尾道から国道2号線を通って次の目的地、三原へ移動。。
私の車には、カーナビは付いてません。
負け惜しみじゃないけど、必要ないから・・・
人に誘導されながらの旅は、もともと好きじゃなくて
自分が地図を片手に目的地を探すのが、私流の旅の楽しみ方なんです。
計画性がなくて、無駄な時間を費やすかもしれないけど、
その無駄な時間と思われる時間が
とっても貴重なんです。
先ず、目指したのは広島空港近辺のJR山陽本線・本郷駅です。
そこから更に山手方面へ
21番札所・佛通寺(ぶっつうじ)
山紫水明の禅道場
ご本尊は、釈迦牟尼仏、十一面観世音菩薩様です。
宇宙世界のすべてを、隅々まで見透し
観音様の慈悲のお力は、世界のどことして及ばないところはない、
その広大無辺の姿を象徴してます。
着いた途端に空気が全然違うのを感じました。
川のせせらぎと並木道・・・自然の美しい所です。
この橋を渡る者は、一切の俗塵を捨て去らねばならず、
偏(ひとえ)に身も心も清浄無垢になり、仏殿に修行を誓う解脱の門に等しい橋となる。と言われてます。
山門をくぐると、龍がお出迎えしてくれました。
とっても涼しくて、思わずお昼寝したくなりました。
綺麗に庭のお手入れがしてあって、
心がとても和みました。
朱印帳にご記入してくださる方によって、
お寺の教えやどんな修行をされてるのかがわかります。
素晴らしい方が、ご記入してくださいました。
この時期、参拝する人が少なく、
雑念もなく自分の心と向き合うことができたような気がします。
紅葉シーズンは、めっちゃ混雑するようですよ。
この近くに『昇雲の滝』って言うのがあるそうなのですが、
また紅葉シーズンに来た時に行ってみたいと思います。
では、次の札所にご案内します。
車を走らせていたら、『瀑雪の滝』と言う看板が目に付き、
どうしても見たくなって、案内板を見ていたらハイキングコースになっていて
何か所か滝を見ながら次の札所に行けるようになってました。
駐車場から200mくらい登ったところで目に飛び込んできたもの。。
膝を悪くしている母にはちときつく
母は引き返すことにし、私は途中にある滝やお寺を目指すことにしました。
ここの滝壺で遊んでる男性3人がいて、
上のお寺には車で行かれるよ~って教えてくれましたが、
この瀑雪の滝を目の当たりにしたら、その上にある女王滝を見たい!
そう思いました。
しかし途中で、ここまでしんどい思いをして登ってきたのに
あと870m残ってるんか?
ここは、足場が不安定で、渡るのに濡れるやろ?
って感じの場所で、立ち止まってちと考えました。
母と一緒にお寺を巡礼して歩いているのに
私だけ参拝するってのは、ちと納得いかんなぁ~と思い、
車でお寺のそばまで行き参拝できるなら
引き返して車で一緒に参拝しようと思い、下山することにしました。
やはり、一人が山道を登るのは危険!と判断したわけで・・・
毛利元就のオープニングに使われていた
『女王の滝』見たかったけど、次回のお楽しみ・・・
ってことで、紅葉とともに今度画像を撮ってきますね。
車を止めていた場所から、こんなすごい橋が見えました。
そこにいたオッチャンに、棲眞寺に車で行く道を尋ねていたら
このすごい橋を渡って行くって教えてもらった。
この橋の本名は、広島空港大橋って言って、
広島中央フライトロードの一部なんだって。
橋長800m、アーチ部の長さ380m、日本一のアーチ橋で、
橋面の高さは県道から190m。。
この橋を渡って、しばらくしたら次の札所に到着!
22番札所・棲眞寺(せいしんじ)
蓮の花で有名なお寺で、
ご本尊は、千手千眼大悲観世音菩薩様
蓮の花、綺麗ですねぇ~
時間も押し迫ってきて、次の目的地は東広島の西条です。
西条方面の道路を探していると、
道の駅「よがんす白竜」と言うところに来ちまって
湖側の駐車場に車を止めてびっくりしたのが、
この画像!
龍さんや~~
何か道に迷ったおかげで、すごく素敵な物見ることが出来ました。。
秋には再び訪れたいです。
また来たい!と、
何故か惹かれるものが多かったような気がします。
よっしゃ~!
お次は、東広島市西条です。
23番札所・福寿院
西条ICから国道375号線経由、約10分かぁ~
IC降りたら時はすでに、16時20分。
行けども目的のお寺はありゃしない・・・
とうとう電話して聞いてみたら、
「行き過ぎてるからJR在来線の西条駅まで戻ってください。
そしたらまた、電話してください。」
駅前の交番で場所を尋ねたら、
ご親切に教えてくれました。
ようやく辿り着いて駐車場に車を置いたら、
お寺の境内は焼肉の匂いがぷんぷんしていた。。
「お電話くださった方ですか?」
と出迎えてくださったのは良かったけど、
本堂がどこなのかわからない!
キョロキョロ探す羽目になり、朱印受付時間が過ぎていたので、
先に朱印帳にご記入をお願いしておこうと思ったら、
すでに書いてあったのを出され、おまけに
「お参りして帰ってくださいね。」と言われた。プリ(*`З´*)プリ
まぁ、確かに参拝してから朱印帳にご記入してもらうのが
筋だよな。
小銭がないときは、先にご記入していただくこともあるけど・・・
石庭がきれいだと聞いてはいたけど、
それすら見る気が起らなかった。
ここのお寺は、私たちと違う因縁を持ってるような気がした。
たいてい仏様が「早く来い!」って呼んでくださるのに、
ここのお寺さんは、近く寄るどころか
一度遠くに離れました。
なかなか辿り着けませんでした。
そんな因縁なのかな?って思いましたが・・・
色々あった一日でしたが、
山陽花の寺24か寺の内、16か寺に参拝し
山口県、広島県を制覇し、
後は岡山県の8か寺を参拝する修行が残ってます。
鳥取県側、兵庫県側、瀬戸内海側、吉備中央と分散されてるので
泊りがけで参拝するようになるかな?
まだまだ知らない場所で、いろんな出会いと修行をしていきます。
前編・後編と、長々と読んでいただき
ありがとうございました。