盗撮」は、犯罪行為の中でも特に常習性が高い類型として知られており、再犯率も非常に高い。

盗撮とは、撮影の対象者の了承を得ずに、裸や下着等を撮影する行為。

盗撮により実刑判決を受ける性犯罪者は、犯罪態様が悪質であったり、何度も性犯罪を繰り返していたりするなど、犯罪性向がかなり進んでいる場合が多い。

盗撮の犯罪性向が進むと、単純に性的な興味によって盗撮を行うばかりでなく、盗撮行為そのものから生じるスリルを味わうことに目的が転換する。

犯罪行為から得られる結果ではなく、犯罪行為の過程に目的がすり替わってしまった場合、犯罪性向がかなり深刻な状態に至っている。

さらに盗撮の犯罪性向が深刻化した場合、もはや何のためにしているのかわからないのに、習慣的に盗撮をしてしまうようになる。

盗撮が習慣化・病理化してしまっている状態。

窃視症」の疑いが強い。

窃視症とは、自分が他人から観察されているとは思いもよらない人が衣服を脱ぐ・裸でいる・性行為をするなどの姿を見ることによって、病的な性的興奮を感じる状態。

窃視症の人は、観察対象と直接話したり、性的な接触を持ったりすることは基本的に求めない反面、隠れた場所からこっそり「覗く」という行為に興奮を覚えている。

普通の人であれば、心の中で覗き行為に対する関心を多少抱いていたとしても、実際にそれを行動に移すことはしない。
しかし、窃視症の人の場合、覗き行為に対する衝動が非常に強く、一種の依存症的な状態に陥っている。

性的な衝動を理性で抑え込むことができず、盗撮をはじめとする覗き行為に繰り返し及んでしまう。

 

盗撮は、相手に気づかれないように、日記を盗み見る行為。その優越感は、日常生活では絶対に味わえないこと。

単なる性欲の発散とは異なり、いびつな支配欲や優越感を求めて盗撮を繰り返すうちにその行為に執着し、次第にやめたくてもやめられなくなっていく。アルコールやギャンブル依存症と全く同じこと。

 

盗撮は、深刻な性犯罪。

 

「覗き」アピールしてくる性犯罪者って、とにかく気持ち悪い。

しかもそういう人間だけが集まって覗きをしていると思うと気色悪い。

加担している人間も気色悪い。

人として、終わってる。