結婚を機に家を建て替えて同居する話が持ち上がりました。
今から32年前の話です。
姑が人工透析をしていたので、
同居して私が家事全般を受け持つことになっていました。
新居の間取りを決める時に、
それぞれの希望を出し合いました。
書斎が欲しいとか、
お風呂場を広くしてほしいとか、
2間続きの和室で仏間と床の間とか、
ミニキッチンをつけるとか、
トイレは1階と2階、
子供部屋2部屋とか、
新しい家への夢がたくさん出されました。
そしてキッチンです。
私が使う時間が長くなるのは明らかで、
当時流行っていた、カウンターキッチンに絶対したかった。
そしてシステムキッチンにして、
すっきりとトータルコーディネイトしたいなぁ～
という希望でした。
だけれども、姑が使っていた大きな食器棚がありました。
「これまだ使えるよね～」の一言で、
私のシステムキッチンの夢が、Ω＼ζ°)ﾁｰﾝと。。。
当時はまだウブでしたからね（笑）
そしてキッチンにドン！と存在する、
昭和な食器棚の使いにくいったら。。。
あの時思い切って、
システムキッチンの作り付けの食器棚にしたい！
って、なぜ言わなかったのかが悔やまれました。
それから10年経ち20年経ち。。。
子育てに悩殺されてた時期、
教育費にお金がかかった時期、
私の仕事が忙しくなった時期、
食器棚の事は、後回しになっていました。
そして30年の月日が経ってようやくです。
姑の遺した食器棚をようやく手放すことが出来ました。
そして、私が言いたい事を言えなかったことも手放しました。
姑、天国で笑ってるだろうな～
業者さんが、新しいのと引き換えに、
持って帰って下さるので、前夜には「感謝の塩」でお清めをして、
「いままでありがとう」と言って持って行ってもらいました。
モノにも心が宿ると信じているので、
滑稽かもしれませんが私の儀式なんです^^
新しい食器棚は、パモウナというメーカーのもの。
ネットで調べまくって、そして家具屋さんで現物も見て決めました。
食器も断捨離して、お気に入りのものだけにしようと思います。
厳選したお気に入りのモノだけの生活っていいですね！
