出雲わら入り半紙 すべてはここからはじまりました。
すべてはここからはじまりました…。
外谷製紙は、明治32年創業。わら半紙ひと筋で一世紀続いた会社です。
当時、深刻な問題となっていたのが農家の次男三男の雇用対策で、弊社は、そのために組織された法人でした。
松平家の松江藩時代、出雲地方の半紙は、朝鮮人参と並ぶ特産品でした。
明治10年ごろ、稲わらや麦わらを利用して価格を抑えた半紙が出雲地方で作られるようになりました。
手漉き製造から工業的生産のため、昭和38年から機械漉き製造へシフトしましたが、稲わらを釜で煮て繊維を取出し、半紙の主原料とする抄紙方法は、当時の手法をそのまま継承しています。
国内の機械漉き半紙メーカーは、手軽に溶解できるパルプのみを主原料にしていますが、わらを一から原料加工して大規模にわら半紙を製造しているメーカーはほとんどありません。
弊社の定番商品である書道用出雲わら半紙「八重雲」 は、
全国の書道教室・学校・卸売業者様・小売店様などでご利用、お取扱いいただいております。
※「八重雲(やえぐも)」という商品銘柄は、
弊社がオリジナル商品名として記載いたしております。卸売業者様・小売店様によっては、別商品銘柄にて販売されている場合もございます。
ご用命の際は「外谷製紙(とやせいし)の出雲わら半紙。」とお申し付けいただきますようお願いいたします。
藁(わら)。…稲の稈部(かんぶ)で、ケイ酸を含む強い繊維質が古来、衣食住の中で幅広く利用されてきた。最後は朽ち果てるが、それすらも肥料として役に立った、日本が誇る天然素材。
藁を紙に使い始めたのは奈良時代といわれ『正倉院文書』に藁葉紙、波和良紙といった名前が見える。写経の紙を分析した際も藁が析出している。
ゼオライト入り和紙
マスコミ報道によると、福島第1原発事故で、海中の放射性物質が拡散するのを防ぐため、、「ゼオライト」を取水口付近に投入したとの事。
「ゼオライト」は、1979年の米スリーマイル島原発事故でも汚染水の除染に使われた。微細な穴を多数持ち、1キロ当たり、放射性セシウム6グラムを吸着することが、東電が海中で実施した試験で確認されています。
(ゼオライト鉱石と粉末パウダー)
天然多孔石(たこうせき)「ゼオライト」とは、北海道・東北、西日本では島根県から多く産出される鉱石です。
脱臭・除湿効果にすぐれ、有毒ガスも吸着し、銅イオンの力で抗菌作用を持ち、ダイオキシンなどの有害な化合物を分解除去するという、まさに一石五鳥のスーパーストーンです。
特に島根県の粉砕加工技術は、島根県産瓦(石州瓦)の表面に塗る釉薬(ゆうやく)に粉砕した鉱石が使用されるため、粒度の細かさや均一性など全国トップレベルといわれています。
この地の利を生かし、弊社でも20年ほど前から産学一体となり、「ゼオライト」を和紙にすき込み、商品化する研究を続けています。
この多孔石「ゼオライト」が和紙と合体することで、和紙が本来持っている効果をさらにアップさせることになります。
現在弊社では様々な「ゼオライト」入り機能和紙商品を生産しております。
今後もお客様のニーズに合った商品を製造していきます。
受注生産・OEMなども承っておりますので、お気軽にご相談ください。