ブロ友さん(オネエ)を通じて知り合ったブロ友さん(まゆさん)の子供さん(りりかちゃん)が、
先日、腎生検査を受けました。
検査の結果、IgA腎症と呼ばれる病気で、
ベルジェ病と言われた方がわかりやすい人もいらっしゃるかもしれません。
でも、私は全くの無知で知らなかったです。
色々調べたりしたので、講釈たれてみますね

腎臓とは、老廃物を「ろ過」する臓器です。
腎臓は、細かい網目のようなものがあって、血液が流れる圧力(血圧)によって、
老廃物がろ過され、尿の中に混ざって排泄されます。
IgA腎症とは、なんらかの理由でIgAと呼ばれるたんぱく質の一種が異常に増え、
腎臓にある網目がふさがってしまい、ろ過ができなくなってしまう状態のことを言いいます。
その網目(糸球体:しきゅうたい)は、腎臓一個につき100万個ありますが、
この内どれぐらいの糸球体が、「IgA」によりふさがってしまったかによって、病気の進行がわかります。
しかし、例えば30%の糸球体が機能しなくなったとしても、
残りの70%の糸球体が頑張って働いてくれるので、
検査結果・自覚症状共に異常がない事が多いのですが、
50%を過ぎたあたりから、残りの糸球体ではカバーしきれなくなり、
身体がだるい・尿が出づらい・貧血などの症状が出始めます。
IgA腎症と言うのは、扁桃腺炎によって発病し悪くなる、と言う考え方があるようです。
そのため、扁桃腺摘出術と言う扁桃腺を取ってしまう人もいらっしゃるようで、
その効果というのは、正直「やってみなきゃわからない」という感じだそうです。
IgA腎症の治療法は、「薬物療法」「食事療法」「運動制限」の3つです。
「薬物療法」では、ステロイド治療になり、
顔が丸くなったり、にきびが出たり、胃潰瘍、様々な感染症になりやすくなる、
と言った副作用があるそうです。
「食事療法」では、「低タンパク」「塩分制限」「高カロリー」です。
1日に摂るたんぱく質の量の目安は、病期の進行度にもよりますが、0.6~0.7(g)×標準体重。
標準体重(〔身長(m)の2乗〕×22)が60キロの方なら、60(kg)×0.6~0.7(g)=36~42(g)となります。
ちなみに、たんぱく質がたくさん入っている食物は、肉・魚・卵・乳製品。。
塩分を多く取ってしまうと、喉が渇いて渇いて仕方なくなり、多くの水分を摂ってしまいます。
水分を多く取ると、血液量も多くなってしまいますし、血圧も高くなります。
そうすると腎臓にも負担がかかってしまうので、塩分制限は大切です。
腎臓を正常に動かし続ける為には、
「ある程度の高カロリーな食事を維持し続ける」事を意識しないとダメです。
「運動制限」では、激しい運動は避け、軽いウォーキングなどが良いそうです。
運動すると、血圧が上がり、脈も速くなる為、全身の血流量が多くなります。
血圧が上がったり、血流量が多くなると、糸球体にかかるろ過の圧力が上がり、
全体のろ過量も多くなります。
そうすると、糸球体に負担がかかり、網目ももろくなってきます。
腎生検査を受けるために、全身麻酔を施し
麻酔から目覚めてうなされて泣いたそうです。
そりゃそうですよね、まだ小学生ですよ。。
おしっこが出そうで出なくて 頑張ったけどダメだったので、管をいれることになり
ヤダヤダと大暴れし、鎮静剤も効かず に軽く眠らされて 管を入れたそうです。
かなりの尿がたまってて 苦しかったみたいで、
目覚めてから管に気付き「やらないといったのに・・・」と暴れる姿を見て、
ご主人と泣きそうになるのをこらえたと言ってました。。
分かります・・・
うちの父が癌で入院していた時、腎臓を悪くして尿が出ずに管を入れてて、
とても痛くてしかめっ面してたのを思い出しました。
完治が難しい腎臓の病気ですが、
まゆさんは、塩分控えた料理頑張って、治してやる!
とブログに書いております。。

食事療法のごく一部なら少しはお手伝い出来るかなと思い、
以前腎臓病患者さんに提供したパンを思い出し、
成分表を見ながら自分で配合してみました。
ここで成分表が役に立つとは思いもしなかったですが・・・
今週の木曜日~2,3日おうちに帰れるそうなので
その間は美味しいものたくさん食べさせてあげたいと言われてたので、
私の作ったパンも仲間に入れて頂こうと
今日作ってみました。

食塩は使ってませんが、食品によっては多少含まれているものもありますので、
完全に無塩とは言えないと思います。。
外麦はタンパク質の含有量が多いので、一切使っていませんし、
少し米粉が入っています。
普段も、ポストハーベストの心配のない国産小麦粉を使用してます。
一つ味見してみましたが、軽く2つは行けそうです。

りりかちゃんだけではなく、お姉ちゃんたちにも米粉入りの食パンを作りました。
これは、少しの食塩と、牛乳をふんだんに使ってます。

来週からは、治療が始まり、院内学校での勉強もはじまるようです。
東北大震災で、必死になって子供たちを津波から守ったまゆさんだから、
きっとりりかちゃんのそばで、病気から救い出してくれると信じてる

辛いこともあるでしょうが、
遠い空の下から応援してます。。
がんばれ!!