鼻かぜや花粉症でお悩みの方にとって
症状を緩和させたい場合、
第一の選択肢として市販の鼻炎薬や点鼻薬があると思います。
市販薬は、ドラッグストアに行けば
どなたでも手軽に買うことができるおくすりですが、
使用する前にちょっと待ってください!!
その成分、ホントにあなたが摂取しても大丈夫ですか?
市販薬に配合されている成分には、
ある特定の病気や体質の方には使用すると
危険な副作用が生じるものがあります。
今回は、市販の鼻炎薬や点鼻薬を使用できない、
もしくはお医者さんやクスリの専門家に
相談した方がよい人についてお話します。
こんな人は市販薬を使用できない
市販薬の成分を摂取することで、
持病が悪化する可能性のある方がいらっしゃいます。
病名、疾患名ごとにご紹介します。
緑内障、前立腺肥大による排尿困難の人は使用できない成分
抗ヒスタミン成分:ジフェンヒドラミン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩、メキタジンなど
抗コリン成分:ベラドンナ総アルカロイド、ヨウ化イソプロパミド
抗ヒスタミン成分や抗コリン成分に含まれる
抗コリン作用によって、症状悪化の可能性があります。
緑内障:房水流出路を狭くする → 眼圧上昇
前立腺肥大:排尿筋がゆるみ、暴行括約筋が収縮 → 尿閉を引き起こす
前立腺肥大による排尿困難、高血圧、心臓病、甲状腺機能障害、糖尿病の人は使用できない成分
血管収縮成分(アドレナリン作動成分):プソイドエフェドリン塩酸塩、ナファゾリン塩酸塩、テトラヒドロゾリン塩酸塩など
交感神経刺激作用によって、症状悪化の可能性があります。
前立腺肥大による排尿困難:特にプソイドエフェドリン塩酸塩を配合されている製品では、尿の貯留、尿閉の可能性がある
高血圧:血圧上昇
心臓病:心拍数の増加
甲状腺機能障害:交感神経の興奮
糖尿病:血糖値の上昇
*特にプソイドエフェドリン塩酸塩を配合した製品をこれらの疾患をお持ちの方は使用してはいけません。
プソイドエフェドリン塩酸塩以外のアドレナリン作動成分については、
お医者さんや薬剤師に相談しましょう。
卵アレルギーの人は使用できない成分
リゾチーム塩化物
リゾチームは卵由来の成分です。
*重篤なショック症状が起こる可能性があります。
ステロイド配合点鼻薬を使用できない人
患部が化膿している人、緑内障、高血圧、糖尿病、喘息、通年性のアレルギー性鼻炎
これらの人は、べクロメタゾンプロピオン酸エステル(ステロイド)が配合された点鼻薬は使用できませんので、成分表示をチェックしてください。
妊娠もしくはその可能性がある人や授乳中の人が使用できない成分
妊娠初期(12週以内)の方は、
胎盤関門を通して医薬品成分が
胎児に影響をおよぼす可能性があるので、
原則、おくすりを服用しないことをオススメします。
授乳中の方は、
抗ヒスタミン成分、抗コリン成分、アドレナリン作動成分、カフェイン類が
乳汁中に移行することが知られているので、
これらの成分は服用しないようにしましょう。
また、この他に相互作用(飲み合わせ)による成分の重複に
注意していただきたい方がいます。
こんなときは注意しよう
市販のかぜ薬、せき止め、乗り物の酔い止め薬、睡眠導入薬など
これらの医薬品には、鼻炎薬と同様に抗ヒスタミン成分が含まれます。
市販の胃腸薬、便秘薬など
これらの医薬品には、鼻炎薬と同様に抗コリン成分が含まれます。
異なった用途で使用するおくすり同士でも
同じ成分が含まれることが多く
成分の重複によって効果が増強や半減する可能性があります。
飲み合わせには注意し、成分が重ならないような
クスリの選択が必要です。
いかがですか?
自分に該当する鼻炎薬や点鼻薬の成分はありましたでしょうか?
該当する成分がないことにこしたことはありませんが、
もしあるようでしたら、お医者さんやクスリの専門家(薬剤師または登録販売者)に
相談の上、自分に合った商品選びをしてください。