前回のブログでは
起立性調節障害など不登校になるお子さんの、周りの情報に対する「受信能力」の話をしました
 
 
起立性調節障害の体調不良や、学校に行きたくても行けなくなってしまうような不登校は、HSPといわれる感受性の高さに関係している
 
「脳の特性」として感受性が高くいろいろなことを敏感にキャッチしているという内容です
 

 

 

 

 
 
本来、HSPは優れた能力ですが、社会生活の中での「生きづらさ」の原因としてその能力を持て余してしまっている人はたくさんいます

 

 

しかし、HSPの特性を理解すれば、その生きづらさは減らすことができます

 

 

今日は、疲れやすかったり体調不良を起こしやすい人の中にある

「いい人でなければならないという思い込み」について、エネルギー(氣)の視点でお話ししたいと思います

 

 

 

 

 
私たち《あわーす》は、これまでに大勢の起立性調節障害や不登校のお子さんと出会ってきました
 
数多くの親御さんのカウンセリングや、自分たちの子育ての経験の中でわかったことは
 
HSPの感受性の高さを適度にコントロールするには
 

「いい人でいなければならない」という思い込みを捨てる必要があるということです

 

 

 

前回も書いたように、起立性調節障害や不登校のお子さんの多くにはHSPの特性があります
そしてその場合、お子さんに限らず親御さんもまた、同じようにHSPの特性を持っています
 
 
そもそも共感能力が高いということから、
周りの人に対する思いやがあって、心遣いができるという性格の方がほとんどで
 
 
みんな自分のことよりも、周りの人のことを氣にかけて
一生懸命人のために尽くすタイプが多く
 
 
親も子もみんな「いい人」です
 
 
 
親御さんはきっと、世の中に合わせて道徳的に生きることを求められ
小さい頃から「いい人であれ」と育てられ
親の言いつけを守って大人になってきたことでしょう
 
 
そして、子育てをするにあたっても将来「いい人」になるように、子どもをしつけて育ててきました
 
 
いい人が、いい子を育てたのに・・・ね
 
 
いったい、何がいけなかったのでしょう?
 
 
それが子どもの不登校や体調不良に、何の関係があるのでしょう?
 
 
 
 
 
にっぽん昔話とか
道徳の授業とか
みんな「いい人」になるためだった氣がするのにね・・・
 
 
「いい人でなければならない」という思い込みについて考えるとき
 
 
まず、「いい人」というのは、「何にとっていい人」なのか
そこから考える必要があります
 
 
日本人の価値観には、「みんなの和を乱してはいけない」という意識があります
 
みんなと違うことを嫌います
 
 
そのため
自分以外の他の人が何を考えているか、他の人が何を求めているかを察知しようとする
「空氣を読む」能力が強化されていきます
 
 
周りの人の中で空氣が読めて、みんなに合わせていけなければ、周りからの評価すら得られないと言っても過言ではないかもしれません
 
 
さらにみんなと違うことをしない、
「浮かない」ためには、常に周りからどう見られているかということも常に意識せざるを得ません
 
 
周りの人の様子をうかがって、空氣を読んで
みんなに合わせて自分の考え方やふるまい方を決めていく・・・
 
書いているだけで窮屈になって来ますね
  
 
でも、それが「賢い生き方」だと
常識的な大人は信じていると思います
 
 
かく言う私もそれを何の疑いもなく信じていましたし
何なら、「かしこく生きるには、どれだけ自分というものを殺し、周りに求められる自分でいるかが大切だ」くらいに思っていました
 
 
 
つまり、いい人は
大事なのは自分より周り
 
常に周りに「氣」を遣って生きているのです
 
 
 
 
氣を張っていれば、気疲れをします
 
 
学校に行くとものすごく疲れるとか、いつも「疲れた疲れた」と言っているという子は
 
肉体的な疲労だけでなく、エネルギーの消耗が起きている場合があるのです
 
 
 
生まれながらに高性能のアンテナを持っていて、周りの様々なことがキャッチできてしまううえに、さらに「いい人」でいなければならないという意識が働くので
 
クラスや自分のいる「場」全体に向けて、意識のアンテナがバリバリに立っている様な状態でいます
 
 
 
しかも、その場にいる人の人数が多ければ多いほど
 
「あっちの人はどうしているかな」
「こっちの人はどうだろう」と、氣を遣う相手が数多くなり
 
自分でも知らず知らずのうちに、無意識に氣を遣うことになります
 
 
 
広い範囲を見渡す力があるので、集団の中でリーダーシップを発揮したり、先生から頼りにされたりすることが多いのもHSPによくあることですが
 
 
残念なことに、「いい人」であればあるほどエネルギーを消耗し、バッテリー切れが起こりやすい状況になります🪫
 
 
 
その一方で
 
私は私
 
他人がどうであれ、私のやりたいようにやるし
 
なんか文句ある?!
 
というような子もいますよね
 
 
そういう人は、「自分」という一点にだけ意識が向かっているので、エネルギーの無駄遣いがなく、バッテリー切れを起こしにくいわけです
 
 
 
つまり、
自分のバッテリー切れを防ぐためには、
 
「私は私タイプ」の子を見習って「いい人」をやめること
 
周りの人のことよりも、自分に集中することが必要になります
 
 
 
 
元々周りの状況によく氣がついてしまうので
自分のことに集中するのは、なかなか難しいのですが
 
トレーニングのつもりで日常生活の中で「いい人」をやめていきます
 
 
私が、とあるセミナーで提案されたのは
「エレベーターに乗ったとき、ボタンの前に立つのをやめてみること」でした
 
 
ついついエレベーターに乗ったらボタンの前に立ち、一緒に乗った人の行き先ボタンを押したり、開け閉めをしたり
 
当然のようにやっていることですが
 
「それも本当はしなくたっていいんですよ
今度はそのまま一番奥に乗ってみてください」と言われました
 
 
自分の中には全くなかった発想ですが
確かに、エレベーターガールに徹する必要なんかないわけです
 
べつに、乗ってきた人が自分でボタンを押せばいいだけのことです
 
 
 
そういった、普段と違った行動をとることによって
 
「それもアリ」「これもアリ」
「なんでもアリ!!!」と考え方が柔軟になっていきます
 
 
 
周りから見てどうということに
自分が思っているほど意味はないことがわかってきます
 
 
みんなそれぞれ、なんでも自分がやりたいかどうかで決めればいいだけのことです
 
 
 
そもそもHSPは、いわゆる「自己中」になろうと思ってもなれるわけがありません
 
他の人との共感能力が高いので、みんながHAPPYでなければ自分もHAPPYではいられないのです
 
 
 
だから大丈夫
 
自己中くらいがちょうどいい
 
 
 
 
周りに遣い過ぎているエネルギーを自分の方に向ける
 
自分を優先してみる
 
そのことを習慣化することで、だんだんとエネルギーの無駄遣いは減っていきます
 
 
 
前にも書いたように、私は「かしこく生きるには、どれだけ自分の氣持ちに蓋をして、自分というものをなくせるかどうかが大切だ」くらいに思っていた人間なので、
 
「私」というものを感じることが本当に苦手でした
 
 
その結果、娘も自分の本心に氣がつくことが苦手な人になり
 
ついに体が起立性調節障害の「症状」「病氣」という形で代弁するしかなくなってしまったのです
 
 
 
 
 
今、「私」はどう感じているのか
今、「私の体」はどんな風な反応をしているか
 
そこにちゃんと氣付けるかどうかは、とても大切なことです
 
 
まずは、日々の生活の中で、自分の感情や感覚に意識を向けることから始めます
 
 
お子さんだけでなく
ぜひ親御さんから、ご自身に意識を向ける習慣をつけていってもらいたいと思います
 
お子さんのことでお悩みの親御さんも、周りの方との人間関係で氣疲れしていませんか?
 
 
 
大人がいつまでも、自分の本心に目を向けずに「いい人」を演じようとしていると、
結局、子どもも本心を出せないままになり
 
体が「病氣」や「症状」という形で出し続けるしかなくなってしまいます
 
 
親も子も、一緒に「いい人」から抜け出すトレーニングが必要です
 
 
 
小さいお子さんには「今どんな氣持ち?」と言っても言葉にするのが難しいかもしれませんが
 
「〇〇ちゃんの心はいま何色?」とか
「体はなんて言っているかな~?」というように
 
日頃の言葉かけの中に、自分を意識する機会を増やしていくのがいいかもしれません
 

 
お子さんが変化する近道は、親御さんの意識を変える事です
 
「今、どんな氣持ち?」
 
「そっか・・・そうなんだね」
 
出てきた言葉をそのまま受け止めてあげてください
 
 
 
 
 
 
 

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