こんにちは。
眼形成外科医の前田です。

 

先日、自分が執刀した眼形成手術が累計1,000件(眼)を突破しました。

 

その中でも、眼瞼下垂手術・二重形成手術は600件(眼)以上となりました。

 

2024年に眼科医となり眼瞼診療、眼形成外科を学び始めてから、多くの患者さんの診療や手術に携わる機会をいただきました。

 

一つひとつの手術から学ぶことが多く、経験を積むたびに、手術の難しさと奥深さを実感しています。

 

当たり前ですが件数だけでなく、一人ひとりの患者さんに丁寧に向き合い、安全で質の高い医療を提供することをこれからも大切にしていきたいと思います。

 

今後は、まぶただけでなく、涙道や眼窩の分野、美容治療についてもさらに研鑽を積み、眼形成外科医として成長していきます。

 

これからもよろしくお願いいたします。

 

※写真は新前橋かしま眼科形成外科院長の山名先生、先輩フェローの中西先生と

 


まぶた・涙道・眼窩の病気や手術について、患者さんにとってわかりやすい情報発信を心がけています。

本ブログの内容は一般的な医療情報であり、個別の診断や治療方針は、症状や診察所見によって異なります。

 

気になる症状のある方は公式ラインよりご相談ください。

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https://oc-tokyo.com/

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こんにちは。
眼形成外科医の前田朋之です。

 

今回は、裏ハムラ法についてご紹介します。

裏ハムラ法は、結膜側(あっかんべーした所)から目の下のふくらみ(眼窩脂肪)と、その下のくぼみ(靭帯)を同時に改善する手術です。

 

目の下のクマにはさまざまな原因がありますが、加齢や生まれつきの影響で、脂肪が前に出てくるとふくらみが目立ちます。一方で、その下には靭帯があり、ここに影ができることでクマがより強く見えます。

 

 

裏ハムラ法では、飛び出した脂肪を単純に切除(いわゆる脱脂です)するのではなく、影の原因となっている靭帯を処理しそこに脂肪を移動させることで、目の下をなめらかに整えます。

 

裏というのはまぶたの"裏”という意味ですね。

表から皮膚を切開しないため、傷あとが表面に残らないことも特徴です。

 

術後は腫れや内出血がみられることがありますが、時間とともに落ち着いていきます。

すべてのクマに裏ハムラ法が適しているわけではありません。

クマの原因によっては、レーザー治療やヒアルロン酸注入、皮膚切除など別の治療が適していることもあります。

 

そのため、まずは原因を正確に診断し、自分に合った治療を選ぶことが大切です。

目の下のクマでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

 


※症例写真は患者さんの掲載同意を得ています。

治療内容:裏ハムラ法
治療回数:1回
費用:自由診療(医療機関により異なります)
主なリスク・副作用:腫れ、内出血、感染、左右差、結膜浮腫、下眼瞼外反、複視、再治療が必要となる可能性など


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こんにちは。
眼形成外科医の前田朋之です。

 

今回は、結膜下出血について解説します。

結膜下出血とは、白目の表面にある細い血管が切れ、白目が真っ赤になる状態です。

 

 

鏡を見て突然白目が真っ赤になっていると驚かれる方が多い(救急車を呼ぶ方もおられます...)ですが、多くの場合は心配のいらない病気です。


原因は?

原因はさまざまですが、

・くしゃみや咳
・強く目をこする
・血圧の上昇
・加齢による血管のもろさ
・軽い外傷

などがきっかけになることがあります。

 

原因がはっきりしないまま起こることも珍しくありません。


症状は?

結膜下出血では、

・白目が真っ赤になる

という見た目の変化が特徴です。

 

一方で、多くの場合は、

・痛みがない
・見え方は変わらない
・目やには出ない

ことがほとんどです。


治療は?

ほとんどの場合、特別な治療は必要ありません。

出血した血液は時間とともに自然に吸収され、1〜2週間ほどで改善することが多いです。

 

ただし、

・強い痛みがある
・見えにくい
・目を強くぶつけたあとに起きた
・何度も繰り返す

このような場合は、ほかの病気が隠れていることもあるため、眼科を受診することをおすすめします。


まとめ

結膜下出血は、白目の血管が切れることで起こる病気です。

 

見た目は驚きますが、多くは自然に改善し、視力へ影響することはほとんどありません。

「白目が急に真っ赤になった」

という場合でも、痛みや視力低下がなければ、慌てる必要はないことが多いです。

気になる症状がある場合は、一度ご相談ください。

 


 

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こんにちは。
眼形成外科医の前田朋之です。

今回は、稗粒腫(はいりゅうしゅ)について解説します。

 

稗粒腫とは、目のまわりやまぶたによくできる、1〜2mmほどの白い小さなできものです。

 

痛みやかゆみはほとんどありませんが、

「白いぶつぶつが気になる」
「ニキビが治らない」

と思って受診される方も多くいらっしゃいます。

 

稗粒腫は、皮膚の浅い部分に角質がたまることでできる良性のできものです。


症状は?

稗粒腫は、

・白い小さなぶつぶつがある
・痛みやかゆみはほとんどない
・少しずつ増えることがある

といった特徴があります。

特に、まぶたや目のまわりは皮膚が薄いため、目立ちやすい部位です。


治療は?

気になる場合は外来で処置を行うことができます。

細い針で小さく穴を開け、中にたまった角質を取り出す処置で改善することが多く、1つにつき2-3分で終了します。


まとめ

稗粒腫は、目のまわりによくできる良性のできものです。

気になる場合は外来で比較的簡単に治療できることがあります。

「白いぶつぶつがなかなか治らない」

という方は、ぜひご相談ください。

 


 

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こんにちは。
眼形成外科医の前田朋之です。


このたび、私が提出した演題が、

ヨーロッパの眼形成学会

ESOPRS(European Society of Ophthalmic Plastic and Reconstructive Surgery)と、

アメリカの眼形成学会

ASOPRS(American Society of Ophthalmic Plastic and Reconstructive Surgery)

の両学会で採択されました。





どちらも眼形成外科の分野では、世界的に重要な学会です。


日々の診療で経験した症例をまとめ、世界の先生方に発表できる機会をいただけたことを大変嬉しく思います。


また、いつもご指導頂いている オキュロフェイシャルクリニックグループの鹿嶋先生、ツカザキ病院の田淵先生にこの場を借りて深く感謝申し上げます。


学会発表は、自分の知識や経験を発信するだけでなく、多くの先生方から意見をいただき、診療をさらに深める貴重な機会でもあります。


世界中から集まるドクター達の前での英語での発表は大変緊張しますが💦しっかり準備して精一杯頑張ってきます。


余談ですが、この発表のためにスーツを新調しました。




気合い十分です!笑


これからも眼形成外科医として、日々研鑽を続けたいと思います。



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こんにちは。
眼形成外科医の前田朋之です。


今回は、自宅でも簡単にできる目のケア「温罨法(おんあんぽう)」についてご紹介します。


罨法とは、ホットアイマスクや温かいタオルなどで、まぶたを温めるセルフケアです。


まぶたにはマイボーム腺という脂(油、あぶら)を分泌する組織があります。





この脂は涙が蒸発するのを防ぐ大切な役割をしています。


まぶたを温めることで、マイボーム腺の脂が出やすくなり、涙の質の改善が期待できます。


そのため、

眼精疲労
ドライアイ
マイボーム腺機能不全(MGD)
霰粒腫(脂の詰まりによる炎症)の予防や改善

などで治療に取り入れられることがあります。


方法は、市販のホットアイマスクや温かいタオルを使い、5〜10分程度まぶたを温めるだけ。


毎日の習慣として続けることで、目の疲れや乾燥の改善につながることがあります。


一方で、強い腫れや痛みを伴う急性の炎症がある場合は、自己判断で温めず、まずは眼科を受診することをおすすめします。


僕も目が疲れた時や肩こりがひどい時、寝る前などに使っています。目の疲れや乾燥が気になる方は、毎日のセルフケアとして温罨法を取り入れてみてはいかがでしょうか。



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こんにちは。
眼形成外科医の前田朋之です。

今回は、アラフォー男性の眼瞼下垂手術症例をご紹介します。






術前は、上まぶたの皮膚がまつ毛にかぶさり、目元が重たい印象になっていました。見た目だけでなく、頭痛や肩こりにも悩まされていました。

今回行った睫毛上皮膚切除術は、まつ毛のすぐ上の余分な皮膚を切除し、まぶたの皮膚のたるみやかぶさりを改善する手術です。


まつ毛の上にかぶさる皮膚を減らし、自然で軽い印象の目元を目指します。手術では特に機能的にも整容的にもなるべく自然で美しい仕上がりを心がけています。


術後2週間では、まだ腫れや赤みが少し残っていますが、皮膚のかぶさりが改善し、目元がすっきりしています。※腫れが完全に引くのは3〜6ヶ月です。


術後の経過には個人差がありますが、腫れや赤みは日に日に落ち着き、時間とともになじんでいきます。


まぶたの皮膚がかぶさって見えにくい、目元が重たい、頭痛や肩こりは眼瞼下垂のせいかも?と感じる方は、ぜひ一度相談してください。



※症例写真は患者さんの掲載同意を得ています。

治療内容:睫毛上皮膚切除術
治療回数:1回
治療経過:術後2週間
費用:保険診療または自費診療(病態により異なります)
主なリスク・副作用:腫れ、内出血、赤み、傷あと、左右差、感染、瘢痕、再手術が必要となる可能性など


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こんにちは。
眼形成外科医の前田朋之です。

先日、某映像メディアから取材を受けました。

(放送ルール上どの媒体かはまだ公開できません、、。)


当日は、手術や診察の様子を撮影していただき、その後、1時間ほどインタビューも受けました。



インタビューでは、これまでの自分の経歴や、現在取り組んでいる眼形成外科についてお話ししました。


これまでオンライン記事はいくつか取材を受けてきましたが、映像メディアは初挑戦です!


今回の取材を通して、自分のちょっと変わった経歴や眼形成外科という分野を知っていただくきっかけになれば嬉しく思います。


公開後は改めてお知らせします!


今後も、日々の診療や情報発信を通して、眼形成外科についてわかりやすくお伝えしていきます。


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こんにちは。
眼形成外科医の前田朋之です。

 

今回は、上まぶたの逆まつげについて解説します。

逆まつげというと、下まぶたのまつ毛が目に当たるイメージがあるかもしれませんが、上まぶたのまつ毛が黒目や白目に当たることもあります。

 

一重瞼で睫毛がすだれのように垂れ下がっている様子が特徴的です。

 

 

 

上まぶたの逆まつげでは、

・まぶたが重たい、眠そうに見える

・目がゴロゴロする
・チクチク痛い
・涙が出る
・充血する
・まぶしい
・黒目に傷がつく

といった症状が出ることがあります。

 

原因としては、まつ毛の生え方そのものが内側を向いている場合や、まぶたの形・皮膚のかぶさりによって、まつ毛が目に当たりやすくなっている場合があります。

 

軽い場合は、目薬で目の表面を保護したり、当たっているまつ毛を抜いたりすることがあります。ただし、まつ毛を抜いてもまた生えてくるため、基本的には手術が必要になります。

 

手術では、皮膚や脂肪を適切にボリュームダウンし、まつ毛の向きを外側に向けるように処置を加えて、まぶたの形を整えます。

 

 

上まぶたの逆まつげは、重たい・眠たげな印象を与えるだけでなく放置すると角膜に傷がつき、痛みや視力低下につながることもあります。

「目の開きが悪い・眠そうに見える」

「まつ毛が当たって痛い」
「目がゴロゴロする」
「充血や涙を繰り返す」

このような症状がある方は、一度ご相談ください。

 


 

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眼形成外科医の前田朋之です。

 

今回は、アップニークについて解説します。

 

アップニークは、後天性眼瞼下垂に対して使われる点眼薬です。
正式には、アップニーク®ミニ点眼液0.1%という医療用医薬品で、有効成分はオキシメタゾリン塩酸塩です。日本では後天性眼瞼下垂を効能・効果として最近承認され、通常は成人に1回1滴、1日1回点眼する薬とされています。

 

眼瞼下垂というと、これまでは手術のイメージが強かったと思います。

アップニークは、まぶたの中にあるミュラー筋という筋肉に作用して、まぶたを一時的に持ち上げることを目的とした点眼薬です。

つまり、簡単に言うと、

目薬でまぶたの開きを少し改善する治療

です。


手術とは何が違う?

アップニークは、まぶたを切ったり縫ったりする治療ではありません。

そのため、手術のような腫れや内出血、ダウンタイムは基本的にありません。

 

しかし一方で、効果は限定的で一時的で、数時間程度です。

図のMRD1(眼瞼下垂の指標と考えてください)を1mm程度上昇させる効果があるとされています。

※手術ではだいたい平均して3-4mm程度改善します


よって眼瞼下垂そのものを根本的に治すというより、点眼している間、まぶたの開きを補助する治療と考えるとわかりやすいです。


どんな人に向いている?

アップニークは、主に後天性眼瞼下垂が対象です。

たとえば、

・加齢でまぶたが下がってきた
・コンタクトレンズ使用などでまぶたが下がってきた
・手術までは考えていない
・まずは点眼で変化を見てみたい
・大事な予定の前に少し目を開きやすくしたい

このような方では、選択肢のひとつになることがあります。

 

ただし、すべての眼瞼下垂に効くわけではありません。

皮膚のたるみが強い場合、先天性眼瞼下垂、神経や筋肉の病気が関係する眼瞼下垂などでは、適応を慎重に判断する必要があります。眼瞼下垂は脳神経・神経筋疾患・眼窩疾患などが背景にあることもあるため、まずは診察で原因を確認することが大切です。


注意点

アップニークは新しく便利な薬ですが、自己判断で使う薬ではありません。


眼圧、緑内障、血圧や心血管系の病気、ほかの点眼薬との兼ね合いなど、確認が必要になることがあります。米国添付文書でも、心血管疾患、未治療の狭隅角緑内障、複数点眼薬との使用間隔、コンタクトレンズ装用時の注意などが記載されています。

 

また、眼瞼下垂を根本的に改善するには手術が必要です。


まとめ

アップニークは、後天性眼瞼下垂に対する新しい点眼治療です。手術ではなく、目薬でまぶたの開きを一時的に改善する選択肢が増えたことは素晴らしいことです。


一方で、すべての眼瞼下垂に合うわけではなく、根本的な治療には手術が必要なことは変わりません。

 

「まぶたが重い」
「目が開きにくい」
「手術以外の選択肢も知りたい」


という方は、まずは眼科で相談して、自分の眼瞼下垂の原因を確認することが大切です。

 


 

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