【新生活のスタート準備するのは家具・家電だけじゃない】あってよかった救急箱 | セルフメディUP 登録販売者が教たい自分に合った市販薬の選び方

セルフメディUP 登録販売者が教たい自分に合った市販薬の選び方

ドラッグストアの医薬品・日用雑貨をテレビCMや広告のイメージだけで選んでいませんか?かぜ薬ひとつ取っても配合成分はさまざま。商品選びはまず成分表示から!登録販売者が正しい選び方についてご紹介しています。

もうすぐ、4月

春といえば、新学期・新生活が始まるシーズンですね!!


この春から大学生になった方や

新社会人として、ひとり暮らしを始めた方が

たくさんいるのではないでしょうか?


引越しをして、家具や家電製品、日用品を

新しく買い揃えて、さぁ新生活のスタート!!



ちょっと待ってください!!





何か忘れていませんか!?






そうです!救急箱です。





「私は、ケガや病気にめったにならないから大丈夫!!」


そう思っている方もたくさんいるでしょう。


しかし、病気やケガなどのカラダの不調は

突然やってくるからコワイのです。


「備えあれば憂いない」


救急箱があるかないかで、

日常生活の安心感が全然違うと思います。


今回は、一家に一台備えておきたい

救急箱の中身にについてお話したいと思います。



何をそろえたらいい?


想像してください。


みなさん、自宅でカラダの不調を感じた時、

どんなクスリがあれば助かりますか?


「ちょっと熱っぽくて、せきがするなぁ...」


「頭痛・生理痛でカラダがだるいなぁ...」


「飲み過ぎ・食べ過ぎで胃が苦しい...」


「お腹が痛い、ちょっと下痢っぽいなぁ...」


「イタッ、指切っちゃった」



いろんな場面が想定できると思います。


こんなよくあるシーンを考えて、

自分に必要なクスリを用意しておくのが

救急箱です。






救急箱に入れておきたい必須アイテム


内服薬(飲み薬)


・解熱鎮痛薬 ← 熱さまし、あらゆる痛みに


・総合かぜ薬 ← かぜの諸症状に


・胃腸薬 ← 胸焼け、胃もたれ、消化不良に


・止瀉薬(下痢止め) ← 急な下痢、食あたりに


・整腸薬 ← 便秘、軟便に



外用薬


・シップ ← ねんざ、打撲、肩こり、腰痛に


・ぬり薬 ← 虫刺され、湿疹、皮膚炎に


・ばんそうこう ← 日常の切り傷、すり傷に



衛生用品


体温計、ハサミ、脱脂綿、綿棒、とげぬき、ピンセット、包帯など






救急箱に入れておきたい

常備薬・衛生用品の基本セットはこんな感じです。


この他に自分に起こりうる症状に合わせて

必要なクスリをプラスαで入れておきましょう。



常備薬の選び方ワンポイントアドバイス


普段、健康な方にとって救急箱の常備薬は

いざという時の保険のようなものでしょう。


クスリを使うことなく、

使用期限が過ぎてしまった

なんてこともあるのではないでしょうか?


そんなムダを減らす対策として2つあります。


1.大容量より小容量

2.ビンより分包



それぞれご説明致します。



1.大容量より小容量


基本的に商品というのは、

小さいサイズより大きいサイズのほうが割安です。


しかし、それは全部使い切ればの話です。


使用頻度が低いなぁと思うものがあれば、

「徳用サイズ」などに目を惹かれず

少ない量を選んだ方が結果的にオトクだと思います。



2.ビンより分包


医薬品の使用期限をご存知ですか?


外箱に記載されている使用期限は

未開封の場合であって、

開封後のクスリを保障するものではありません。


開封後では、記載されている使用期限よりも

早く劣化が進むことを覚えておいてください!!


そのため、ビン詰された錠剤などは、

使用頻度の低い常備薬には不向きです。



ひとつずつ小分けにされた、

分包やPTPシート(アルミ箔で包装されたもの)を選びましょう。


小分けにされたものに関しては、

外箱の使用期限が適用されます。




いかがですか?


期待と不安が入り交ざった新生活


実家暮らしでは、想定できなかったことが

ひとり暮らしでは起きる可能性があります。


万が一の時に備えて、

救急箱を準備しておきましょう!!