こんばんは、恩田勉です。
今週から関東は、中山から東京へ開催替わり。
舞台は小回りで直線の短い中山から、広い直線の長い東京に替わります。
当然、馬券戦術もその辺を十分考慮して臨まなければなりません。



中山開催では、芝に関していえば、インで脚を貯めた馬や行って粘る馬の活躍が目立ちました。
荒れて内外共に傷んでいるため外を回した馬は伸びず、差して来る馬もインを突いた馬しか伸びてこれませんでした。
レースの序盤で好位を取りにくいコース形態で、外枠の馬がインにもぐり込めない千二や千六で特にその傾向が目立ちます。
その結果2週間で8枠が一度しか連に絡みませんでした。

対して東京はどうでしょう?
レース前半の位置取りは中山に比べれば穏やかで、馬群もバラケやすい。
外枠でもそれほどハンデを背負うことにはならないでしょう。
が、問題は外差しが効くかどうか?
雨は降らなくてもこの時期は下が柔らかい。
中山同様に内外共に悪ければ、やはりインを通る馬が有利になる。
この辺りも一週目の競馬で見ておかなければならない大切な処ですね。

ダートはパサパサの乾いたコンディションが続き、差し追い込みが決まらなかったですが、今度は直線の長いコース。
例年通り差し馬が台頭することになるでしょう。
乾いたダートは変わらないですが、砂が浅い点は追い込みやすく、ある程度時計の裏づけも必要になります。



京都。
こちらは二開催連続の二開催目が始まります。
先週までの傾向は中山と全く同様。
インを突く馬が圧倒的有利で、外差しは効きませんでした。

ただし、こちらは連続開催。
ソロソロ外差しが決まる時期でもあり、土曜の競馬を見ながら日曜の「京都牝特」の参考にしたいところ。

ダートは先週の「平安S」が、ハイペースにも拘わらず過去十年のワースト時計決着となりました。
やはり時計がかかり、パワー型先行馬が有利です。


小倉。
こちらの芝に関しては内の痛みが激しく、すでに外差し競馬になっています。
外枠有利の競馬が、この先も更に展開される可能性が高いですね。

とはいえ、あまりにも傷んで内外の差が大きくなると、朝ローラーをかけて踏み固めるときがあります。
午前中だけインが走りやすく、午後はいつも通り外が伸びるなどという現象。
ローカル競馬で頻繁に見られるケースですので、この点は十分に注意しておきたいですね。

この辺の現象は、レースをつぶさに見ていると分かります。
怠けず、めんどくさがらず、是非注意したい点です(笑)
ジックリ観戦して、馬券作戦に生かして貰いたいと思います。



元『勝馬』大森照男、コラムニスト河辺ひろし、先週2重賞3連単パーフェクト的中!
競馬道、データ班は平安S的中!

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