韓国ドラマ『ロビイスト』を観ております。
世界をまたにかけて活躍する武器商社マンたち
の姿を描いた、アクションサスペンス。
『朱蒙』で、高句麗の建国の祖である朱蒙を演じた
ソン・イルグクさんが主演です。
(『朱蒙』は81話全部観たぜ!2回も)
しかしまぁ、日本ではこのようなテーマのドラマは
絶対に制作され得まいなぁ。
それはそれで、良いことだと思いますが。
ソン・イルグクさんの演技も大好き♡なのですが、
『ロビイスト』で注目しておりますのは、なんといっても
ヒロイン役のチャン・ジニョンさん。
主観バリバリの意見ですが・・・
日本のドラマでは、「強い女性」というのがまだ相当
特殊な位置に置かれている感じで、強いんだけど
肩に力の入りまくってるステレオタイプのキャラが
多い気がします。
その点、韓国のドラマの場合はもうちょっと自然で、
強さと弱さと明るさが渾然として、機関銃を淡々と
ぶっ放すようなヒロインがけっこう出てきております。
(ミラ・ジョボヴィッチがコミカルさを身に付けたみたいな)
しかし、やはりそこは日本と同じく中華文明の影響下
で歴史を紡いできた韓国だけに、日常的にはまだまだ
儒教的な男尊女卑が根強く残っている面があり、
今は過渡期と言えましょう。
ずいぶん以前、韓国の友人が、
「金大中政権以降の民主化で、今までしとやかだった
女性が一気にパワフルになった…うちの嫁さんも
強くなってしまった…あふ~辛い><」
と嘆息しておりまして、
「いや、君の奥様が元から強かっただけやろう。
たぶん大統領の責任ではないで」
と突っ込んだことがありました。
そういう変化も、日本では漸進的であるのに対し、
韓国ではドラスティックだったりします。
お隣同士なのに、いろいろ違ってて面白いなり。
あ、チャン・ジニョンさんの話だった。
『ロビイスト』では、明るく健康的で強い女性を好演して
ます。観ていて清々しい感じがします。
しかし残念なことに、昨年の9月に胃癌でお亡くなりに
なっていました。
以前からの婚約者の方と正式に結婚された4日後に、
天国に旅立たれたそうです。
「死」とは全く結び付かない健康的な笑顔が印象的
だっただけに、人生の儚さを感じさせられます。
と、まとまりのない独り言になってしまいまして、
スミマセン><