どうにか落石現場から抜け出し、30分ほど山を下っていると、はるか崖下のかなたに民家も見えるようになってきました。
ってどこでコレ!

どうにか木を動かせないか、木の根本に登って株を揺すってもびくともしません!
ここは人跡未踏ではないけど全く人の来ない場所。
もちろん!携帯も圏外!
何十回も消防や警察に電話しても、まず圏外ですから
30分ほど下ると
民家があり
なんと外で作業しているおじいちゃん発見!
事情を話すとチェーンソーを持ち、私を軽トラに乗せて、現場に行くと
ウィーン♪と軽快に木を切ってくれました

お礼はいいと言うおじいちゃんに友達に渡すつもりだったお土産を押し付け最敬礼で、命の恩人にお礼を言いました

おじいちゃんがすぐにチェーンソーを手にしてくれた訳はここは消防も警察も来るのに1時間半かかる!との事
(集落で急病人が出たらドクターヘリだそうです)
とても親切な方でした。
そして衝撃の1言!
「人と話したの1ヶ月半ぶり
」
そこに、今日これまで大変だったことが吹き飛ぶくらいびっくりしました

命の恩人はあとから分かったのですが、テレ東のなぜそこって番組にも、この集落は去年放送されてたみたいです。
だってそこからクルマで1時間半、廃校はあれども民家はなかったんです。この時点で夕方4時半。
友達との待ち合わせのため、痛んだマイカーを走らせ県庁所在地にいざ走りました。
隣県なのに1日かかる旅でした。