今日は継承伝達ってお話
皆さんこんにちは!!
未常識を常識へ変える金型屋を目指すたっくんです
今日は新規のお仕事の打合せと納品で愛知県まで行ってました
初回のお取引なので現地での打合せが必要なんです
やっぱり製造業は現地現物確認が必要ですよね~
実際の現場を自分の目で見ないと伝わらないところとその場所にいてる人の意見をがっちり捉えるにはリアルでしかなしえない部分があります
そこからこれまた新規の金型の納品で別のお客様のところへ訪問しました
ひとまず安心してもらえる出来に仕上がっていたのでホッとしました
いつになっても新規のお客様は分からない事が多いのでドキドキしてしまいます
まぁこれもある意味で楽しんでいる自分がいるんです
さてさて、私は一日外に出てたのですが、現場はどうなっているかというと
伝わりにくいですが、立ち上げ中の金型でいっぱいです
今回はそんなに大きな金型ではないんですが、部品点数が多いのと短納期なのとで、結構しっちゃかめっちゃかになってます
みんな獅子奮迅の活躍でとてつもない速度で進んでいるんです
うちの面白いところは入社2年目のベトナム人たちが金型を組んでいます
一般的には金型の組立には熟練の職人がやらないといけないと言ったイメージがあるとおもうのですが、うちは素人から金型を作ってます
まぁ最初はみんな素人ですから不思議な事ではないんですけどね
なぜ彼らが金型の組立を出来るのか
理由は色々あるんですけど、その一つに「要素分解」があります
金型を作り上げる上での要素はとてつもなく多く、全てを習得するには大変時間がかかります
なので、金型は職人じゃないと出来ないと言われてるんですけど、実はこれって金型を作る上での必要な要素(技術)を理解していないからなんです
どれだけの技術要素を習得すれば出来るようになるかを分かっていれば、順を追って教育する事が出来ます
もちろん感覚やセンスが必要な部分もありますがほんの僅かです
これも磨く事が出来ます
今の若手の社員(ベトナム人)は吸収力がとてつもなく高く、教えたらとりあえずチャレンジします
なので当然失敗も多くなります
その失敗を失敗で終わらせず、経験にするように取り組む事で短時間で力をつけていってくれてるのが現状です
それくらい積極的にやってれるので論理づけて教えてあげると金型も組立が出来るようになってきます
金型の組立は「証明」と「数値の積み重ね」だと私は考えています
一番正直者でごまかしはききません
大抵失敗してるのは「~だろう」と高を括って進んでいった部分が問題になっている事が多いですね
なので全ての部品が組立に値する寸法に仕上がっているかを自分で確認しながら組立ていくとある程度は出来ちゃうんです
これは現代の機械が良くなったからに他ならないので当然昔はこういう考えは出来ませんでした
時代に合わせて機械もよくなるならば、人もそれに合わせてアップデートしていかないといけませんね
数値化出来ない技術は伝達出来ませんが、数値化出来れば伝達できます
そして数値化した技術を理論づけて証明できれば、技術は身に付きます
あとは自分の物にする為に繰り返しやり続ける事ですね
今日はベトナム人の話をしましたが、日本人社員も急速に力をつけてきてます
正直こんなにハイスピードで成長していくなんて想定外なので必然的に期待度も上がっちゃいますよね
それで厳しめの案件とか来ても突破していく強い社員に変貌しつつあるので、私も負けてられません
もっといっぱい仕事を投入していかないとwww
自動化とロボティクス、AIとこれからの技術として注目されていますが、だからこそ人の成長が重要だと思います
まだまだ、出来てない事の方が多いんですが、一つづつ形にして新しい常識を作り上げていきたいですね
技術は伝達できる
使える最新技術はどんどん取り入れていきますよ~
それではまた~