食品なら数日~数週間
家電なら約5年~10年
モノは、作られた時点から劣化が進みます。
生鮮食品ほどではないですが、
医薬品も同様に環境によって
劣化の進み具合が変わってきます。
特に常備薬は、
いざという時に備えておくものですので、
保存の仕方が重要になってきます。
今回は、救急箱の常備薬から
普段使いのおくすりまで、
劣化を防ぐ保存方法についてご紹介致します。
劣化の原因
みなさん、普段おくすりをどう管理していますか?
・救急箱に

・冷蔵庫に

・使ったらそのままテーブルの上に

医薬品は生ものではありませんが、
テーブルなどに無造作に放置しておくと、
環境の影響で、ドンドン劣化が進みます。
劣化となる原因は
温度、湿気、光(特に紫外線)、酸素、細菌、カビなどがあげられます。
これらの原因からなるべく遠ざけることが
劣化を防ぐ保存法です。
詳しく見ていきましょう!
どんなクスリでも冷蔵庫で保管 → ×
何でもかんでも冷蔵庫に入れている人はいませんか?
処方薬にしろ、市販薬にしろ
特別指示がないものまで
冷蔵庫に保管する必要はありません。
陽の当たらない涼しい場所で十分です。
できれば、光を遮断するため
救急箱や引き出しの中に保管し、
湿気を防ぐため
乾燥剤を入れておけばよりいいでしょう。
そして、室温は1℃~30℃ぐらいです。
冷蔵庫に入れる必要のないクスリ
粉薬、錠剤、カプセル剤、ぬり薬、点耳薬、シップ薬など
冷蔵庫に保管するクスリ
反対に、常温では劣化が進みやすいクスリもあります。
それらは、冷蔵庫での保管をオススメします。
例:坐薬、シロップ剤、インスリン、漢方薬の生薬など
坐薬は体温によって溶けるよう作られています。
暖かいと溶けやすいので、
一定の冷たい温度に保てる
冷蔵庫での保管が安心です。
シロップ剤も水物ですので、
常温では劣化しやすいです。
漢方の生薬も、
もとは動植物ですので、
カビや虫が付着しやすいです。
「ジップロック」など口の閉まる袋に入れて
冷蔵庫に入れておきましょう。
常温か冷蔵かグレーゾーンな目薬

目薬の使用期限をご存知ですか?
外箱を見てみると...
今から約2~3年後
結構長持ちするじゃん!
ブッブー間違いです。
それは未開封時の使用期限
開封後はもっと短くなります。
「どのくらい?」
それは...
約1ヶ月
「えっ!?そんなに短いの?」
目薬は水物なので劣化が進みやすく、
キャップを開けた時点から
雑菌などによる汚染が始まります。
目薬をさす回数が少ないから
全然減らないと言って
数か月使用するのはやめましょう!
また、眼科でもらうような目薬で、
オレンジ色や茶色をした袋に入っているものを
使ったことがありますか?
それは、光を遮断してクスリの成分の
分解を防ぐはたらきをしている
大事な袋なのです。
ジャマだと言って捨ててはいけませんよ!
最後に、目薬には冷蔵庫での保存に
適さないものがあります。
保存方法でわからないことがあれば、
眼科医や薬剤師などに相談してみましょう。
冷蔵庫に保存できるものでも、
凍らせないよう注意が必要です。
いかがですか?
医薬品にも適切な保存場所・方法があります。
特に、梅雨の時期や夏場ですと、高温多湿になり
間違った保存法だとみるみる劣化が進んでしまいます。
環境には気をつけ、十分注意して保管しましょう!