夏が暑かったことと、台風の上陸しなかったので、今年の秋は近年まれにみる素晴らしい紅葉でした。

9月2日、宮崎ではバスケットボールワールドカップのテレビ放送が無かったので、えびの高原まで行き、車中でテレビ観戦して、翌日、韓国岳に朝駆けというプラン。しかし、試合終了の頃から雨が降り出し、登山開始予定時刻になっても天気が回復しなかったので、登山は断念し帰宅しました。


9月9日、昼過ぎに自宅を出発し、鰐塚山山頂から登山道を下りながらキバナノホトトギスの花探し。初めて見ましたが、鮮やかな黄色で花も大きくて、すぐに見つけることができました。
オオマルバノテンニンソウ(見返り草)はまだまだ蕾。わずかに気の早い蕾が咲きかけている程度。鰐塚山山頂は色んな花や虫が観察できてなかなか楽しい。



9月17日、事前に殻付き落花生を購入し、初めて金峰山へ。13時半に登山口をスタート、登りの間と山頂ではヤマガラに会えませんでしたが、下山途中で会うことができました。次はもっと涼しい時期に会いましょう。



9月17日、金峰山下山後、汗かいた格好のまま夕陽を求めて一ノ峯へ。
一ノ峯へ向かう途中までは晴天だったのですが、ピーク手前からガスが掛かりだしまして…。それでも一ノ峯はマツムシソウのお花畑が見事でした。
一ノ峯・二ノ峯に掛かっていたガスは流れ去りましたが、空には雲があり夕陽は見れず。汗と草の滴に濡れながら下山。



9月23日、晴天を求めて阿蘇へ。この日は昼から軽く汗をかく程度の散策。まだ登ったことのない清栄山へ。せっかくなので高森殿の杉の駐車場に車を停めて、杉も眺めて歩いて山頂まで。ついでに宮地嶽まで足を延ばしてみました。
下山後は、翌日の朝駆けに向けて、温泉で汗を流して、赤牛丼を食べて、車中泊。



9月24日、AM2時に起きると山頂付近にはガスが掛かっていましたが、星空が見えていたので、3時に仙酔峡登山口から高岳に向けて登山開始。序盤はススキの藪こぎ、その後は岩場の急登、汗を掻かないよう、バランスを崩さないよう、ゆっくり登っていると空が白んできたので、終盤は急ぎ足。5時に山頂に到着。高岳山頂で御来光を拝もうと思ってましたが、東峰の方がキレイに見えるのではと思い、駆け足で移動。日の出時刻は6時5分、だいぶ遅くなりました。東風でガスが湧き上がってくる状況でしたが、良い眺めでした。

阿蘇高岳東峰から月見小屋を通って中岳へ。秋晴れで見通しが良い。足元に気をつけて仙酔峡ロープウェイ跡方向へ。仙酔峡ロープウェイ火口東駅跡のすぐ近くの楢尾岳に立ち寄ってから駐車場へ。下る途中、バカ尾根を登る人のシルエットが見え、励まし合う声も聞こえました。
帰路は、いつものように睡魔との闘い。道の駅やSAで休憩をとりながら昼過ぎには無事帰宅。



荒平山森林公園の第2駐車場の近くから見晴らしが良くなっていると聞いて、9月30日、夕方に歩いてきました。第2駐車場に車を駐めて、第1駐車場まで舗装道を歩き、そこから山頂、山頂〜第2駐車場の中間辺りから杉が伐採されて絶景に。次回はもっと見通しが良い日か夜に来てみよう。



10月7日、今年も矢岳に見返り草を見に行ってきました。山頂付近は満開のピークを少し過ぎた感じでしたが、なかなか見事でした。白花も4つ(2箇所)見つけました。突然変異なのか別種なのか…。花畑では虫たちも大忙し。スズメバチともちょいちょい会いました。天気は下り坂。矢岳だけ登って早めの下山。
登山口の木には見たことのないカメムシが。調べると熱帯〜亜熱帯に住むアカギカメムシ、もともと九州にはいなかったらしい。温暖化の影響でしょうか…
翌日の霧島登山マラソン、着々と準備が進んでました。



夏休みに予定していた剣山と石鎚山への一人旅が仕事で行けなかったので、今回、残っていた夏季休暇も使って10月14~16日で行ってきました。
まずは剣山登山口のある見ノ越(徳島県三次市東祖谷)へ。初日は移動のみ。8時前に自宅を出て、到着したのは19時。おまけに現地はでした。
雨は日が変わる頃に止みましたが、霧に覆われた見ノ越の登山口を10月15日3時45分にスタート。5時15分に山頂に着きましたが、強風と白の世界…。山頂周辺をウロウロして日の出時間まで粘りましたが、ガスは無くならないので、諦めて次郎笈に向かおうとしたところ、オレンジの光が差してきたので、急いで山頂に逆戻り。剣山山頂でガス越しの御来光を眺めた後は、気持ち良く次郎笈までの稜線歩き。次郎笈山頂でもガスが無くなるのを期待してしばらく待ちましたが、下山後、石鎚山登山口までの移動があることから、諦めて下山へ。どんどん天気が良くなってくる次郎笈と剣山を振り返り眺めながら9時40分に下山。駐車場は満車。
この日もこれから、石鎚山の登山口までロングドライブです。



10月15日10時に剣山登山口を出発し、石鎚山登山口までの移動。狭くてカーブが続く道を延々運転。途中、アウトドアビレッジ本山で入浴休憩。その後の道も狭くて離合で何度もバックしたり…、石鎚山登山口の土小屋に着いたのは17時前でした。
10月16日、この日は満天の星空の下、3時に土小屋の登山口をスタート。気温は6℃。山頂で寒くないように、早く着きすぎないように、なだらかなコースをゆっくり歩きました。山頂手前では霜が降りていました。5時15分に山頂に着きましたが、既にカメラを構えた登山者で並んでいて(平日なのに…)、なんとか間に入れさせてもらいました。6時6分石鎚山弥山での御来光、素晴らしい景色。日の出後しばらくすると、ガスが増えてきて紅葉が見えなくなったので、取り急ぎヤセ尾根を天狗岳へ。天狗岳では全く景色が見えず、オヤツを食べたり南尖峰に行ったりして8時まで(1時間)、弥山でさらに8時半まで粘りましたが、ガスは晴れず…。帰りのフェリーの時間があるので、8時半に下山開始。今回は暗い時間の登山だったので、鎖場は通らず。ガスが晴れないまま10時過ぎに登山口に到着。
石鎚山下山後の帰路は石鎚スカイライン。そこからガスが晴れた石鎚山が見えました。下山後に天気が良くなるアルアル。早く帰って布団で寝たくて、予定より早い便のフェリーに乗り込みました。
ハードでしたが充実した3日間でした。



10月22日、今まで何度も登っていた大船山は、翌日のことを考えて朝駆けでしたが、今回はキレイな紅葉を見たくて、午後に登ることにしました。
この時期は非常に混雑するので、車が置けるように吉部から11時半に駐車場に着くと一番遠い所がかろうじて空いている状態。11時50分に駐車場をスタート、大船山からの下山者との離合を避けるため、大船林道から坊ガツルをショートカットして大戸越、14時30分に北大船山に到着。人がほとんどこない北大船山からしばらく景色を眺めた後、段原からは下山の人と離合しながら15時過ぎに大船山山頂到着。段原から先の紅葉はすごいことになっていた! まさに錦の絨毯。かなり人が少なくなった山頂で景色を眺めた後、御池へ。御池の紅葉も見頃、でも夕方前ということで人が少なく、静かに景色を楽しむことができました。再び山頂に戻ると、太陽が西に傾いたことで、さらに紅葉の赤色が増していました。あと、九州では有名な登山家(インスタグラマー)さんとお話しすることもできました。このまま夕陽を眺めたいところでしたが、16時を過ぎたので下山開始。翌日仕事なので、大船山を早足で下山。坊ガツル湿原を過ぎてからの森の中〜吉部まではヘッドライト使用。登山口の駐車場に着いたのは18時過ぎ。帰宅して寝たのは日が変わった1時でした。



10月29日、2週連続でくじゅうへ紅葉狩り。1時に自宅を出発、5時に赤川登山口着。ラグビーワールドカップ決勝を観ながら準備をし、試合終了と同時に登山開始。3年前に同じコースを歩いた時は、扇ヶ鼻山頂手前の標高1500m付近は見事な紅葉だったのですが、今回はほとんど散っていました。さらに、麓では良い天気だったのですが、山頂付近には雲が掛かり、かなり寒い…。時折ガスが掛かる中、扇ヶ鼻→星生山→御池→避難小屋→久住山とのんびり歩き、今回同行したトレランの同僚は天狗ヶ城・中岳・稲星山・白口岳にも足を延ばしてました。久住山山頂から赤川登山口までは、下るほど紅葉が良い感じに。久住山山頂から赤川方面に下るほど、赤や黄の葉が多くなり、陽も射すようになって、結局登山口近くが1番紅葉がキレイでした。



10月31日、コロナワクチン接種後の軽い散歩に大浪池へ。14時、大浪池登山口の駐車スペースは満車でした。
紅葉は見頃で、登山道沿いにはキッコウハグマがたくさん咲いていました。15時前から大浪池火口縁を時計回りに、途中雲待ちしたりしながら、のんびり散策。陽が傾くに連れて火口壁の紅みが増してくる。すっかり人が減った中、紅葉を満喫して、17時過ぎに下山。



11月3日、紅葉狩りで混雑しているのを覚悟して、えびの高原へ。
六観音御池の紅葉がキレイに見える昼下がりのタイミングを狙って行くと案の定、駐車場は満車。早出の車が出た場所に駐めて、白紫池→六観音御池→白鳥山→二湖パノラマ展望台とウォーキング。後半は雲が増えて陽が陰りましたが、快適な散策でした。



11月15日は休暇を取って、今まで歩いたことのないコースを探検。
えびの高原から栗野岳の見晴台に着くまでは展望のきかない森の中を2時間ほど歩きます…。栗野岳に登るのもかなり久しぶり。山頂はパッとしないですが、見晴台のほか2箇所の展望所は景色が良くてくつろげます。栗野岳で景色を眺めながらしばらく休憩して、復路の森の中へ。最後はなかなかの急坂を登ってえびの岳へ。ここで夕陽を眺めようかと思いましたが、翌日仕事なので、そのまま帰路へ。



11月18日、霧島連山は初冠雪。ただかなりの強風だったので、11月19日に朝駆けで高千穂峰に登ってきました。
高千穂河原駐車場に着くと車は1台も無し。貸切状態で4時に登山開始。ガレ場手前でアナグマくんと遭遇、目があって固まってました。高千穂河原では風は穏やかだったのですが、ガレ場に出ると風が強くなり、御鉢の馬の背からは身体が持っていかれそうなほどの強風。山頂に近付くにつれて雪も多くなり、11月とは思えない本格的な冬山登山&寒さ。日の出時刻前になって山頂に雲がかかってきたので、風の鳥居まで下ることで雲を避けての御来光。雪と雲のおかげで、より一層オレンジ色に包まれました。風の鳥居で朝陽を眺め、登り返した山頂は相変わらず強風で雲の中。天の逆鉾にも巨大なエビの尻尾。しばし異世界を楽しんで、穏やかな麓に向け下山開始。
高千穂峰を下山すると麓は穏やかな天気。せっかくなので霧島神宮に立ち寄りました。霧島神宮周辺のカエデも色づき始め、敷地内は見頃です。



11月23日、この日も行ったことのないコースを探検。手軽に紅葉を楽しめそうなところでリサーチして金御岳へ。夜景も良さそう。



11月25日、2週連続で高千穂峰。今回は夕駆け。日の入りが17時過ぎなのに、気が急いてしまって14時に高千穂河原をスタートしたので、スローペースで。山頂付近にはトビがたくさん舞っていました。スローペースで登ったものの、結局山頂で日の入りまで1時間半待つことに。16時を過ぎると誰もいなくなり、上着を着込んで影高千穂峰と月を眺めていました。日の入り時刻は17時10分となっていましたが、標高が高いためか5分ほど遅れて日の入り。空の色の変化、360°素晴らしい景色。今回は月が明るくて星空を楽しめないことから、17時半に下山開始。誰にも会うことなく18時20分に真っ暗な高千穂河原に到着。
高千穂河原に向かう途中、国道223号は紅葉を愛でる人と車で混み合っていたので、下山後に月明かりと通過する車のヘッドライトで紅葉を撮影してみました。



紅葉狩りで忙し秋でしたが、冬はプロ野球春季キャンプがあるのでやっぱり週末は忙しい…