ご縁があって奈良の盛和塾にオブザーバーとして参加させていただきました。
盛和塾とは京セラ創業者の稲盛和夫さんが立ち上げられた経営者のための塾です。
若手経営者の勉強会、「盛和塾(せいわじゅく)」には、現在14,000名を超える経営者が集まっています。盛和塾は、1983年に京都の若い経営者たちからの「経営とは何かを教えてほしい」という熱心な要望から始まりました。最初は、稲盛と少人数で始まりましたが、多くの人たちにこのような機会を与えるべきだという塾生の自発的活動により、盛和塾の輪は広がっています。開塾以来、30年余りの歳月が流れた現在では、国内56塾、海外48塾という規模に拡大しています。(2019年6月現在)
私が起業してしばらくたった頃、稲盛さんの生き方という本に出会いました。
生き方
1,836円
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「経営のカリスマ」が、その成功の礎となった「人生哲学」をあますところなく語りつくした一冊で、
夢をどう描き、どう実現していくか? 人間としてもっとも大切なこととは何か?
経営者でなくとも、人生の指針を見出すことが出来る「必読して欲しい良書」の中の1冊です。
その内容に大きく感銘を受けた私は、まだよちよち歩きの起業家ながら、
大きな志を抱こう!と、「経営の12か条」を常に心に留めていました。
経営の12カ条についてはこちらの記事をご覧ください。
盛和塾も気にはなってはいたのだけど、まだまだ個人事業主の域を出ない私でしたし、
「まだまだ経営者の集まりになんて行けないわ」と思っていました。
それから、ビジネスも軌道に乗り、法人化して会社経営者となりました。
従業員を雇わない主義の一人経営ではあるものの、弊社はおかげさまで7期目です。
それがなんと!高校の後輩であり同じ中井塾生でもある今井知加さんのご縁でおかげで参加できることに!
社長とういう肩書は便宜上のようなものであまり意識してなかったし、
どちらかというと、「先生」とか「塾長」と呼ばれることが多かったので、
「蔦田社長!」と呼ばれるこの集まりは、気持ちが引き締まります。
出席される方々も、様々な業種の経営者さんたちばかり。
しかも稲盛フィロソフィと言われる、京セラを発展させた経営哲学を、
学びたいと集まっておられるので、「志」が同じという安心感もあります。
初めての場はとても緊張するのですが、今井知加さんの、
素晴らしいアテンドで、すぐ打ち解ける事が出来ました。
↑そうそうたるメンバーさんの中での自己紹介。緊張しています(^^;
稲盛塾長をビデオ配信では、いきなり涙が。。。
私が尊敬する女性の佐藤初女さんの講演会の時と同じ感覚。
もう、存在だけでオーラがすごすぎて圧倒されます。
一言一言の重みが、心に響きます。
それは、机上では学ぶことが出来ない、
逆境を乗り越えて来た経験・体験があるからこそ!
人として正しい事を正しいままに貫くということを実践されてきた結果です。
私たちは自分の人生を素晴らしいものにすることもできるし、
反対に壊す事にもなることがあります。
思いもよらぬ障害や困難に遭遇した時、
どちらの道を選ぶか!?は、自分自身の考え方です。
その考え方の基礎を、同じ志を持つ経営者さんたちと、
学び磨きあえる場がまた一つ見つかりました。
ただ、残念なことに、塾長の稲盛さんのご意向で、
盛和塾は今年いっぱいをもって解散・活動終了ということなのです。
その発表についてはこちらで読むことが出来ます。
この発表を知ってとても残念だったし、もっと早くから参加すればよかったと、
後悔したのは言うまでもありません。
だけど、盛和塾に集っておられる方々と知り合いになれたということだけでも、
これからの(株)アバンダンスにとっても大きな収穫です。
起業したての頃は自分のことだけで良かったですが、
会社経営となると、1人社長とはいえ、難題が押し寄せて来ます。
自分軸をぶらすことがないように、確認作業が必要となります。
そのために学ぶ場を作っておくということがとても重要です。
中井塾でも盛和塾でも人としての正しい生き方、
人生とビジネスの両方で成功する哲学を学びたいです。