかったかな・・)、それなりに悩んできました。
人と違うと、それを嫌ったり、珍しがったり、する人はよくいます。
僕としては、首が曲がって若干ななめになっていたために、人生をななめから見ることができました。
人とは違う視点で考えられたと思います。
だからと言って、僕がそんなに特別だとか不幸だとか、そういうわけでもないんですけどね。
どこかに障害を持った心境は、その人にしかわからないように、僕も僕なりに学ぶ部分があったってことですね。
首が曲がっている人もそんなにたくさんいるわけでもないですし!!
ちょっとわかりやすく有名人の例をあげると、マラソンの谷口選手(わかるかな?)も、僕と同じように斜頸でした。「こけちゃいました。。」で有名なマラソンランナーですよ。
右の人が谷口選手。この写真だとわかりづらい・・・・
現在は、手術も終えて、無事退院し、リハビリしながら過ごす毎日です。
手術で切断した筋肉の再癒着を防ぐためと首の矯正(今まで曲がっていたので矯正しないとね)のために首にごつめのコルセットを巻いておりますです。
これです。かなり首に汗をかきます。
おかげて首が細くなりました。首やせしたい方にはおすすめです。本当にやせますよ。
生活には多少不便ですが・・・・
以上少しわかりづらいと思いますが、僕の入院とその病気の説明でした。
入院とか、手術とかいうと、たいそうに聞こえますが実際は手術も30分くらいでしたし、首にごついの巻いているくらいで生活にもそこまで不便ではないので、病気も治せていいことづくめです。
まだ当分の間は、このコルセットを巻きながらリハビリしながらの生活になりますが、そのへんの心境も含めて斜頸という病気についてブログしていこうと思います。
なんにせよ、再スタートできてよかった!!!
いや~、ブログって楽しいですね。
さいなら、さいなら、さいなら、さいなら・・・・・
以下は筋性斜頸について、他のサイトからの引用になります。
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筋性斜頸
症状
首を左右いずれかへかしげたまま、あるいは首・顔を向けたままになってしまう状態を傾斜といい、筋性傾斜は、ほとんど赤ちゃんに起こります。顔を向けているのとは反対側の首筋に触れてみると、親指の頭ほどの大きさのしこりができているのがわかります。片側だけを向いて寝ていると、いつも下になっているほうの後頭部が平らになったり、顔の形が左右で違ったりしてきます。
原因
胸鎖乳突筋といって、耳のうち後ろから鎖骨へ伸びている筋肉があり、そこに引きつられるような収縮が起こり正しく伸びない状態になると、首が筋肉に引っ張られて曲がってしまうのです。
先天的にその筋肉が弱いとか、子宮の内にいるときの姿勢に問題があったとか、さかごや初産に多い難産で出産時に首を強く引っ張られた、などの原因が考えられます。
骨性斜頸 首の骨のどれかが左右対称でないため傾きが生じます。
炎症性斜頸 かぜ・リウマチなどで喉に炎症が起こったとき、首の筋肉が緊張・収縮するもの
痙性斜頸 脳や神経の異常が原因で起こるもの
眼性斜頸 斜視など目が原因で起こるもの
耳性斜頸 内耳の病気など耳が原因で起こるもの
診断・治療
症状から判断できます。筋性斜頸のほとんどは、1~2歳までに自然に治るといわれています。
普段向けているのとは反対の方へ首が向くようにしてあげれば良いわけです。親が手で首を曲げても効果はなく、赤ちゃんが自分から曲げるように工夫してみてください。授乳のときは反対側から与えるとか、抱き方・あやし方の工夫に加えドーナツ型の枕をあてがうことも効果的です。こうした処置を行っても効果がなければ、首を固定したり、牽引したりする器具を用いて治療を行います。その場合はこれらの矯正を行ってもなお治療しきれないことが多いため、1歳半をメドに、手術して腱を切って動きの余裕を与えてやる必要があります。