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北陸でブロック塀が崩れて、小学生が足を骨折する事故が起きました
大阪北部地震(2018年)では小学校の塀が倒れて、登校途中の小学生が下敷きになって亡くなりました
それ以前の地震でも、それ以降の地震でも、少し大きな地震なら必ずと言ってもよいほど、ブロック塀が倒壊する事象が起きています
今回は住宅の塀で、高さ1.3m程度の「低い」ものだったのと、上から2段だけ崩れたので骨折で済んだと言えそうです
骨折した児童の早い快復を祈っています
今回の事故の責任は所有者になるわけですが、少々酷な気もします
所有者は塀に鉄筋が入っておらず、危険な状態であったことを知らなかったと推測されます
(調べる必要があったのに調べていなかった責任があると言えばそれまでですが)
正確な法の変遷は知りませんが、かなり昔から、ブロック塀に鉄筋を仕込み、また塀の高さによっては控え壁を設ける必要があったと思います
ですから、責任を追求していけば施工をした業者や設計を行った業者に行き当たると思います
もし施工業者がまだ存在しているのならば、所有者は業者を訴えることも可能だと思います
ただ、昔は鉄筋が必要であるという認識が薄かったという情報もありますので、そういう意味では周知徹底を行ってこなかった国や建設業関連の団体、例えば建築学会や土木学会、防災協会などにも責任があると言えるのかもしれません
報道は責任論や被害者の心情などをセンセーショナルに報じますが、それだけでは所詮他人事に終わってしまいます
今後、同じ被害を出さないためにどういう情報を伝えるべきかというような、今までの報道とは違う視点をもって伝えて欲しいな、と思います