お正月に引いたおみくじ。
そこに書いてあった一文字が「美」でした。
きれい、華やか、整っている。
昔の私なら、きっとそんなイメージしか
持たなかったと思います。
でも、60代になった今の私は、
「美」という字を見た瞬間、
なぜか胸の奥がじんわり温かくなりました。
あぁ、私にとっての“美しさ”って、
もう外側の話じゃないな、って。
私が思う「美しい心」とは
私が感じる心の美しさは、
強さでも、正しさでも、完璧さでもありません。
むしろその逆で、
・迷っている自分を認められること
・弱さを隠さずにいられること
・うまくいかない時に、人のせいにしないこと
・誰かの幸せを、心から「よかったね」と思えること
そんな在り方に、私は「美」を感じます。
うまくいかない自分を、責めなくなったとき
昔の私は、
できない自分が大嫌いでした。
人より進んでいないと不安で、
成果が出ないと価値がない気がして、
いつもどこかで、誰かと比べていました。
でも今は、
立ち止まる自分も、迷う自分も、
「それでもいいや」って
思えるようになりました。
うまく言葉にできない感情も、
モヤっとした違和感も、
焦りも、怖さも。
それをなかったことにしないで、
「そう感じてるんやね」って
自分に声をかけられるようになりました。
私は、ここにこそ
“私らしい心の美しさ”がある気がしています。
誰かを変えるより、自分を整える
起業して、組織に関わって、人と関わって。
たくさんの現場を見てきて、
今ははっきり思います。
本当に美しい人は、
人をコントロールしようとしない。
正しさを振りかざさない。
上に立とうとしない。
分からせようとしない。
その代わりに、
自分の心を整え続けている人。
自分の恐れも、欲も、弱さも引き受けて、
それでもなお、人を信じようとする人。
私は、そんな在り方に惹かれます。
私は「美」を仕事にしているのかもしれない
ふと気づいたんです。
私がやってきたことって、
売上を上げることでも、
仕組みを作ることでも、
肩書きをつくることでもなくて、
本当はずっと、
「自分の人生を、美しく生き直す人を増やす」
そのお手伝いだったんじゃないかなって。
過去がどうであれ。
年齢がいくつであれ。
失敗がどれだけあっても。
もう一度、自分を信じてみようとする姿。
本音で生きようとする姿。
幸せを諦めない姿。
それは全部、とても静かで、強くて、
美しい。
おみくじの「美」は、私への問いだった
「あなたは、どんな美しさを生きますか?」
たぶん、あのおみくじの一文字は、
そう問いかけてきている気がします。
私は、
キラキラした成功よりも、
ブレながらでも、自分に嘘をつかない生き方を選びたい。
強く見せるより、
感じることを大事にする人でいたい。
正解を語る人より、
希望を灯せる人でありたい。
それが今の私の思う、
「私らしい心の美しさ」です。
もしよければ、最後に一言だけ。
あなたにとっての「美」は、
どんな心の在り方でしょうか。
答えはきっと、
誰かの中にあるものじゃなく、
あなたの人生の中に、もうすでにあるはずです。




