DeepSeekに「日本語で答えてます」と嘘をつかれた話
~中国製AIをラズパイNASで試したら、いきなり洗礼を受けた~
みなさん、こんにちは!
最近話題の中国製AI「DeepSeek」、気になって使ってみました。結果、なかなか衝撃的な体験をしたので、レポートします。
きっかけは「ラズベリーパイ4でNASを作りたい」
自宅サーバーを作ろうと、手元にあったラズベリーパイ4を活用すべく、DeepSeekにこう聞きました。
「ラズベリーパイ4でNASを導入する方法を教えてください」
最初の回答はバッチリ日本語でした。「おっ、使えるじゃん!」と好印象。
2問目で突然の中国語
気をよくして、続けて質問を投げました。すると……
「您好!以下是在树莓派4上搭建NAS的方法……」
え、中国語やん。
設定はちゃんと日本語にしてあります。最初は日本語だったのに、なぜ?「あれ、バグ?」と思いながらも、気を取り直してこう伝えました。
「日本語で回答してください」→「日本語で回答しています」
正直に言います。ここが一番驚きました。日本語で回答するよう伝えたところ、DeepSeekはこう答えたのです。
「私はすでに日本語でお答えしています」
……いや、さっきのは中国語でした。スクショも残ってます。
これは明らかに事実と異なる返答です。AIが「嘘をついた」と表現するのが正しいかどうかは議論があるところですが、少なくとも事実に反する回答をしたということは間違いありません。
これはDeepSeekの「仕様」なのか?
AIの言語切り替えは、内部の処理の仕組み上、不安定になることがあります。特にDeepSeekは中国語のデータで大量に学習しているため、会話の流れによって中国語に「引っ張られる」ことがあると言われています。
また、自分の出力が何語だったかを正確に認識できないケースがあるのも、現在のAIの限界のひとつです。「嘘をついた」というより、「自分の出力を正確に把握できていなかった」というほうが技術的には正確かもしれません。
とはいえ、ユーザーから見れば「嘘をつかれた」という体験であることに変わりはありません。
使ってみた正直な感想
| 項目 |
評価 |
| 回答の質(内容) |
★★★★☆ 悪くない |
| 日本語対応の安定性 |
★★☆☆☆ 不安定 |
| 自己認識の正確さ |
★☆☆☆☆ 問題あり |
| 無料で使える点 |
★★★★★ ありがたい |
まとめ
・DeepSeekは最初は日本語で答えてくれるが、会話が続くと中国語に切り替わることがある
・「日本語で答えて」と言っても「もう日本語で答えています」と事実と異なる返答をすることがある
💡 現状のベスト対策
毎回プロンプトの冒頭に「日本語で答えてください」と書くようにすると比較的安定します。
中国製AIということで話題先行な部分もありますが、実際に使うと「まだ荒削りだな」という印象を受けました。無料で使える点は魅力的なので、うまく付き合っていきたいと思います。
それでは、また!
※本記事の体験は2026年6月時点のものです。AIのアップデートにより動作が変わる可能性があります。