うんブログが宇宙に飛んで行ってしまって、
かなり凹んでしまったちゃろってぃですが、
やはりこれにも意味がありました。
中国自動車道・勝央SAから大阪方面へ、兵庫県境に近い作東ICで下ります。
そこから県道5号線を北上していくこと、2~30分でしょうか?
結構山道、狭いです。
山陽花の寺第13番札所:大聖寺(美作市大聖寺1)
大聖寺本坊山門
ご本尊は、不動明王さま、本坊客殿は、愛染明王さまです。
西国愛染明王 第七番霊場でもあります。
山門左手八十八段厄よけ階段をのぼると、
金色に輝く如意輪観音さまがいらっしゃいます。
その事は、本人にはまだ言ってなかったのでまたの機会にしようと思ってました。
が、アップしても良いという(?)勝手な思い込みかもしれませんが
サインをもらったので書きます。
一段一段上りながら、
厄除け・・・なんで”この階段を上らなくちゃ!”って気になったんだろう?
今年誰か厄年いたかなぁ~と思いながら階段をのぼっていると
今年が男の本厄であるリアともをふと思い、
あの子が立派に厄(役)を終えることが出来ますように!
そう唱えながらのぼりきった時、
私は息があがり過呼吸のような症状がでて、倒れるんか?
いや、絶対に倒れんぞ!!
体全体で、何度もはぁ~はぁ~と異常なくらい
大きな呼吸をしてました。
参拝するのもままならず、なかなか呼吸が元に戻らず、
それでも観音堂の前で自分の住所と名前を大きな呼吸をしながら大きな声で、
お礼とお願いをしました。
まだ大きな呼吸をしている私の元に、突然別のところにいた母から電話がかかり、
呼吸がゆっくり戻ってきて、はぁはぁ言いながらも普通に話せる状態になりました。
すーっと何かが抜けて行くような感じでした。
時間が経てばじきにちゃんと呼吸ができるよ!
と思われるかもしれません。
こういう時の感じって、普段とは違うんです。
きっと、何か因縁が解けたんだ!
呼吸が困難になっていたのがウソのようになくなり、
さっさと階段下りて行くことが出来ました。
この後、続きがあるとは、この時点では知る余地もありませんでした。
満願達成して自宅に戻り、夜中にメールが届きました。
今年、男の本厄である、階段を上りながらふと思った人からでした。
随分久しぶりでした。
”しんどいなぁ~”って。
仕事が忙しくて、夜遅くまでして朝も早くから出て行って、
休みの日もなくずっとフルに働いているとは聞いてましたが・・・
私は、ここでの出来事を思い出し、
”ほんまにしんどいねぇ~。何か伝わった?しんどい思いをずっしり感じた。
愛染さんが、大きな声を出せと言われてる!”と返信しました。
信仰心の強い人なので、わかってくれたようです。
”息が切れそうでも、大きな声を出すんよ!”
どうしてそんなメッセをくれたのか、不思議に思ったので、
”どうしてしんどいってメールくれたん?”って聞くと、
”しんどかったから・・・。ちゃろなら、通じるかと・・・。”
黙って我慢して仕事してるんだなぁ~と、心が張り裂ける思いでした。
確かに、通じました。
それだけでも人間は、救ってもらえるのです。
思いって、それだけ大事な事なんです。
皆さんには、何のことかわからないかもしれないですが、
些細なこと、馬鹿らしいと思ったことにこそ
耳を傾けたりちょっと考えてみてください。
大事な何かが隠れてるかもしれませんから・・・
余談が長くなってしまって、すみません。
大聖寺は、吉川英治氏の小説『宮本武蔵』第一巻、第六節の
「大聖寺の鐘が鳴る。」に登場するお寺です。
山門左手には、武蔵とお通さんの像があります。
皇室ゆかりのある寺院に与えられる尊称『御寺』に由来する精進料理を
ここでは『御寺料理』と称するようです。
必ずもう一度、ここのお寺には参拝するでしょう。
そのときには、武蔵焼の器で精進料理を頂きたいと思います。
さぁ、いよいよ最後の札所に参りますよ。
大阪まで140㎞のところまで来ましたが、今回はここで西へUターンです。
中国自動車道を西へ走り、院庄ICで下りて、国道53号線を南下。
国道そばにあると大聖寺の方はおっしゃってましたが、
走れど走れど見つかりません。
かなり走りましたが、大きな看板が出ていました。
山陽花の寺第12番札所:誕生寺(久米郡久米南町里方808)
山門
本堂(御影堂)
浄土宗他力念仏門の開祖、法然上人降誕の聖地。
境内には、誕生椋、片目川、産湯の井戸など、永き歴史を物語るものがあります。
片目川
逆木の公孫樹(いちょう)
法然上人15歳の時の御手植えいちょう(天然記念物)
銀杏の大木が逆さに伸びたという、このお寺の七不思議のひとつです。
人形供養もしていただけるようです。
最後の札所で、大木の銀杏を見ることが出来たのは、
これからの未来を切り開いて行くための、
貴重な教えを頂いたような気がします。
誕生寺を最後にした理由は特にないのですが、
満願達成して、そこからまた新しい自分の誕生・・・
ここに到達して納め、ここから出発するべき場所でもあるのかな?
って思いました。
山陽花の寺二十四か寺、無事に参拝することが出来ました。
どのルートで参拝するのが一番良いのかわからないまま、
無計画ではあったものの、全てが導かれての参拝でした。
誕生寺から帰りに、ドイツの森にも寄って見たかったのですが
2度道に迷い、行く道がわからなかったのです。
それだけ時間のロスがあり、あたりは薄暗くなってきて
「寄り道しないでまっすぐ帰れ!」
と言うことだろうね。と話しながら、国道53号線をずっと南下して
高速に乗る前に、夕飯のおにぎりやパンを買って
ガソリンを入れて、愛車に”よろしね!”と声をかけて
山陽道・岡山ICから高速にのり、熊毛ICで下りて自宅に戻りました。
総走行距離、990㎞
愛車が一番頑張って走ってくれました。
クイズに応募して下さった皆さんに、お土産をお送りしたかったのですが
予算の関係やお土産を選ぶ時間もままならなかったので、
ほんとに悔しい思いをされた方々には、
申し訳ございませんでした。
参加して下さった方々や、いつもブログに遊びに来て下さる方々と
これからも仲良くお付き合いしていただければと願ってます。
本日も一緒にご参拝していただき、ありがとうございました。