ダイワ RSー300 故障・修理

再開局からかれこれ4年以上使い続けた電源 ダイワ RSー300が最近よくダウンするが
直ぐに立ち直る症状が時々出ていたが、昨日ついに出力がなくなった。

RSー300はトランスタイプの電源で軽量なスイッチング電源が主流となった現在では貴重品。
新しいのを購入するのは先月から余分な出費が多く痛手なので修理することにした。

状態は電源パイロットランプは点灯するが、電圧はNullでケースを開けるとブリッジ・ダイオード交流側に絶縁被覆をかぶせたリード線が両側に残っているのが確認でき何かが焼失した感じ。その他は埃をかぶっている程度。

予備知識入手の為ネット検索するとこの機種は、制御基板上のVRの劣化で出力がNullになる記事が散見できる。

該当するVRを数回まわしてみるが全く変化無し。

仕方なく初めからチック開始

1.電源トランスの出力→21VでOK

2.ブリッジ・ダイオード→アナログDCレンジでマイナス側に指針?
    この時点でほぼ原因が特定できた。ブリッジ・ダイオードの破損だろう。
    但なぜこのブリッジ・ダイオードが壊れたのであろうかが分からない。
    放熱不良?オーバーロード?また焼け落ちたものは何だったのだろう?
    交流側に入れるならコンデンサーであろうが。なにぶん回路図がないので何とも
    いえない。
    いろいろ探していると幸いネット上に回路図があり確認すると焼け落ちたものは

  セラミックコンデンサでした。(103)場所を変えてトランス側に装着しました。
    
 3.取り外したブリッジ・ダイオードのダブルチェックを行う。
    取り外したブリッジ・ダイオードをテスターで8方向の導通状態をチェックします。
    結果破損していることが確認できました。


    (さすがメーカー製。端子を挿入した上に半田付けしてあるため引っ張っても抜け ない訳だ。仕方なく切断し新しい端子を圧着。)

4.手持ちのブリッジ・ダイオードに交換
    出力チェック行う。DC側出力電圧が25V弱確認できる。                
    
5.組み込みを行い動作確認


   

 

正常に出力があり負荷をかけても電圧降下のないことを確認し終了です。

(TS-2000S 14MHz 100Wで送信中)

(ちょっと無理してTS-2000S 14MHz 100WプラスFT-920 7MHz100Wで送信中)

37Aまで流れています。

今回は簡単な故障ですみラッキーでした。
何より余分な出費が発生しなかったのがこの上ない喜びです。

それでは GOOD LUCK AND GOOD DX!