セルフメディUP 登録販売者が教たい自分に合った市販薬の選び方 -15ページ目

セルフメディUP 登録販売者が教たい自分に合った市販薬の選び方

ドラッグストアの医薬品・日用雑貨をテレビCMや広告のイメージだけで選んでいませんか?かぜ薬ひとつ取っても配合成分はさまざま。商品選びはまず成分表示から!登録販売者が正しい選び方についてご紹介しています。

「あれっ!?鼻水が止まったと思ったら、今度は鼻づまり...」


「呼吸がしづらいし、鼻声でしゃべりづらい...」



鼻を何度かんでも、鼻の通りが悪いとつらいですよね。


前回、くしゃみや鼻水をおさえるには

「抗ヒスタミン成分」「抗コリン成分」が配合された

鼻炎用内服薬(飲み薬)を服用すると効果的とお話しました。


鼻かぜや花粉症などのアレルギー性鼻炎に使用する医薬品には、

「内服薬」と「点鼻薬」があります。


この2つを効果的に使用することで、

鼻炎症状はある程度緩和され、かなり楽になるでしょう。


今回は、点鼻薬が鼻づまりを抑える仕組みと

点鼻薬に含まれる有効成分についてご説明致します。



鼻づまりになる仕組み


鼻づまりは、くしゃみや鼻水といった症状と同様、

アレルギー原因物質(アレルゲン)が体内に侵入し、

肥満細胞を刺激して多量のヒスタミンを放出させるのが原因です。


くわしくは、別記事をご覧ください!


ヒスタミンのはたらきには、鼻の粘膜の血管を拡張させる作用があります。


これが、鼻粘膜に炎症を起こし、浮腫するため鼻づまりになるのです。



では、どうすれば鼻づまりを抑えることができるのでしょう?




それは...





充血した鼻粘膜の血管を収縮させるのです!!




拡張したものは、収縮させれば元に戻ります。



鼻炎用内服薬はくしゃみや鼻水をおさえる

「抗ヒスタミン成分」や「抗コリン成分」が主体として配合されている医薬品です。


「抗ヒスタミン成分」や「抗コリン成分」は

ヒスタミンのはたらきを抑制したり、鼻水の分泌をおさえますが、

血管を収縮させる作用はありません。


残念ながら、鼻づまりに対してこれらの成分は

十分な効果を得ることができないのです...


その点、鼻炎用点鼻薬は「血管収縮成分」を主体とした医薬品になっています。


その他プラスで、抗ヒスタミン成分、抗炎症成分、殺菌成分などを組み合わせて配合されています。


それでは、点鼻薬に含まれている鼻炎症状に効果のある有効成分を見ていきましょう!



症状と有効成分



血管収縮成分:鼻粘膜の血管を収縮させ、鼻の中の腫れをおさえる


抗ヒスタミン成分:くしゃみや鼻水などのアレルギー症状の原因(ヒスタミンのはたらき)をおさえる


殺菌成分:鼻の中をキレイにし、他の細菌やウイルスなどの二次感染を予防する


局所麻酔成分:鼻粘膜やのどのかゆみなどの不快感を緩和させるため、知覚神経の感覚をにぶくさせる


抗アレルギー成分:ヒスタミンの放出そのものをおさえて、アレルギーを起こしにくくする



鼻炎用点鼻薬には、主にこれらの成分が配合されています。


市販の点鼻薬には「血管収縮成分」以外に

数種類の有効成分が配合されていますが、

これらは鼻腔内の局所的な作用になるので

ほとんどオマケのようなものです。


基本的に市販の点鼻薬は血管収縮成分が主体となり、

鼻の通りを改善させる医薬品と覚えておいてください。