二階の自宅からカミさんの声がしてきます。

 

誰かと電話で話している様子。

 

気になって二階に行ってみるも、私の姿を確認しても会話を止めません。

何やら真剣な様子で、ペンを片手に走り書きをしています。

 

 

カミさんのあまりに真剣な表情に、

「仕事でもその顔をしてくれよ。」

 

 

 

 

 

 

と思いつつもそうは言えず、整骨院へ戻ります。

 

 

あれは何だったのだろうか…。

 

 

 

気にはなっていたものの、そのうち忘れて数日が経ちました。

 

 

 

 

とある日、カミさんが

「占いとか、そういうの信じる?」

 

と聞いてきます。

 

 

 

 

私「良く言ってくれる占いは信じるよ。」

 

と答えると、

 

カミ「この前電話してたのは、友達から紹介されたマヤ占いの占い師さんだったんだよね。」

 

とのこと。

 

さらに

カミ「占いで家族のことを見てもらった」

というではありませんか。

 

 

 

ということは私のことも…?

 

 

 

マヤ占いのことは、その後調べてみたのですが、言っていることが専門的過ぎて全く理解できませんでした。

生年月日からマヤ歴を当てはめて占うらしいのですが、私には解りません。

 

解らないのですが、どうやらそのマヤ占いで先生が家族間の過去世の関係性を調べてくれたそうです。

 

例えば、長男は≪ヘビの相≫が出ている、次男は≪水の戦士の相≫…、そしてこれらの相を持った人の特徴は…、などなど。

 

その他にも、

≪長男とカミさんは相が合わないらしく子育てには苦労するかもしれない。≫

≪娘は二人の兄の間を取り持ってくれる。≫

とか、これからの家族の在り方のようなものをアドバイス?してくれたようです。

 

 

 

 

 

その中で、私と娘は過去世では一切関係がないそうです。

全く、一切の関係が無く、かすってすらいない。

何世代、遡ろうとも影も形も無い。

現世で、なんでかわからんけどいきなり会っちゃった。

とのことでした。

 

たしかに娘はチョコレートをあげないと私に近づくことは絶対にありません。

 

 

あ、当たってるーっ!!

そういうことだったのかーっ!!

どおりで懐かないわけだ…。

 

 

さらにアドバイスは多岐に渡り、非常に細かく教えてもらったようですが、その締めくくりは私に関するものでした。

 

 

マヤ先生「旦那さんが凄い相を持っています。」

 

とのこと。

 

マヤ「旦那さん…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マヤ「ブッダの相をお持ちですよっ!!!」

どどぉーーん!!

 

 

 

 

 

 

 

 

な、なんだってぇーーーっ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

マヤ「奥さん、この人とよく出会えましたね。この相は数千人に一人の素晴らしい相ですよ!旦那さん、整骨院を経営されているということでしたが、患者さんはみんな治っているんじゃないですか?固定のファンもしっかり付くと思いますよ。」

 

 

 

ですって。褒められてますねぇー。

自分で書いていて恥ずかしい気もしますが、向こうがそう言ってんだからそう書いているまでです。

 

 

それを聞いてカミさんは、

カミ「じゃあ、今患者さんが整骨院に来てくれているのは…?」

 

 

 

先生は、ほほ笑みながらゆっくりと頷き(電話なので見えませんが)

 

 

 

マヤ「…ブッダです。」

 

 

 

 

カミ「じゃあ、もしかして旦那の手のひらが物凄く熱いのも?」

(私、手のひらがやたらと熱いんです)

 

 

 

 

マヤ「…ブッダです。」

 

 

 

 

カミ「じゃあ、旦那の寝汗が尋常じゃないのも、もしかして…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マヤ「それはアルコール依存症の症状でしょうね。」

 

 

 

というようなやり取りが行われていたようです。

 

いやー、こんなに褒められたの、人生で初めてじゃないかなってくらい「凄い」「凄い」言われていたみたいです。

 

 

 

 

そうかー、

ワイ、ブッダやったんや。

 

 

 

と感慨に浸っていたのですが、

ふと気付きます。

 

 

 

 

いま、私の住んでいる町内会には約6,000件の世帯が加盟していると聞いたことがあります。

その各世帯には、一人で生活していたり、我が家のように五人家族で暮らしている人たちもいるでしょう。

なので断定はできませんが、平均して一世帯3人が住んでいると仮定しましょう。

 

と、言うことは、6,000×3という計算でこの町内会には18,000人の住民がいるものとします。

 

先ほどマヤ先生は

「数千人に一人の相」

と言いました。

 

数千人は何千人を指すのかは、これまた断定できませんが、

2,000~9,000を数千人と呼ぶはずなので(1,000人を数千人とは言わないでしょう)、

概ねの間を取って、≪数千人≫は5,000人を指すとします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうすると、だ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結構いるね。

ブッダ。

 

 

 

ひとつの町内会に3~4人いるね。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか、あんまり有難くないな。

ブッダ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもですね。

会ったこともない私のことをこんなに褒めまくってくれたのは、本当に私の人生の中でも初めてなんですよ。

それは素直に嬉しかった。

 

でも、今後もこの先生と直接お会いするつもりはありません。

 

なんでかっていうと、

こんなに褒めてくれたのに、実際の私と会ったときに

 

「あれ?なんか思ってたのと違う…。」

 

と思われたら嫌だし、そう思われるような気がするからです。

 

褒められっぱなしでいたいんですよ。

私は。

 

院長 中田

 

 

爆  笑筋肉・関節のつらい症状でお悩みの方は当院へ爆  笑

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