こんにちは。
眼形成外科医の前田朋之です。


今回は、自宅でも簡単にできる目のケア「温罨法(おんあんぽう)」についてご紹介します。


罨法とは、ホットアイマスクや温かいタオルなどで、まぶたを温めるセルフケアです。


まぶたにはマイボーム腺という脂(油、あぶら)を分泌する組織があります。





この脂は涙が蒸発するのを防ぐ大切な役割をしています。


まぶたを温めることで、マイボーム腺の脂が出やすくなり、涙の質の改善が期待できます。


そのため、

眼精疲労
ドライアイ
マイボーム腺機能不全(MGD)
霰粒腫(脂の詰まりによる炎症)の予防や改善

などで治療に取り入れられることがあります。


方法は、市販のホットアイマスクや温かいタオルを使い、5〜10分程度まぶたを温めるだけ。


毎日の習慣として続けることで、目の疲れや乾燥の改善につながることがあります。


一方で、強い腫れや痛みを伴う急性の炎症がある場合は、自己判断で温めず、まずは眼科を受診することをおすすめします。


僕も目が疲れた時や肩こりがひどい時、寝る前などに使っています。目の疲れや乾燥が気になる方は、毎日のセルフケアとして温罨法を取り入れてみてはいかがでしょうか。



まぶた・涙道・眼窩の病気や手術について、患者さんにとってわかりやすい情報発信を心がけています。

本ブログの内容は一般的な医療情報であり、個別の診断や治療方針は、症状や診察所見によって異なります。

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こんにちは。
眼形成外科医の前田朋之です。

今回は、アラフォー男性の眼瞼下垂手術症例をご紹介します。






術前は、上まぶたの皮膚がまつ毛にかぶさり、目元が重たい印象になっていました。見た目だけでなく、頭痛や肩こりにも悩まされていました。

今回行った睫毛上皮膚切除術は、まつ毛のすぐ上の余分な皮膚を切除し、まぶたの皮膚のたるみやかぶさりを改善する手術です。


まつ毛の上にかぶさる皮膚を減らし、自然で軽い印象の目元を目指します。手術では特に機能的にも整容的にもなるべく自然で美しい仕上がりを心がけています。


術後2週間では、まだ腫れや赤みが少し残っていますが、皮膚のかぶさりが改善し、目元がすっきりしています。※腫れが完全に引くのは3〜6ヶ月です。


術後の経過には個人差がありますが、腫れや赤みは日に日に落ち着き、時間とともになじんでいきます。


まぶたの皮膚がかぶさって見えにくい、目元が重たい、頭痛や肩こりは眼瞼下垂のせいかも?と感じる方は、ぜひ一度相談してください。



※症例写真は患者さんの掲載同意を得ています。

治療内容:睫毛上皮膚切除術
治療回数:1回
治療経過:術後2週間
費用:保険診療または自費診療(病態により異なります)
主なリスク・副作用:腫れ、内出血、赤み、傷あと、左右差、感染、瘢痕、再手術が必要となる可能性など


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こんにちは。
眼形成外科医の前田朋之です。

先日、某映像メディアから取材を受けました。

(放送ルール上どの媒体かはまだ公開できません、、。)


当日は、手術や診察の様子を撮影していただき、その後、1時間ほどインタビューも受けました。



インタビューでは、これまでの自分の経歴や、現在取り組んでいる眼形成外科についてお話ししました。


これまでオンライン記事はいくつか取材を受けてきましたが、映像メディアは初挑戦です!


今回の取材を通して、自分のちょっと変わった経歴や眼形成外科という分野を知っていただくきっかけになれば嬉しく思います。


公開後は改めてお知らせします!


今後も、日々の診療や情報発信を通して、眼形成外科についてわかりやすくお伝えしていきます。


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こんにちは。
眼形成外科医の前田朋之です。

 

今回は、上まぶたの逆まつげについて解説します。

逆まつげというと、下まぶたのまつ毛が目に当たるイメージがあるかもしれませんが、上まぶたのまつ毛が黒目や白目に当たることもあります。

 

一重瞼で睫毛がすだれのように垂れ下がっている様子が特徴的です。

 

 

 

上まぶたの逆まつげでは、

・まぶたが重たい、眠そうに見える

・目がゴロゴロする
・チクチク痛い
・涙が出る
・充血する
・まぶしい
・黒目に傷がつく

といった症状が出ることがあります。

 

原因としては、まつ毛の生え方そのものが内側を向いている場合や、まぶたの形・皮膚のかぶさりによって、まつ毛が目に当たりやすくなっている場合があります。

 

軽い場合は、目薬で目の表面を保護したり、当たっているまつ毛を抜いたりすることがあります。ただし、まつ毛を抜いてもまた生えてくるため、基本的には手術が必要になります。

 

手術では、皮膚や脂肪を適切にボリュームダウンし、まつ毛の向きを外側に向けるように処置を加えて、まぶたの形を整えます。

 

 

上まぶたの逆まつげは、重たい・眠たげな印象を与えるだけでなく放置すると角膜に傷がつき、痛みや視力低下につながることもあります。

「目の開きが悪い・眠そうに見える」

「まつ毛が当たって痛い」
「目がゴロゴロする」
「充血や涙を繰り返す」

このような症状がある方は、一度ご相談ください。

 


 

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こんにちは。
眼形成外科医の前田朋之です。

 

今回は、アップニークについて解説します。

 

アップニークは、後天性眼瞼下垂に対して使われる点眼薬です。
正式には、アップニーク®ミニ点眼液0.1%という医療用医薬品で、有効成分はオキシメタゾリン塩酸塩です。日本では後天性眼瞼下垂を効能・効果として最近承認され、通常は成人に1回1滴、1日1回点眼する薬とされています。

 

眼瞼下垂というと、これまでは手術のイメージが強かったと思います。

アップニークは、まぶたの中にあるミュラー筋という筋肉に作用して、まぶたを一時的に持ち上げることを目的とした点眼薬です。

つまり、簡単に言うと、

目薬でまぶたの開きを少し改善する治療

です。


手術とは何が違う?

アップニークは、まぶたを切ったり縫ったりする治療ではありません。

そのため、手術のような腫れや内出血、ダウンタイムは基本的にありません。

 

しかし一方で、効果は限定的で一時的です。

図のMRD1(眼瞼下垂の指標と考えてください)を1mm程度上昇させる効果があるとされています。

※手術ではだいたい平均して3-4mm程度改善します


よって眼瞼下垂そのものを根本的に治すというより、点眼している間、まぶたの開きを補助する治療と考えるとわかりやすいです。


どんな人に向いている?

アップニークは、主に後天性眼瞼下垂が対象です。

たとえば、

・加齢でまぶたが下がってきた
・コンタクトレンズ使用などでまぶたが下がってきた
・手術までは考えていない
・まずは点眼で変化を見てみたい
・大事な予定の前に少し目を開きやすくしたい

このような方では、選択肢のひとつになることがあります。

 

ただし、すべての眼瞼下垂に効くわけではありません。

皮膚のたるみが強い場合、先天性眼瞼下垂、神経や筋肉の病気が関係する眼瞼下垂などでは、適応を慎重に判断する必要があります。眼瞼下垂は脳神経・神経筋疾患・眼窩疾患などが背景にあることもあるため、まずは診察で原因を確認することが大切です。


注意点

アップニークは新しく便利な薬ですが、自己判断で使う薬ではありません。


眼圧、緑内障、血圧や心血管系の病気、ほかの点眼薬との兼ね合いなど、確認が必要になることがあります。米国添付文書でも、心血管疾患、未治療の狭隅角緑内障、複数点眼薬との使用間隔、コンタクトレンズ装用時の注意などが記載されています。

 

また、眼瞼下垂を根本的に改善するには手術が必要です。


まとめ

アップニークは、後天性眼瞼下垂に対する新しい点眼治療です。手術ではなく、目薬でまぶたの開きを一時的に改善する選択肢が増えたことは素晴らしいことです。


一方で、すべての眼瞼下垂に合うわけではなく、根本的な治療には手術が必要なことは変わりません。

 

「まぶたが重い」
「目が開きにくい」
「手術以外の選択肢も知りたい」


という方は、まずは眼科で相談して、自分の眼瞼下垂の原因を確認することが大切です。

 


 

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眼形成外科医の前田朋之です。

今回は、眼瞼外反について解説します。



眼瞼外反とは、まぶたが外側にめくれてしまう病気です。

特に多いのは、下まぶたが外向きにめくれるタイプです。

下まぶたが目から離れてしまうと、目の表面が乾きやすくなったり、涙がうまく目頭へ流れにくくなったりします。



そのため、

・涙がこぼれる
・目が乾く
・充血する
・目がゴロゴロする
・目やにが出る
・下まぶたが下がって見える

といった症状が出ることがあります。


原因として多いのは、加齢によるまぶたのゆるみです。年齢とともに下まぶたを支える組織がゆるむと、まぶたが眼球に沿わなくなり、外側にめくれてしまうことがあります。


また、外傷や手術後の瘢痕、顔面神経麻痺などが原因になることもあります。美容整形で言えばクマ治療やグラマラスラインなどのタレ目形成で外反が起きることがありますので注意してください。


治療は、外反の程度や原因によって変わります。軽い場合は、点眼薬や軟膏で目の表面を保護しながら様子を見ることがあります。


ただし、まぶたの位置ずれが強い場合や、涙・乾燥・充血を繰り返す場合には、まぶたの位置を整える手術を検討します。


眼瞼外反は、見た目だけでなく、目の乾燥や涙の症状にも関わる病気です。

「涙がこぼれる」
「下まぶたが外にめくれている」
「目が乾く、充血する」

このような症状がある方は、一度眼科で相談してみてください。


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眼形成外科医の前田朋之です。


今回は、涙嚢炎について解説します。

涙嚢炎とは、目頭の奥にある涙嚢という部分に炎症や感染が起こる病気です。



涙は、目の表面を潤したあと、目頭から涙道を通って鼻の奥へ流れていきます。
この通り道がつまると、涙がたまり、細菌が増えやすくなります。

その結果、目頭が赤く腫れたり、痛くなったりすることがあります。


症状としては、

・目頭が腫れる
・目頭が痛い
・赤くなる
・涙があふれる
・目やにが出る
・押すと膿のようなものが出る

などがあります。



軽い涙目だと思っていたら、急に目頭が腫れて痛くなることもあります。


治療は、炎症の強さや涙道のつまり具合によって変わります。

急に腫れて痛みが強い場合は、抗菌薬などで感染を抑える治療を行います。膿がたまっている場合は、処置が必要になることもあります。


また、涙道のつまりが原因で繰り返している場合は、炎症が落ち着いたあとに、涙の通り道を作る手術を検討することがあります。


涙嚢炎は、放置すると腫れや痛みが強くなることがあります。

「目頭が腫れて痛い」
「涙や目やにを繰り返す」
「片目だけ涙が多い」

このような症状がある方は、一度眼科で相談してみてください。



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眼形成外科医の前田朋之です。

 

今回は、睫毛内反症について解説します。

睫毛内反症とは、まつ毛が目の表面に向かってしまい、黒目や白目に当たる状態です。

以前の記事でも触れましたがいわゆる「逆さまつげ」の一つです。

 

特にお子さんでは、下まぶたの皮膚や筋肉の影響で、まつ毛が内側に向きやすくなることがあります。

顕微鏡下で診察します

下まぶたの睫毛が目の表面(角膜)にあたっていることがわかります

特殊な染色をすると角膜に傷がついていることがわかります

 

症状としては、

・目がゴロゴロする
・涙が多い
・目をこする
・充血しやすい
・まぶしがる
・黒目に傷がつく

などがあります。

 

小さいお子さんの場合、まつ毛が柔らかく、成長とともに自然に改善することもあります。ただし、角膜に傷がついている場合や、視力に影響を与えうる場合、症状が強い場合には小さいお子さんでも治療を検討します。

 

治療はまつ毛の向きを外側に向ける手術です。

術後2週間の経過です。この時点で抜糸を行います。

 

手術は睫毛の下のラインを切開して余分な皮膚や筋肉を切除、睫毛が外に向くように内部を縫合して終えます。術後には軟膏と点眼薬を処方します。

 

一方、大人の逆さまつげでは、子どもの頃の睫毛内反症が残存している場合と眼瞼内反症が原因になっていることもあります。

眼瞼内反症は、加齢によって下まぶたを支える組織がゆるみ、まぶた自体が内側に向いてしまう状態です。
まつ毛を抜いてもまた当たる場合や、下まぶた全体が内側に入り込む場合は、まぶたの位置を整える手術が必要になることがあります。

 

同じ「逆さまつげ」でも、子どもの睫毛内反症と、高齢の方に多い眼瞼内反症では、原因や治療が少し異なります。

 

「まつ毛が目に当たる」
「涙や充血を繰り返す」
「目をよくこする」

このような症状がある場合は、ぜひ一度ご相談ください。

 


 

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眼形成外科医の前田朋之です。

 

今回は、眉下切開と眼瞼下垂手術の違いについて解説します。


どちらも「まぶたをすっきりさせる手術」と思われることがありますが、実際には目的が少し違います。

 

眉下切開は、眉毛の下のラインに沿って余った皮膚を切除する手術です。
主に、上まぶたの皮膚がたるんで、目にかぶさっている場合に行います。

二重のラインを大きく変えずに、まぶたのかぶさりを改善しやすいのが特徴です。

 

一方、眼瞼下垂手術は、まぶたを上げる筋肉や腱膜に対して操作を行い、まぶたの開きを改善する手術です。

黒目にまぶたがかかっている、目が開きにくい、おでこに力を入れないと目が開かない、という場合に検討します。

image

 

簡単に言うと、

皮膚のたるみが主な原因かつ目元の印象を大きく変えたくないなら眉下切開
まぶたを上げる力が弱いなら眼瞼下垂手術が必要

という考え方になります。

 

ただし実際には、皮膚のたるみと眼瞼下垂が両方ある方も少なくありません。

そうした場合は眼瞼下垂手術と同時にたるんだ皮膚をある程度一緒に切除することも可能です。

 

「まぶたが重い」といっても、原因は人によって違います。

まぶたの開き、皮膚の余り、眉毛の位置、おでこの力の入り方などを診察して、どの手術が合っているか適応を判断することが大切です。

 

まぶたの重さやたるみが気になる方は、一度ご相談ください。

 


 

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眼形成外科医の前田朋之です。
 
今回は、眉毛下皮膚切除(眉下切開)のダウンタイムについて解説します。
 
眉下切開は、眉毛の下のラインに沿って余った皮膚を切除し、上まぶたのたるみを改善する手術です。
 
患者さんから特によく聞かれるのが、
 
「腫れはどれくらい続きますか?」  
「内出血は出ますか?」  
「傷あとは目立ちますか?」
 
という質問です。
特に傷跡のご質問、多いですね!
 
術後は、腫れ・内出血・赤みが出ることがあります。
目立ちやすいのは最初の数日から2週間ほどです。  
その後、少しずつ落ち着いていきます。
 
術翌日から普通に生活していただくことは可能ですが、人前に出る予定がある方は、1〜2週間ほど余裕を見ておくと安心です。
 

 

上の写真は、眉下切開の経過の一例です。
 
術後2週間では、まだ赤みや傷あとの線が残っています。  
術後3か月では、腫れや赤みが落ち着き、傷あとも少しずつなじんできています。
 
ただし、経過には個人差があります。  腫れや内出血が出やすい方もいれば、比較的早く落ち着く方もいます。
 
傷あとは、眉毛の下縁に沿ってできます。  時間とともに目立ちにくくなることが多いですが、完全に消えるわけではありません。
 
眉下切開は、もともとの目元の印象を大きく変えずに、上まぶたのたるみを改善しやすい優れた手術です。
 
一方で、腫れ・内出血・傷あと・左右差などについては、事前に理解しておくことが大切です。
 
手術をお考えの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
 
---
 
【症例写真について】
 
治療内容:眉下切開  
治療回数:1回  
治療期間:術後2週間、術後3か月の経過  
費用:保険診療または自費診療。詳細は受診先医療機関の料金表をご確認ください。  
主なリスク:腫れ、内出血、傷あと、赤み、左右差、感染、ドライアイ、ひきつれ、瘢痕、修正が必要になる可能性など
 
※経過には個人差があります。
 
---
 
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