自分の専門性
診断士として専門性を持ったほうがいいということは
まあ、間違いないと思われます。
おいらは、流通業大手にいたし、
店舗運営責任者が長いので専門はそっち方面です。
さらにいえば、音楽業界全般に詳しいのは異色でしょう。
ただ、今メインの仕事が来ているのは、
こてこての生産業です。
最近は紹介だなんだかんだで、
工場に出向いてお話を伺うことが多くなってます。
畑違い。
それでも、やってけるのか。
結論から言うと、やりようしだいです。
結局業界関係なく、企業として共通する部分はあるわけです。
流通出身のあたしでも、財務資金繰りの悩みは聞けるわけですし、
銀行絡めて資金繰りのお手伝いくらいはできる。
特に生産業は技術一方で、営業が弱いこともある。
営業ノウハウなんてのは、結構そのまま使えたりもする。
人事労務関係の手続きの悩みだって聞けるし、
専門部分は社労士先生に橋渡しはできる。
生産の稼動分析とかレイアウトとか濃い部分も、橋渡しはできる。
でもそんな濃い部分って中小企業でも
カーナリ大きくなった企業で初めてでてくるんでない?
いろんな診断士がいていいとおもうんだ。
できなければ、できる人を紹介する。
そこで一緒に学ばせてもらえばそれでいいんだから。
まあその前提として、そういう人を知っていること、
そういう人と親しいこと、これは、大事。
1年目なんだよ、知らないこと多くて当然なんだよ。
だから現場の社長様には正直に言うからね。
若葉マークですって。
でもやれるだけやらせてくださいって。
若葉だからって急に態度変わる社長様なんて
いまんとこ一人も居ないよ。出会わないよ。
それよりも社長様から、
上から目線の診断士に出くわした過去の愚痴、
でもって何の役にもたたなかったって話。
ショッチュウ聞くよ。
コンサルタントは、時にハッタリも大事なんてことは
大学校修行時代に何度も違う講師から聞いた。
間違ってもないような気もするが、
言ったその先生にとっては、きっと経験上正しかったんでしょう。
逆においらは一度もハッタリかましたことない。
わかんねえものはわかんない、ごめんなさいってはっきり言うもん。
そのかわり、きちんと調べてきます、勉強させてくださいって言う。
よっぽどハッタリかますより、自分自身うそつかないだけ楽。
いまんところ、それで不都合はまったくない。
かといって、いつまでもそれが通じるとは思ってないからね。
そこはわきまえてます。あしからず。
自分が逆の立場だったら、知ったかハッタリは大迷惑だよ。
正直にやれよって思う。
コーディネーター的スタンス、
それって大事だよねっておいらの師匠とよく話すんだ。
できなければしかるべきできる人を紹介し
一緒に仕事する、そして一緒に勉強させてもらう。
稼ぎ方は、自由なんですよ。
別に診断士に限んなくていいんだよ。
副業したって良いんだよ。
大体まわり見て行き詰ってる診断士先生、
食えねえって言ってる診断士先生、
よくよく聞くといわゆる「診断士的な仕事」でしか、見えてないよ。
専門的に診断士だけしようと思ったら、先輩に勝てるわけないじゃん。
当ったり前だよ。
食えないことを、これまた偉そうに言うから性質が悪い。
独立してんだもん、もっと泥臭くやればいいじゃんって思う。
こうでなきゃいけないなんてものは、何一つないんだから。
診断士が食えるか食えないかって問い。
それを決めるのは、結局自分だよ。
なんかその手の話は、本当の意味で食えるか食えないか以上に
どうも他人や世間の評価にびくびくしてるような響きを感じる。
食おうと思えば、食えるよ。
食えないと思えば、食えないよ。