こんにちは、恩田勉です。
本日は恒例、土曜日の『恩田の特別』をご披露。
重賞本命馬も記そうかと考えましたが、レース自体が日曜日であるため明日へ回します。
ご了承を。

代わりに、開幕となる小倉開催の進んだ中山、京都の馬場状態注意点について詳細解説いたします。

まずは、馬場状態解説から。




■小倉

今週から小倉開催が始まる。
中京競馬場の改築工事に伴い、一週間おいてまた一開催。
計二開催のロングだ。

一ヶ月前まで使われており、冬場ということもあり暮の状態を引きずる可能性が大。
傾向を探ってみよう。

ダート戦は、小回りだけにいつものセオリー。
強力な先行馬は有利。
内枠有利は千七ダートに限り変わらない。

使って来ると荒れ馬場となり、顕著な傾向が現れてくるのは芝コース。
特に道中コースを変えられない一本調子の千二に、傾向が強く出ている。

当然、内の方が痛みが激しいが、中距離以上は脚があれば比較的馬場の良い部分を選んで走れる。
千二ではそんな余裕はなく、モロに枠順の有利不利が出て来る傾向にある。
そこで前開催最終週の芝千二戦に注目してみた。

千二(フル18頭)17鞍中8枠絡みが3鞍ある。
外枠同士の7-8、8-8の目も出ており、外の先行馬は×
外の差し馬が狙いとハッキリ出ている。

開催が進むに連れて、更にこの傾向が強くなると思われるので頭に入れて置きたい。
迷ったときは外枠の差し馬。
内が止まり、差しが決まる。
暮の状態を持続すると思われるので、よくよく注意が必要だ。



■中山、京都

小倉と全く正反対なのが中山、京都の芝コースの傾向。
レースを見ながら感じるのは、こちらは馬場が水分を含み内外均等に荒れているということ。
噛み砕いて記すなら、内が伸びるのではなく、外が伸びない馬場状態といえる。

驚くことに、中山三週目に芝コースで行われたレースを見ると、10鞍中8枠絡みは一度もない。
その代わり1枠絡みが6鞍あり、更に3枠以内の絡みは実に9鞍!
圧倒的イン有利を示したのは驚きです。

これはコース設定の千二、千六など元々インが有利なコース形態のせいも大きいが、それにしてもこの傾向を馬券戦術に生かさない手はない。
最終週もこの傾向は続くだろう。

一方の京都。
こちらは先週行われた芝コース全8鞍中、こちらも8枠絡みは一度もない。
5鞍が3枠以内での連絡みと、中山と全く同じ傾向だ。
こちらは暮に一開催休んでいるので、先行有利のコース形態であるのは推測出来る。
が、それでも8枠が一度も絡まないのは異常。
中山同様、外差しが決まらない馬場というのはハッキリしている。

関東は来週から東京に替わり、また傾向は全く違ってくる。
京都も使いながら内が傷み、いずれ外差しが決まる時期が来るが、とりあえず先週の傾向が今週も続くと思われる。

ダートに関しては、年明けから殆んど降雨がない。
乾いたパサパサのパワー優先、時計が掛かる馬場状態が続いている。

芝コースほどに偏った傾向は出ていないものの、やはりパワー優先の先行馬の活躍が目につく。
上がりが掛かっても、差しが決まらないのだ。

馬場状態で、持ち時計はなくても先に行ける大型馬に波乱演出の資格がある。
脚質の定まらない明け3歳や新馬は別として、古馬条件戦の傾向としては頭に入れておきたい点だ。
それと仕上がり状態が芝レースに比べてモロに出るダート戦は、やはり順調に使われている組が有利。
余程力が違わない限り、稽古で絞りにくいこの時期に使っている馬が有利なのは当然。
その点も馬券に生かしたいところだ。




みなさん、上記解説をお忘れなきよう!

次は『恩田の特別』です。




■中山9R  菜の花賞  芝1600m
牝馬限定の一勝馬の戦い。
トリッキーな中山マイル戦でガンガン飛ばす馬が見当たらず、スローから上がりの競馬になる予感。
サイレントソニックの人気だろうが、ここはマヒナの切れ味に期待する。
前走は出遅れながらも直一気。
上がり34秒台の脚で差し切っている。
充実一途。

◎マヒナ
○ヤマノラヴ
▲サイレントソニック
☆アカンサス
△デラコリーナ
△ツクババレー
△マイネソルシエール



■中山10R  東雲賞  芝2000m
実力伯仲、展開一つでガラッと着順が変わるメンバーで難解。
思い切ってユメノトキメキに期待したい。
昇級戦の前走は窮屈になって脚を余しての1馬身差。
しかし、昇級戦としてはメドの立つ内容だった。
キャリア浅く伸びシロも期待でき、資格十分。

◎ユメノトキメキ
○マイネルグート
▲ネコパンチ
☆エーブチェアマン
△グリッドマトリクス
△マコトギャラクシー
△トウショウデザート



■中山11R  アレキサンドライトS  ダ1800m
タガノジンガロはダート9戦全て連対。
連勝の2戦も余裕十分に好時計勝ちで、準オープンでも即通用の器。
初コースでも好位につける脚があり不安はない。
6戦連続2着の後の3連勝に期待。

◎タガノジンガロ
○サイオン
▲リバプールサウンド
☆マエストラーレ
△プレシャスジェムズ
△ヒラボクワイルド
△バルーン



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『勝馬』TMでグリーンチャンネルのパドック解説も担当した大森照男 がコラム執筆。
重賞予想 にも参加していますので、是非ともご参照ください。


みなさん、ご健闘を!


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